犬を洗う2017年01月21日

1月21日土曜日。
寒の内で、冬土用の期間でもある。
寒は大寒の終わりまでで、土用は季節の変わり目を指す。
つまりそれらは共に2月3日に終わり、2月4日から暦では春だ。
東京の日の出は6時48分で、年始より3分早くなった。
日の入りは16時57分で、これは一頃より29分も遅い。
そんな、春を待つ北風の一日。


仕事は昼まで。
午後、Mの娘が遊びに来た。
犬のシャワーを手伝ってもらい、一緒に買い物にいき、夕飯を作る。
酒を呑み、テレビを見て、歌って踊る。 そして笑う笑う。 
若いって凄い。
もう全身からエネルギーが放射されているようだ。
こうしてたまに遊びに来てくれる事が嬉しい。
良い年頃だもの。 休みの日は彼氏とでも過ごせばいいのに。

今夜は泊まって、明日の昼に帰ると言う。
そして午後から夜勤入りだ。
救急病院の夜勤、大変だろうな。
でも、仕事が楽しいと言う。
母親の仕事を見て育った娘だもの。
きっと優しい看護師だろう。


腰を痛めて日帰り温泉2017年01月17日

朝、靴下を履こうと屈んだ瞬間、腰に鋭い痛みが走った。
しばらく椅子に倒れこみ、急性の痛みが退くのを待つ。
そしてロキソニンを二錠。

この痛みをナメてはいかん。
整形外科でも腰椎のズレを指摘されているし、何より自分の経験がそう言っている。
今日予定していた畑遊びなどとんでもない。
腰を温め、安静にしないと。
と言うわけで急遽、Mと日帰り温泉へ行った。


宮沢湖畔のいつもの場所。
温泉、岩盤浴、昼寝、温泉、岩盤浴。
もう充分すぎるほどに体を温め、デッキに出てしばらく風にあたる。
丘陵の向こうに広がる奥武蔵の山々が美しい。

この湖には昔、親父と何度か来た事がある。
幼稚園の頃、スバル360に釣り道具を積んで遊びに来たんだ。
車オタクだった親父が、この車は戦争中に戦闘機のエンジンを開発していたヒトが設計
したんだぞ、と自慢した事を覚えている。
でも非力なそれは調子が悪く、宮沢湖の坂を昇れず路肩に停めて歩いたんだっけ。

ここで縄文時代の遺跡が見付かったのもあの頃じゃなかったかな。
数箇所の集落に数十の住居跡が見付かったと聞いた。
住居群の真ん中には広場があり、祭りが行われていたとも聞いた。
黒曜石の矢じりとか装飾の施された土器なんかが出たらしい。

今の僕よりずっと若い親父と園児の僕は、釣り糸を垂れながらそんな話をしたろうか。
当時の僕はそんな時間がずっと続くと思っていただろう。
子供なんて、いつか親が居なくなるなんて思いもしないものだ。
でも今に思えばそれは宝物のような一瞬だった。

この湖畔には今、ムーミンのテーマパークが出来ようとしている。
周辺はすべて立ち入り禁止で、今後工事が急ピッチで進むだろう。
年間100万人の入場者を見込むというそれが出来たら、環境も大きく変わるだろう。
こうして昔の宮沢湖を眺めるのも終わりだな、と思う。
縄文人も、親父だって、そんなテーマパークを見たら腰を抜かすだろうな。



フットレスト2017年01月16日

先日まで6時51分だった東京の日の出は、今朝6時50分。
ついに夜明けの時刻が動き出した。
これからそれは加速をつけ、月末には10分ほど早くなるだろう。
犬の散歩はまだ暗い時間だけれど、出勤時に陽の恵みを感じられるのはもうすぐ。
地球は淡々と公転を続けている。
季節の移ろいが早いとか遅いとか、そんな人の都合になど見向きもしない。

大寒を前に、東京は寒気の底。
朝5時に犬と歩いたときの気温は、温度計を信じるならマイナス4度。
バケツの水も畑のパセリも、カチカチに凍っている。
密度の高い空気が音を敏感に伝え、駅の構内放送がすぐ近くに聞こえる。
まさに冬の朝。

仕事は特記事項なし。
毎年の事だけれど、年末から初春の頃までは雑用が多い。
今日もまた、面倒な仕事が舞い込んだ。
面倒だ面倒だ面倒だ、と呪文のように繰り返す。
昼食は緑のたぬき。
Mのリクエストにて、仕事帰りにおでん種を買って帰宅。


前車で使っていたアルミ製のフットレストを、今の車に取り付けた。
ラリー用のパーツで、本来は林道を走るときに踏ん張って体を保持する為のものだ。
普段の足として使っているレヴォーグは、Mにはシートが高いようだ。
だから体の小さな彼女は足がフロアに届かない。
いつも子供のように足をブラブラとしているのを見て、このパーツを思い出したんだ。

使ってみて、これがちょうど良いと言う。
体が安定するし、乗り降りもしやすいとの事。
もっと早く付ければ良かった。
前車から外してずっと、畑帰りの長靴の泥落としとして使っていたんだ。



