パンを焼くのだ2011年11月01日

11月!
もう11月だなんて信じ難い気がする。
やはり今年は震災の影響か時の流れが不均一なのではないか。
オロオロしているうちに時が流れ、このままではあっという間に今年が往ってしまう。

それにしてもあと一週間で立冬だと言うのに、気温がなかなか下がらない。
数日後には夏日まで予報され、少し心配だ。
半袖で歩けるのは良いけれど、畑の野菜に季節外れの高温影響が出るからだ。
レタスや大根に軟腐病が出なければ良いけれど。

--------------------------------------------------------------------------


朝5時前に起き、30分後に出勤し、今日の労働に励む。
昼食はコンビニのオニギリ。 おやつにバナナ。
12時間働いて帰宅。

帰宅とほぼ同時に、宅急便のお兄さんがやって来た。
重いですよ、と言って手渡してくれたのは、先日買ったパナソニックのホームベーカリーだ。
ついに買ってしまった。
ずっと欲しかった機種がモデルチェンジで旧型になり値崩れしたのを見たら、もう我慢ができずに購入ボタンを押していたんだ。
ああ、これで簡単に自分でパンが焼ける。
なんて嬉しいんだろう。

この機種はフランスパンも白パンも焼けるし、残ったご飯を材料に加えるだけでモチモチのパンも焼ける。 うどんやパスタ生地も作れるし、餅だってつけるんだ。
慣れてきたらアレンジして好みのパンを焼くのも楽しいだろう。
まずは一度、レシピ通りに焼いてみよう。
今から小麦粉、酵母などの材料を買いに行くのだ。
明日の朝は焼きたてパンで朝食の予定。

パンを食べた2011年11月02日

朝起きて、溜息混じりに二階のリビングへ上がる。
今日は職場の勉強会で1時間しゃべらなければならない。
憂鬱な一日の始まり。

ところが階段を昇るとキッチンから何とも言えぬ良い香りがしている。
そうだ、昨夜タイマーで予約したパンがちょうど焼き上がる時間なのだ。
衝動買いし、昨夜届いたホームベーカリーの初稼動。 どんなパンが焼きあがっているのか。
一気にテンションが上がり、キャンベルのコーンスープなど作り朝食の準備だ。

--------------------------------------------------------------------------------


焼きたてのパンって、こんなに美味しいのか。
自分で作ったという贔屓目を差し引いても良い出来だ。
市販の高級食パンより材料も製法も劣る素人パンが、焼きたてと言う優位性のみでこれほど美味いのだ。
自分で作った野菜だって釣った魚だって、新鮮だからこそ美味いんだ。
普段朝食など食べないくせに、一斤のパンを殆ど平らげてしまい自分で驚いた。

これなら飽きずに続けられそうだ。
重要なのは、いかに簡便にパンが作れるかと言うこと。
その点、材料を計量しスイッチを入れるだけで焼けるホームベーカリーは良い味方だ。
今夜は明日の朝食用にフランスパンの準備をしよう。
これはきっと、肥るな。

今回の材料
小麦粉(強力粉)・日清カメリヤスペシャル。
油脂・よつ葉無塩バター。
糖分・白砂糖。
乳製品・森永スキムミルク。
酵母・日清ドライイーストスーパーカメリヤ。
塩・ぬかみそ用の普通の塩。

使った機器はこれ。 (新製品が出たので、そろそろ売り切れになると思う)

小麦粉の銘柄によりパンの出来が違うそうなので、伊勢丹に行った時にでも買い込んでこよう。
そうそう、焼きたてのパンを潰さず切る為にパン切り包丁も手に入れなくっちゃ。




嗜好が違う2011年11月04日

朝5時前に起き、昨日焼いたフランスパンの残りを齧る。
初めて作ったフランスパンはとてもよく焼けた。 あの堅い皮が好きなMも大喜びだったのだ。
とことん嗜好が違う僕らはこんな時に便利だ。
Mはフランスパンの皮を、僕は中身を。
同様にブロッコリーの芯と先っぽ、ゆで卵の白身と黄身、オリーブとアンチョビ。
シチューのニンジンは全てMの担当だ。

