小松菜と油揚げの煮びたし2011年11月15日

昨夜は結構雨が降ったようだ。
など思いながらバルコニーに出ると、そこには取り込み忘れた洗濯物がうな垂れていた。
溜息の朝。 5時半の気温は11度。

自転車で出勤。
通勤路の神社に派手な七五三の幟が立っている。 
路面に張り付く濡れ落ち葉。
山茶花の大木が真っ白な花をつけている。
そんな初冬の中、ペダルを漕いだ。

仕事は特記事項なし。
少し熱っぽく、あまり労働に対する意欲が湧かぬ。
あ、昨日はインフルエンザワクチンの接種を受けたのだった。 その影響の発熱だろうか。


早めに帰宅するも冷蔵庫に殆ど食材は無く、かと言って買い物に出る気力も無い。
手抜きの夕飯は、庭から小松菜を抜いてきて冷凍してあった油揚げと煮浸し。
一昨日漬けた大根の甘酢漬け。
メインはご飯に鰹節を乗せた「ねこまんま」

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市役所で放射線量計を貸し出しているとのウワサを聞き、早速調べてみた。
なるほど、ようやくそんなサービスを始めたらしい。
しかし、たった2台だから恐らく相当先まで予約で埋まっているだろうな。
貸出時間も平日の9時から17時まで。 これでは仕事を休む必要があるじゃないか。
もう少し借りやすいように考えろよ、など文句を言いつつ一応申し込んでみるつもり。


夜明け前2011年11月16日

今の季節、起床時間としている午前4時半は夜と朝の狭間だ。
まだ世間が動き始める前のその時間がたまらなく好きだ。
ヒンヤリとした空気の中をワンコと歩き、静謐そのものの東の空に朝の気配を待つ。
春の星、おとめ座のスピカが昇ってくる。

もう起きている人も沢山居るはずだけれど、なぜかその時間は世の中全てを独り占めに出来る錯覚を覚える。  そんな夜明け前の怪しい時間。 
ワンコもこの時ばかりと本当の姿を見せ、ヒトの言葉を話し始めるのではないかとすら思ってしまうのだ。

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今朝は全粒粉で焼いたパン。
今まで朝食など食べなかったのに、ホームベーカリーを買ってからは朝の時間が待ち遠しい。
やがてそれは体重計の数値となって効果を見せるだろう。
食べ始めると止まらない。
焼きたてパンの美味さは知るも不幸知らぬも不幸だ。

仕事はそれなりに捗った。
他部署から忘年会の誘いあり。 
もうそんな時期なのか!

昨日歩いた山のこと2011年11月18日



久しぶりに山歩きを再開したら、やっぱり面白い。
以前のような高所ではなく、自宅から日帰りで行ける低山の魅力を再認識したのだ。

昨日、小春日和に誘われてMと向かったのは山梨県小菅村。
そこは奥多摩から峠道を越えた先に有る、とても静かな山間の村だ。
蕎麦の収穫も終わり、村はすでに冬の表情。 柿色が何だかとても懐かしい。
年に数度は温泉目当てに出掛ける馴染みの村だけれど、今日は山歩きが目的なのだ。


信玄の娘が敵から逃れる為に越えたという松姫峠に車を停める。
そこには10台ほどの駐車スペースとトイレが有る。
その場所からの遠望は素晴らしく、御正体山から大菩薩、雲取山までが見事に広がるのだ。

昇る山は標高1348メートルの「奈良倉山」。 駐車スペースの反対側に入山道が有る。
ここで選択肢は二つ。 登山道をゆくか、林道をゆくか。
どちらを歩いても頂上に着くのだけれど、ここは林道を歩くのがお勧めだ。
平坦で歩きやすく眺望も素晴らしいからだ。

林道ルートに限っては、ゴツい登山靴は無くても大丈夫だろう。 
もちろんサンダル(で昇る人は居ないだろうが)では無理だけれど、頂上まで行って帰るだけなら散歩の感覚で行ける道だ。


これがその林道。 積もった落ち葉が足に優しい道が続く。
特に難所も無く、景色を楽しみながらゆっくり歩いても1時間弱で頂上だ。

ただ一箇所だけ、林道から頂上への分岐が解り難いかも知れない。
頂上へは林道から左に反れる必要が有るけれど、その場所に解りやすい標識が無いからだ。
下の写真のように富士の良く見える場所を過ぎたら、左へ曲がる頂上への分岐に注意。
迷った、と思ったらもと来た道を帰れば良い。


頂上の少し手前。 一気に展望の開ける場所がある。
富士山はもちろん、幾重にも重なる山の襞が素晴らしい。
車から降りてたった1時間弱で、この開放感に浸れるのだ。


富士を見ながら弁当を食べた。 オニギリとウインナーとゆで卵。 チョコと熱いコーヒー。
他に登山客は無く、風の音しかしない。
日当たりの良い南向きの斜面はポカポカと暖かく、なんだか眠たくなってしまう。
ここは全く素晴らしい場所だ。

