1月2日2019年01月02日



夜明け前の月と金星。
月は月齢26で、1月6日に新月となり生まれ変わる。
神道の思想「常若」では正月は人間をも生まれ変わる日とされる。
生まれ変わり、とまではいかなくても新しい年に多少でも希望を持ちたい。
去年より、少しでマトモな人間になれるよう頑張ろう。

MとMの娘はそれぞれの家や職場へ帰って行った。
数日間ずっと騒いでいたテレビを消した。
しんと静まった家でボンヤリとする。
一人だと、この家は本当に静かだ。

賑やかで楽しい年越しだったけれど、この静かさに少しホッともしている。
明日からは僕も仕事。
また日常が戻ってくるんだ。
今年もよろしくお願いいたします。



懐かしいこと2019年01月05日

冬至は12月22日で、そのころ東京の昼時間は9時間45分しかなかった。
あれから2週間が経って、今日の昼時間は9時間51分だ。
これから加速をつけて昼時間は長くなり続ける。
6月下旬の夏至まで、昼は成長を続けるんだ。

そうして毎年変わらず季節が巡る。
そのようにして、また一年を歩んでゆく。


まだ1月5日だというのに、正月など本当に越したのかといった気分。
お祭り騒ぎの名残りなど欲しくはないが、この変わり身の早さは凄い。
ルーチン、会議、出張り、講師、またルーチン。
忙しさは嫌いではないけれど、年末の慌ただしさも終わらぬうちにまた走りまわる。
もう嵐のよう。
その渦の中で、みんな強いな、と思う。
自分がいつか脱落し、あのセリフを吐くことを想像する。
「パトラッシュ、僕も疲れたんだ。なんだか、とても眠いんだ。」


Mはまた夜勤が続いている。
その合間に、実家に通い母親の介護。
そんなMの苦労話を聞きながら、あの頃のことを思い出す。
僕が実母の介護をしていたのはもう5年前。
あの頃、この苦労や悲しさがやがて後悔でなはく懐かしさに変わるように。
それだけを願って今を耐えようと思っていた。

そして5年。
いつの間にか、悲しさは懐かしさに変わろうとしている。
母の介護をしていたあの頃が懐かしい。
なんて懐かしいんだろう。





散歩2019年01月09日



3日に今年の仕事をはじめてから、休んでいない。
明日も出勤だから8日連続出勤後、金曜日にようやくの休日。
その日もMのお母さんの病院付き添いだから休日と言えるかどうか。

まあ、その程度のことで特別忙しいという訳ではないけれど。
職場と家の往復、そして風呂、飯、睡眠。
そんな毎日の中で、犬との散歩が楽しみだ。
今の時期、朝も夕も暗い中を歩く。
寒い中をトボトボ歩く。
それもまたよし。


初雪2019年01月12日

小寒と大寒の間。
まさに寒中にあって都心は今日が初雪。
昼過ぎ、職場中庭を散歩した時の気温は4度。
暖冬と言うけれど、ようやく冬らしい痛いような寒さがやって来た。

しかし大寒の次は立春。
朝まだ暗い時間に犬と散歩をしていると、春が遠くないことを実感する。
だって、夜明け前の天は春の星座が満開だもの。
明けのビーナスが華を添える今は尚のこと春が近く思える。
昨日靖国で見た桜の蕾はまだまだ硬かったけれど。

立春の前日が季節を分けるという意味の節分。
その日に食べるとされるのが恵方巻。
今年もお店ではその予約合戦がはじまっているし、
2月に入ればあの太巻きが山と積まれるだろう。
そのお祭り騒ぎを、少し離れたところから面白おかしく眺めている。
恵方巻なんて言葉、ちょっと前までは知らなかった。
もっとその由来や歴史を伴った宣伝をすればいいのに。

血圧が上がってきました!とか、
小さな字が見難くなってきました!とか、
腰痛が治りません!とか、
歯が!とか、体重が!とか、物忘れが!とか。
もうビックリマークばかりの毎日。
50年以上も生きていると、体の老化はやむを得ない。
でもここ数年、急速にそれを感じるようになった。
そう言えば明日は僕の誕生日だった。
52年も前に母が産んでくれた体を大切に使わなくっちゃ。

1月15日2019年01月15日

朝まだ暗い時間に犬との散歩から帰り、お茶を入れる。
今日は早くに出勤するけれど、それでもまだ家を出るまで1時間。
新聞など流し読みし、そして今日が祖母の命日だと気が付いた。
2001年の今日、祖母は100歳で逝った。

あの年、ずっと病院の個室に付き添っていたっけ。
でもあの日の朝、僕は他院へ入院し最後に立ち会えなかった。
僕の顎に出来ていた顎下腺腫はもう待ったなしの状態で、
その手術の日程を変えることが出来なかったからだ。

あの日までの僕や我が家と、それ以降のそれは全く違うものになったな。
祖母が趣味で作っていた家庭菜園は相続で失くした。
僕が大好きだったあの古い家も賃貸住宅に変わった。
祖父母が植え大木になっていた樹もみな切り倒してしまった。

