彼岸入り2011年03月18日

氷点下まで冷え込んだ今日は、春彼岸の入り。
つまり、あと三日で春分の日がやって来る。
これから急速に昼時間は伸び、太陽は高度を増す。
厳しい季節を耐えた命に、華やぎが戻ってくるのだ。

でも、それを嬉しいと感じる余裕が今はない。
メダカの池を見れば、ここに水を備蓄しておくべきかと迷い、
庭に咲く菜の花が、食料に見える。
自分がメマイを起こしているのか、それとも地震なのか。
家の前を通るコミュニティバスのエンジン音までもが、地鳴りに思える。

仕事で使う測定器は、停電予告時間には電源を落とす。
だからと言って一日の仕事量が少ないわけではなし、その分貴重な時間を使わざるを得ない。
だから朝5時前から仕事をはじめ、予告された数時間を呆けた様に過ごし、
その後また機器のウォームアップから始める。

今日は回避されたけれど、日によっては一日に二度の停電も有り得るのだ。
全く仕事は進まず、憂鬱とか恐怖とか諦めとか不安とか、そんな感情の揺れに耐えるだけ。
怒りのほうが、ずっとましだ。

昼食は面倒で食べなかった。
熱はまだ下がらず、気持ちも晴れず。
職場近くのガソリンスタンドに入荷があったらしく長蛇の列。
職場放棄をしてあの列に並びたい気持ちを持て余していたら、自分が自転車で出勤している事を思い出した。

不調にて、19時帰宅。
明日の停電予告は朝の6時20分から。
それまでにある程度の作業を終えておく必要があるので、職場入りは何時になる事やら。




コメント

_ だしの素 ― 2011年03月18日 20時53分

はじめてコメントします。
7、8年くらい前からずっと見てました。
バイク、酒、本と趣味がかぶっているため、
大変共感しながら面白く読ませていただいてました。
こんなことがおこらなければ、きっとコメントしなかったと思います。
当方東北電力管内に在住しているため、
お気持ちよくわかります。

これが終わりの始まりなのかな、と思いながら、
それでも自分の日々の生活を頑張るしかないと思っています。

どうかbonoさんの日々が平安でありますように!

_ bono ― 2011年03月18日 21時59分

はじめまして。
そして、ずっと以前から有難うございます。
淡々と生きてきた積もりですが、時折こうしたエピソードがやって来ますね。
どうしてこんな事になってしまったのか。
先が見えないのが一番辛いです。

どうぞ、お体大切に。
そしてこの災厄を乗り越え、平穏な日々を掴み取りましょう。

コメント、有難うございました。
とても嬉しいです。

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