--------------------------------------------------------------------------------

6時半、職場入り。
日常業務と一昨日の勉強会の後始末。
そして今年もまたインフルワクチンの名簿作り。
それなりに働き、それなりに疲れて帰宅。

--------------------------------------------------------------------------------

昨日収穫した落花生。
一時期続いた秋雨の影響で収量は相当減ったけれど、それでも一応の収穫。
母の実家の叔母が楽しみにしている落花生。
失敗は赦されないのだ。

これは暫く時間を掛けて干し、正月の煮豆に。
鍋一杯ほどは茹で落花生にして酒の肴になる予定。

夜、ボンヤリしていたら灯油の移動販売車が回って来た。
18リットルで1760円だ、と言っている。
リッター100円は一昔前のガソリン並みの価格。
今年は節電で灯油暖房に切り替える人も多いだろうが、COP値の大きくなっている最近のエアコンのほうがずっと省エネではあるんだよな。


母の寿司2011年11月05日



実家(と言っても隣家だけれど)に顔を出し、母が作った寿司を貰ってきた。
これは僕の好物の高菜で巻いた寿司。
食材無く夕飯を冷凍食品で済まそうかというタイミングで良いものを貰ったぞ。

早速「鳳凰美田 純米吟醸 髭判 無濾過生」という素晴らしい酒を開け、ゆっくりと頂く。
美味い!
子供の頃から好きだった母の手料理を今になっても食べる事が出来るのは、とても幸せな事だ。


事故のこと2011年11月06日

昨日、某埼玉トヨタのディーラーで車修理の相談。
Mの息子が母親の車を大破させたからだ。
先日免許を取ったばかりのその子は、当然のように母親の車を乗り回しはじめた。
自動車保険の年齢条件の不備を指摘し「年齢条件なし」に変えさせたのが先週。
そして早速、高い縁石に乗り上げ自走不能になるほどの事故を起こしたのだ。

あの頃の自分を思えば、車に乗りたいのは当然だ。
18歳で免許を取らせてもらい車まで買い与えられた僕は、今回の事故までの流れに口を挟むつもりは無い。
バイトで貯めたお金で教習所に通い免許を取って、そこに母の車が有るなら乗るなと言う方に無理がある。 でも今回僕が憤然としたのはその後だ。

事故後、母親に電話を一本入れただけで彼はバイトに行ってしまった。
その後も友人と出掛け、事故の状況も詳しく話さず、キチンと謝らずにうやむやにしている。
自走不能な車をディーラーに取りに来てもらい、その後何もせずにどこかへ行ってしまったんだ。

やった事の自覚が無いのか。 それとも母に合わせる顔が無いのか。
一つ確かなのは、もしこれが父親の車だったらこんな事はしない。
バイトなどに行かず事故の状況を話し、キチンと謝りもするだろう。
なんだかこの事故までが父親不在の影響、そして僕の責任なのではないかと思ってしまう。

娘とはあれほど上手く行っているのに、Mの息子と腹を割った話しが出来ない。
それでも以前に比べれば2人だけでも出掛けるし普通に話も出来るけれど、でもどこか互いに遠慮があるのだ。
今回の件でも僕は彼に対して強く叱る事が出来なかった。
なんだかとても嫌な気分だ。

車は足回りのダメージが大きく、修理か廃車かはまだ決まらず。
僕としてはフロント周りをごっそり交換し、サイドシルまで切り貼りして修理するよりは潔く廃車にした方が良い気がする。
それを彼がどう思うかは知らないけれど。