この18年の間に父も母も居なくなり、僕は実家も無くし小さな家を建てた。
そしてMが月の半分ほどをこの家で過ごし、Mの子もたまにやって来る。
そりゃ18年も有れば色々な事が変わる。
僕だってすっかり歳をとった。
でも祖母との暮らしも、教わった事も少しも忘れはしない。


今の時期、食べても食べても畑の大根を食べ切れない。
毎年もっと少なく種を蒔こうと思うけれど、借りている畑が広すぎてつい作ってしまう。
食べ切れない分はこうして干すのだ。
切り干し大根と言うには大きすぎるし、凍み大根と言うには東京の冬は暖かだ。
だから何と呼べばいいのか解らないけれど、毎年これを作っている。

干しあがった大根を出汁で戻し、ニシンや豚バラで炊く。
その美味いことよ。
これも祖母に教わった数えきれない事の一つ。
僕とって祖母の存在は本当に大きなものだったと改めて思う。
今夜はそんな祖母の好きだったカキフライを作った。


本が読める2019年01月20日

この時期、仕事でインフルエンザの人と接することが多い。
目の前で咳き込まれたり、くしゃみをされたりも日常の事。
だから、自分の検査を毎日欠かさない。
インフルエンザに掛かっていても発熱しない場合もあるから、症状が無くても繰り返す。

17日異常なし。
18日異常なし、しかし夜から寒気。 熱が乱高下し、36度から37.8度。
そして19日の朝、うっすらと陽性反応あり。
その時点ですぐに抗インフルエンザ薬を服用。
これは新薬で、一回の経口投与でウイルスの増殖を抑えるとされる。

その後、発熱咳共にほとんどなく、少し頭が痛いくらい。
でも職場の決まりで5日間は休まねばならぬ。
親が亡くなろうが盆暮れだろうが、連休をとってもちょっと顔を出すことが多い。
完全な連休って、インフルか自分がオペした時くらいか。

こうしている間も仕事はたまり、誰かが替わってくれる訳ではない。
休み明けの自分が辛くなるだけなんだ。
でも数年ぶりのこんな機会、それを考えても仕方がない。
幸い具合はそれほど悪くないのだし、本を読んでゆっくり過ごすことにしよう。


昨日は左を読み、それが素晴らしかったので同じ作者の右を朝から読んでいる。
こんな読書に没頭できるなんて何年ぶりだろう。
食料の備蓄もあるし、次の出勤日まで家に閉じこもり本の世界に籠る予定。
買ったままで積んである本が20冊も溜まっているんだ。

ちょっと忙しい2019年01月25日

仕事で感染症の方に接する機会がとても多い。
そして今回は自分自身、インフルエンザに感染し数日間の休暇を余儀なくされた。
その間も仕事は溜まるばかりで、休み明けから全開を強いられる。
仕方のない事だけれど、嵐のような忙しさの中で助けを探す。
誰か、少しでも良いから手伝ってくれ。

一人部署はマイペースで仕事出来て良いですね、という人もいる。
とんでもない。
目の前の作業に没頭する間、他の仕事は全て止まっている。
自分のペースなどどこにも無く、いつも誰かに小突き回されている気分だ。

そして2月の終わりに、とても大きな仕事上の山場がある。
数年に一度のその山を越えなければどこへも行けない。
逃げてしまう事は出来ず、もう覚悟を決めるしかない。
僕に出来る事は、完全な準備。
出来る事をすべてやり、その困難を迎え撃とう。
それを乗り越えることが出来たら、少しは自信も出てくるだろう。

立春まであと10日ほど。
そして3月はもう目の前。
春になったら、きっと良いことが有る。
それを楽しみに、もう少し頑張ろう。

秩父へ逃避2019年01月30日

正月明けに風邪ひいて。
その後インフルエンザ、そしてまた風邪。
その間仕事が猛烈に忙しくなって、でもインフル罹患中は休まなきゃいかんし。
ようやく少し先が見えたと思ったら、出勤途中の信号待ちで追突された。
しかも相手がそのまま逃走。 
ドライブレコーダに相手のナンバーは写っていないし。

車のヘコミと体の疲れでプツンと何かが切れた。
そんな時、共同作業するはずの方がインフルエンザ発症。
じゃあ今日はもういいや、と仕事を休んで秩父へ逃げた。
ここまで来て携帯も切ってしまえば、今日だけは邪魔も入るまい。


日当たりの良い山道を散策したり。


消防航空隊の訓練を見たり。


美味い物を食ったり。


氷柱を見ながら吊り橋を渡ったり。


甘酒を貰ったり。

やっぱり秩父は良い。
きりっと冷えた空気と山と広い空。
ここへ来ると生き返ったような気分になるんだ。
一日こうしてフラフラしただけで、心身ともに元気が出たようだ。


夜、秩父の銘酒・秩父錦を呑んだ。
蔵元で買った、この時期だけの甕口酒。
肴は秩父の蕎麦と、名物「味噌ポテト」
美味し。

そして警察より連絡あり、追突の相手が名乗り出て来たとの事。
最初から事故処理していれば、互いにこんな嫌な思いもせずに済んだものを。
でも、相手の保険から全額負担で修理することになったから、もういいや。
怒るだけのエネルギーがもったいない。

2月の終わりに仕事の大きな山場がある。
それが終われば。 3月なれば。
春と共に良いこともきっとやって来るだろう。