残念ながら頂上は樹が茂り展望は無い。
だからその手前のこの場所が、この山のピークでもある。


散歩感覚で入山した場合はもと来た林道で車まで戻る。
2時間あれば戻れる簡単なハイキングだ。 村で温泉に浸かって帰るのも良いだろう。
注意が一つ。 熊対策は考えたほうが良い。 大きな声で話しながら歩くとか、鈴を持つとか。
最近でも数件の目撃例が有ると言われた。

僕らはその後も周囲の低山を徘徊した。
拾った棒を振り回しながら僕の前を歩くMが可愛く見える。
何時までもこうして仲良く居られたら良いなあ、など思う。

ほどよく疲れ、20時帰宅。
土産に買って来た刺身コンニャクと地酒で仕上げた。

2011年11月19日

低気圧が南岸を抜け、その影響で朝から冷たい雨。
久しぶりの強い雨に、先日播いたホウレン草の種は流れてしまったろうか。
まだ頑張って咲いている夏のヘチマの花にとっては辛い雨になったろう。

でも、やっぱり雨は良い。
その音を聞きたいがため、職場でも自宅でも少しだけ窓を開けるのだ。
一昨日歩いたあの山も、この雨でまた季節が移ろうだろう。

気だるい土曜日。
眠気と、微熱と、少しの頭痛。
職場の自室で怠惰に過ごし、ほとんどの作業は週明け送り。
こう言う日は一日が長く感じる。

雑事に流されて、僕の犬の逝った日を忘れていた。
あれは2004年だったから、もう7年も経ったのか。
でも命日は忘れても、アイツの事は今でもよく思い出す。
気の強い雄の柴犬で、とても頼れる奴だった。
今でも夜中にふと、アイツのイビキが聞こえる気がする。
あっちの世界で元気にやっているだろうか。



うどんを打った2011年11月21日

日曜日。
数時間しか滞在しないけれど、とMの娘がやって来る。
電車を三本乗り換えて、1時間以上を掛けて僕の家へやって来る。
2年目に入って過酷になってきた看護師の仕事の忙しさを嘆きたいのだろう。
愚痴ならいくらでも聞いてやる。

好物のうどんで歓待するのだ
うどん専用粉を使い切ってしまっていたので、強力粉を150gに薄力粉を150gで代用。
塩を10g溶かした水と共にホームベーカリーに投入し、うどんモードでこねこね。

出来た生地を厚手のビニール袋に入れ、汗が出るほど足で踏んでグルテンを形成させる。
これをラップで包み、しばらく安置するのだ。

看護婦は消耗品じゃない。
でもそう勘違いしてしまうほど、同期が次々と辞めてゆくようだ。
日勤で朝7時入りした職場を出るのが深夜0時の日も有ると言う。
休みも取れないし、これはやはり酷すぎる。
でも、仕事を辞めたいとはぜんぜん思わない、と。

こう言うところ、母親にそっくりだ。
知り合った頃まだ幼児だったくせに、いつの間にか大人になり、そしてプロの看護師になった。
あまりキツイなら転職も考えるか、とは言わなかった。
それはもう自分で判断できる歳だ。

そして一緒にうどんを切った。
打ち粉を振った生地を麺棒で伸ばし、折りたたんで包丁で3ミリ幅に。
10分茹でて出来上がり。
やっぱり打ちたてのうどんは美味い。
写真を撮る間もなく食べてしまった。

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そして月曜日。
朝は4時半に起き、散歩、洗濯、ゴミ出しをしてから出勤。
懸案の仕事が捗った。 それだけで気持ちが少し軽くなる。

昼は「どん兵衛・とん汁うどん」 食べ終わる前に呼び出され、そのまま午後の仕事に突入。
おやつに「うまい棒」を齧っていたら某エライ先生から呼び出され、そのままカンファレンス。
19時、疲れて早めに帰宅。


ポインセチア2011年11月22日



去年、Mに買ってもらったポインセチア。
9月中旬から一日の半分を真っ暗な環境に置くという短日処理を施し赤くなってきた。
モンダイは、帰宅から出勤までが12時間に遠く及ばないこと。 
暗闇に置く時間が絶対的に足りていないのだ。
仕事をしていれば誰でもそんなものだろうが。

でも赤化は進んでいるので、クリスマスの頃にはもっと綺麗になるだろう。
手間に応えてくれる植物って可愛い。

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朝まだ暗い時間に起き、二階のリビングに入ると部屋がボンヤリ暖かい。
嗚呼、昨夜眠るときに床暖房のスイッチを切り忘れている。
昨夜は温かな床の上でゴロゴロしながらワインを呑んでいたら寝落ちし、丑三つ時に這うように寝室へ入ったのだった。
これからの時期、そんな事が多くなる。
気をつけようと思ってもついうたた寝をしてしまうのだ。