--------------------------------------------------------------------------

小春日和の月曜日。
終日、測定機器の修理立ち会い。
昼食にコンビニの生姜焼き弁当を食べたら酷く胃もたれした。

自宅に電気工事が入る都合で17時帰宅。
家を作るとき、駐車スペースや玄関脇には付けた屋外コンセントを庭側に付け忘れたのだ。
近所の電気屋さんが30分ほどで増設してくれた。 6000円なり。
これで庭に外灯を付けることが出来るぞ。
照度センサをつけた照明を数本置き、暗くなると勝手に点くようにしたいんだ。

晩酌の肴は竹輪。
この穴にキュウリを入れるのって誰が考えたのだろう。
マヨ醤油を付けてポリポリと齧るのが好きだ。

クルミパン2011年11月08日

昨夜の雨もあがった立冬の朝。
いよいよ、暦の上では冬。

東京の日の出は6時9分。 日没は16時40分。
もう充分に太陽の力は弱っていると言うのに、日の出はこの先まだ30分も遅く、日没は10分以上も早くなる。
夜の暗さが圧倒的な季節が来た。
冬本番となる前にもう、春の光を想うのだ。

-------------------------------------------------------------------------


今朝もパンの焼ける香りで起床。
ホームベーカリーを買ってまだ一週間。 もう自分でパンを焼くことが生活の一部となっている。
食パン、フランスパン、レーズンパン、紅茶パン、全粒パンと焼いてきて、今朝はクルミパン。
嗚呼、美味し。
この生活は確実に肥ると解っているけれど、焼きたてパンの誘惑には勝てない。
毎朝腹一杯パンを食べて出勤するようになってしまった。

ホームベーカリーを使っての感想は、とにかく簡便に美味いパンが焼ける。
小麦粉、塩、砂糖などの材料を計量し、あとはスイッチを入れるだけでパンが焼きあがるのだ。
僕の使っている機種はイーストも、レーズンやクルミ等の材料も自動投入してくれる。
後始末も面倒ではないし、機器もそれ程嵩張らない。 
なにより自分好みのパンが焼ける楽しさがたまらないのだ。

-------------------------------------------------------------------------

仕事は特記事項なし。
午後の会議があまりに長く、つい居眠り。
会議室の空気の悪さと暑さが、眠気を催すのだ。 



寒くなってきた2011年11月10日

朝5時にワンコと散歩に出たときの気温は9.9度。
久しぶりに一桁の温度を見て、冬が来たことを認めざるを得ない。
今年もまた、あの厳しい季節を越えなければならないのか。
ヒトも犬のようにモコモコと冬毛が生えれば良いのに。

そう言えば、手に入れた灯油ストーブの火入れの儀もまだ行っていないのだった。
とりあえずガソリンスタンドで20リットルの灯油を1730円で求め、出番に備える。

出勤直後からフル稼働し、気づけば昼。
忙しいときはトイレに行くのも忘れてしまう。
でもその忙しさは充足感をもたらしてはくれず、午後一で送り出し。

-------------------------------------------------------------------------

夜、Mから着電。
車の廃車の件で暫く相談。
彼女はなんとか直したいと言うが、保険屋的には全損扱いだと言う。
どうしたものか。

色々と考えねばならないことが多く、でもアタマが廻らない。
ただ、ボンヤリと本を読んでいたいだけなのだ。

からすのパン屋さん2011年11月11日

長く前線を曳いた低気圧が、南海上を東進している。
東京は朝から冷たい雨。
気温は上がらず、夜明け前に出た12度が今日の最高だ。
気力までをも冷ましてしまうような灰色の一日。

車で出勤し、今日の労働に就く。
仕事があるのは有り難い事だ。 
昼食を食べる時間も有ったし、それなりに必要ともされた。
でも、何かを満たされた気がするでもなく、夕方退勤。
何を満たされたいのかは自分でも不明だ。

アメリカに住む幼馴染より着電。
去年産まれた子のお宮参りに、正月前後の予定で帰国との事。
それにあわせてクラス会をしようか、など盛り上がるも電話を切った途端に気持ちが萎む。
誰かに幹事を丸投げし、自分は参加だけという方向で作戦を練ろう。