獣医2017年01月14日

犬の多飲多尿が気になって、獣医を受診する。
触診、採血、そしてエコー。
結果、異常は見つからなかった。
肝臓も腎臓も電解質も蛋白も正常値で、エコー像にも気になるところは無い。
糖尿も否定されたし、不妊手術済みなため子宮疾患もありえない。
内分泌疾患は完全には否定できないものの、現時点では考えにくいとのこと。

少し安心したけれど、では年末からの変化は何なのか。
今まで一日二度の散歩で用足しするだけで済んでいたものが、
今は昼の間に2度3度とケージ内で小用をし、夜も僕を起こして散歩をねだる事がある。
しかし気になっていた飲水量は一日500ミリリットルで、気にするほど多くも無いとのこと。
ただ歳をとってトイレが近くなっただけ?
それとも何かストレスでも抱えているのか?
元気で食欲もあり芝生に放せば走り回る。
あまり心配する事は無いのかもしれない。
でも僕の親友でもある犬の様子が気になって仕方が無いのだ。


誕生日2017年01月13日



エンジンを掛けたら、お誕生日おめでとうございますと車が言った。
そんな真冬の朝。
仕事の帰りに寿司を握ってもらってきた。
母の写真の前にも茶と寿司を供える、1月13日。



天覧山・多峯主山2017年01月12日

いつもより遅く、朝の6時に犬と散歩に出た。
やがて素晴らしい夜明け。
そんな真冬の快晴の朝を見ていたら、どこかへ散歩に行きたくなった。
仕事は休みだし、車でどこかへ出かけよう。


Mを起こし、飯能へ向う。
そこには僕の気に入りな散歩道が有るんだ。
能仁寺の境内を抜けるとすぐに天覧山への登山道がある。
登山と言っても、天覧山は標高わずかに195メートル。
麓で行われた近衛兵の演習を、その頂上から明治天皇が観閲した事に由来する山だ。


大好きな冬枯れの雑木林。
紅葉の西沢渓谷を歩いて以来仕舞いこんでいたトレッキングシューズを履いてきた。
明るい道を落ち葉を踏みながら歩く心地よさ。
やっぱり低山ハイクは楽しいな。


天覧山の頂上にはあっと言う間に着いてしまう。
ちょっとした展望台が有るのだけれど、今日は僕らの他に誰も居ない。
とても静かで陽だまりの暖かさに満ちた場所。
そう言えば天覧山と言う名の美味い酒が有ったな。
帰りに買っていこう、なんて思ったりもする。


もちろんこれだけじゃ歩き足りない。
天覧山からハイキング道の続く多峯主山(とうのすやま)へ行ってみよう。
小川の流れるルートをゆっくり歩く。
まるで絵に描いたような里山の景色。
春になるとこの小川はオタマジャクシでいっぱいになるんだぜ、なんて話しながら歩く。


多峯主山は標高271メートル。
頂上には1万個以上の経文を書いた石の埋められた塚が有ったり、
江戸時代の老中の墓所があったり、雨乞いの池があったり。
何かと昔から祈りの対象になった山らしい。

今では昇りやすくトイレもあり、何より眺望の良い低山として有名だ。
そして今日も期待を裏切らない景色を見せてくれた。
筑波、秩父、奥多摩、富士、丹沢。
そして大宮から都心を含む関東平野の広大な眺め。
僕らは時間も忘れ、その景色に見入った。
ここはまったく素晴らしい。


今日、最後に撮った写真。
山頂からの展望を撮ろうとした時に、デジカメのバッテリが切れたのだ。
嗚呼、充電してくるのを忘れていた。
低温の影響もあって、予想以上に消耗が激しかったんだ。
でもまあ良いか。
ここにはこれまで同様、これからも何度も来るだろうから。
気軽に行けて気持ちの良い場所、天覧山から多峯主山ルート。
今度はコンロを持ってきて、温かなスープでも作ろうか。

夜、土産に買って来た天覧山・純米生原酒を飲んだ。
酸味の利いた旨口の酒。
鯛の刺身とあわせて美味。

スマホの「山旅ロガー」によると、今回の歩行距離は4.4キロ。
所要時間2時間51分。 標高差160メートル。
お気軽ハイクだけれど、靴だけはしっかりしたものが良い。





またまた犬のオシッコのこと2017年01月10日

今朝も犬に起こされ散歩に出たのが午前4時半。
気温は4度。 弱い北風。
東京の日の出は6時51分で、これはまだ動かない。
しかし日の入りはもう随分遅くなって16時46分。
一月前のそれは16時28分だったのだから、20分近くも昼が伸びたのだ。
あと3週間と少しで立春も来るし、もうこの冬には勝ったようなものだ。
と言いつつ、夜は相変わらず自宅に篭り、じっと寒さに耐えている。
燗酒と鍋とコタツの日々。
思えばそれも悪くない。

出勤は7時。
仕事は特記事項なし。
忘年会が終わりクリスマスが終わり正月が終わり、そして新年会が始まった。
車出勤にて寿司屋での宴会をお茶で濁し、寿司だけ腹一杯食べて帰宅。
週末にもう一度参加の予定。