出勤時の気温は恐らく今期もっとも低い4度。 もう真冬の寒さだ。
冬の澄んだ空気を通し、通勤路から見える奥多摩の山並みが素晴らしく美しい。
以前昇った山がそに見えると尚更に嬉しいのだ。
雪が降る前にもう一度、山遊びをしたいものだ。

仕事は特記事項なし。
なぜか差し入れが重なり、カステラやら太巻きやら飽食の一日。

ねこまんま2011年11月24日

沢山働き、疲れて帰宅。
喉とアタマの痛み、そして倦怠感。 どうやら風邪をひいたらしい。
何か簡単なモノで夕飯とし、薬を飲んで眠ってしまおう。
明日は絶対に休めない日だから、今夜中になんとか回復しなければ。

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簡単なモノといえば「ねこまんま」
関東ではご飯に鰹節をかけた物。 関西ではご飯に味噌汁をかけた物。
あれ、逆だったかな。 
とにかく僕にとってのねこまんまは温かいご飯に鰹節。
これがとっても美味いんだ。

今の猫は猫缶を食べるのかな。
子供の頃に飼っていた僕の猫は、こんなモノが主食だった。
それでも20年近く生きたのだから、さすがはねこまんまだ。
猫。 いつかまた一緒に暮らしてみたいな。



地震が多い2011年11月25日

綺麗に晴れた日。
朝4時半に起きた時の気温は4度。
ラジオを聴きながらお湯など沸かしていたら、広島で震度4の地震ありとの事。
歯を磨いていた5時過ぎ、今度は静岡で震度3の地震をニュースが告げる。
昨日は北海道で震度5。 20日と21日にも広島や茨城で震度5が有った。

一時期収まってきたかに思えた地震がまた活性化しているのだろうか。
何だか落ち着かなくて、一通り揃えた災害持ち出し品をもう一度調べ直そうかとも思う。
春の震災前にはこんな不安、殆ど感じた事も無かった。
あの日以来、色々な事が変ってしまったようだ。

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昨夜から風邪の症状があるというのに、痛いほどの冷気の中を自転車出勤。
午前中は忙しさに忘れていた頭痛や倦怠感も午後、またぶり返す。
昼食はコンビニのオニギリ。
夕方、体調更に悪化で早めに帰宅。

明日は呑み会の約束あり。
幼馴染の結婚祝いを兼ねた呑み会だから、なんとか出席したいものだ。
でも、歳をとったせいか体調不良になるとなかなかそこから抜け出せない。
今夜も酒で喉を消毒し、早めに就寝の予定。


今朝のワンコとiPodの交換2011年11月27日



僕が庭仕事をしていると、必ずワンコが寄ってくる。
手伝うつもりなのか、遊んで欲しいのか。
花を終えた百日紅の剪定をしていた今朝、やっぱり足元にまとわり付いて離れない。
何するの?何々何?と興味津々で背中の毛が逆立ったりしてる。
かわいい。

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オマエのiPodは発火するかもしれんから交換してやろうか?(脳内意訳)、とAppleが言うのだ。 
iPod nanoの発火事件は有名で、それを今頃になって回収・交換とは驚いた。
なんたって6年前の製品なのだ。
6年前、初代nanoを買ったのは覚えているけれど既に使っていない。
今どこに有るのか?と思ったら机の引き出しの奥で長い眠りについていたのだ。

面白いので交換を申し込んでみた。
毎年モデルチェンジするiPodの、まさか6年前のモデルの在庫が有るとも思えない。
初代nanoの全量回収交換なのだから相当な数になるだろう。
このために、わざわざ旧モデルを再生産するのだろうか?
まさか、現行機種に交換?
6週間後に送り返すとの事なので、楽しみに待ってみる。

もうすぐ12月2011年11月29日

低い雲が保温の役割を果たし、少し暖かな朝。
6時に家を出たときの気温は9度。
相変わらず出勤時間に新聞配達は間に合わない。
帰宅後、夜に読む朝刊になど意味はあるのか。

11月も間も無く往き、12月がやって来る。
何時の頃からか、クリスマスや正月が苦手になった。
日常の雑事が山積する生活の中で何かいつもと違う事を、と考えるのが面倒なのだ。
もっと達観すればそんな事には振り回されないのだろうが、僕のような小物はどうしても世間の賑わいに流されてしまうのだ。
数日前から点った駅前のイルミネーション。買い物に寄るスーパーの飾りつけ。大掃除を請け負う業者のチラシ。 そんなものまでもが何か落ち着かない気分にさせるのだ。

仕事は捗った。
消化できなかった夏休みの辻褄合わせと言う意味の無い連休を明日、明後日で取らされるので、今日で11月の仕事はおしまい。
今のところ忘年会の予定は3件。 これ以上は増やしたくない。
素晴らしく仕事ができ、そして話の合う薬剤師が年末に退職と聞き意気消沈した。
転職ではなく専業主婦になるとの事。
勿体無く思うけれど、それも彼女の生き方だから仕方なし。


夜はコンビニから買って帰ったおでんを食べた。
ストーブのやかんで燗酒をつけ、ちびちび呑むのが好きだ。