-------------------------------------------------------------------------


今日はベーコンとオニオンのパン。
荒挽きの黒胡椒を効かせて、ワインとの相性が抜群だ。
昨日焼いたラムレーズンパンも美味かったなあ。
もうパンだけ焼いて暮らしてゆきたい。 パン屋として生きていきたい。と幼馴染にメールしたら、
アンタは小1か小2で「からすのパン屋さん」を読んだ時も同じ事を言っていたと返事が来た。
進歩なし。




ストーブの火入れ2011年11月12日



先日買ったストーブに火を入れてみた。

見ただけで嬉しくなるような、そのオレンジ色。
反射式ストーブやファンヒーターとは違う、対流式ストーブ独特の柔らかな暖かさ。
ガラス製のホヤが綺麗に輝き、部屋の照明を点けてしまうのが勿体無いほどだ。

ヤカンの湯が沸くチリチリという僅かな音以外は全くの無音。
炎のゆらぎに鎮静効果がある事を、はっきりと感じる。
ストーブの前に座りいつまでもボンヤリ見ていたくなるような、そんな心地良さ。

-------------------------------------------------------------------------

使ってみて解った短所は、まず灯油タンクが別体でないので給油に不便。
またタンク容量が5リットルとやや小さく、最大火力では20時間で空になる事。
天板が小さく、小型なヤカンしか乗らない事くらいか。

でもそんな事は、この筐体の小ささ、
火力の調節幅の大きさ(50パーセントにまで火力を落とせる)事。
シンプルで故障する場所が無い事。 マッチで点火可能。
そして何よりホヤが輝き、照明用途としても利用可能な事を考えれば些細な欠点だ。
何より、今や生活の場から遠ざかってしまった裸火を間近に見られることが嬉しいんだ。

リビングの容積からいってメインの熱源にはなりえないけれど、エアコン暖房の補助としてきっと活躍してくれると思う。


聖護院大根を煮た2011年11月14日

昨夜あまり酒を呑まなかったからなのか、それとも疲れが溜まっていたのか。
中途覚醒も無く、深く泥のように昏睡した。
それはいいのだけれど朝なかなか起きられず、ようやくベッドから這い出たのが7時。
この時間では洗濯もゴミ出しもままならず、ワンコの散歩と言うかトイレだけ済ませそそくさ出勤。
朝の慌しさを引き摺り、なんだか落ち着かない週明けとなった。

日常業務に加えてイレギュラーが数件。
押し付けられたインフルワクチン関係の雑務と会議と勉強会で一日が終わる。
昼食はランチョンミーティングと称して出前した中華。
午後、ミカンを差し入れに貰った。

-------------------------------------------------------------------------

ディーラーから連絡が入り、息子が大破させたMの車は廃車が決まった。
直そうと思えば修理も出来るが、時価を上回る修理費を掛ける価値は無かろうと言う事だ。
こちらとしてもアレほど足回りを潰した車を修理して乗りたくは無い。
何しろフロントストラットがグニャリと曲がり、サイドシルが変形してドアも閉まらないのだから。
母親の車を廃車にした事を本人はどう思っているのか。
なんだかヘラヘラして反省の色は皆無だけれど。

早々に、廃車になるその車から部品を外しに行かなくてはいけない。
ナビもETCも僕が取り付けたもので、次に買うだろうMの車でまた使えるものだから。
余計な作業に貴重な時間を割かれ、腹が立つ。

-------------------------------------------------------------------------


昨日、大根を数本収穫した。 聖護院と総太の二種だ。
そのうち聖護院大根を炊いて酒の肴とする。

ようやく平年並みになったけれど、初秋の頃に続いた高温の影響で出来はイマイチ。
秋冬野菜は冷涼な環境でゆっくり育てなければ本来の美味さが出ない。
育ちが早過ぎたコイツは聖護院大根に特有のきめ細かさに乏しい。

天候に左右される野菜作りって苦労が多い。 
だからこそ良く出来た時の喜びが大きいのだけれど。
次の収穫分はきっと良い出来だ。