帰宅すると犬はまた失禁していた。
いや、失禁ではない。
ケージ内に置いたトイレマットの上にオシッコをしていた。
このまま、ケージ内での用足しに慣れてくれると良いのだけれど。
もうこれまでのように、朝夜の散歩のみのトイレでは済まないのなら。

それにしても、夜勤へ行くMが昼間に一度散歩に出てくれたのだ。
それなのに、夜の散歩までトイレを待てないのか。
尿量の増加と言うより、尿回数の増加のような気がする。
調べてみたけれど、尿中に糖は排出されて無い。
歳とって、トイレが近くなったのだろうか。
それならそれで良いけれど。


犬のこと2017年01月07日

朝5時、犬と散歩に出た時の気温はマイナス2度。
東京の日の出は6時51分。
その時間には職場入りし、12時間ほど仕事。
昼食は大勝軒でラーメン。
冬晴れの穏やかな土曜日。

通勤時間や帰宅途中の買い物を入れたら、自宅を留守するのは14時間ほど。
それだけの時間、犬はトイレの我慢ができない。
いや、以前はそれが出来ていた。
でも、この頃の彼女はケージ内でチビル事が多くなった。
オシッコが近くなったのか、我慢ができなくなったのか、水を飲みすぎるのか。

僕としては、ケージ内にオシッコしてしまっても全く気にしない。
トイレシートを交換すれば良いだけの話しなのだ。
気にするのは犬の方だ。
帰宅するとすぐに解る。
今すぐ、この汚れたトイレシートを替えてくれと悲痛な声を出すからだ。
彼女は自分の居場所が汚れる事が耐えられない。
これまで、そんな粗相をすることが無かったのだから。
13歳になって、今さらそれまでの習慣を変える事は難しいのだ。

その表情を見ると切なくなる。
家人が居れば、昼の間散歩にも連れて行けるだろう。
トイレだよ、と教えてくれる犬に応える事が出来るだろう。
でも、独り留守番をする犬にそれは叶わない。
両親が居た頃は昼の間預ける事が出来たのに。
今はただずっと、僕の帰りだけを待っているんだ。

ようやく正月前後の慌しさからも開放される。
年明けからずっと忙しかったけれど、明日明後日は連休できそうだ。
Mは夜勤だし、久しぶりに予定の入っていない休日。
でも天気は悪そうだ。
それならいっそ、家で犬と遊んでいようか。

今朝の星2017年01月05日

暖かだった正月も過ぎ、今日は寒の入り。
小寒、冬型、冷たい北風。
季節を分けるという意味の節分は2月3日で、その翌日が立春。
夜明け前が最も暗いように、春を前にして今が寒の底。

いつもよりも早い午前4時半、犬に起こされる。
年末から体調を崩した老犬が、散歩を催促したのだ。
いや、散歩と言うよりトイレの催促。
自分の居場所を大切にする柴犬は、散歩に出なければ排泄をしない。

1時間歩く。
冬型に移った大気が澄んで、星が綺麗だ。
冬の盟主、オリオンもシリウスも沈んでしまった。 
そしてふたご座の二人が立ち上がったまま西へ傾いている。
この時期、夜明け前の主役はもう春の星座だ。
しし座はまさに南中し、その東には木星を抱いたおとめ座とスピカ、うしかい座。
そして北に北斗の七つ星。

北斗七星が春の香りを振りまくのだと言ったのは誰だったか。
今まさにその香りを散らそうとしている天上のヒシャク。
どこかで沈丁花の香りがした気がする。
いや、それにはまだ早いだろうか。


東から懐かしい夏の星、こと座のベガが昇っているだろう。
でもビルに阻まれ、それが見えない。
やがて薄明に埋もれ、星は消えてしまった。
ベンチに座って温かな缶コーヒーを飲もう。
犬が足元に座る。
この犬が居なかったら、こんな時間に散歩などしないだろう。
少しでも長く、元気で居て欲しい。
君が居てくれないと、僕は独りになってしまう。

東京の日の出は、一年で最も遅い6時51分。




もう平常運転2017年01月03日

東京の日の出は6時51分。 
気温は3度。
母が最後に植えたスイセンが咲き始めた。

明けるまでは大騒ぎだった世間にも、もはや平穏な時間が流れている。
正月の残渣はUターンラッシュのニュースのみ。
昨日は午前だけ出勤。
明日になれば職場に他の職員も帰ってくる。
正月なんて、本当に有った事なのか。
変わり身の早い世の中だもの、すぐに次のイベントに向け動き始めるだろう。

それでも、二年ぶりに友が帰国したり、
旧友たちと飲みに行ったり、
コタツで酒をやりながらテレビを見たり、
美味くもない正月料理をつまんだり、
街がいつもとは違う空気をまとっていたり。
正月も、それはそれで良いなと思う。
それに手付かずの新しい年。
今年は少し体を動かし、弛みきった心身を鍛えよう、など考えたりもする。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。