芽吹き ― 2011年03月29日
ぐんぐんと季節は進み、夜明けが近くなる。
東京の日の出は5時33分。
この一ヶ月でそれは40分も早くなったのだ。
すでに夜より昼が長い。
どうやら今年も桜が咲き始めたようだ。
日の出が早くなり嬉しいのは、出勤前に庭の畑に出られる事だ。
借りている10キロ以上も離れたホンモノの畑と違い、庭の菜園は狭く土も荒いけれど
その身近さで僕にとって大切な場所だ。
なにしろベッドに寝転びながらカーテンを開けばそこに野菜が育っているのだから。
原発から見て今日の風向きはどうだろうとか、
放射性物質は土壌にどのくらい残留しているだろうとか、
葉物野菜の吸収率とか、
雨に含まれる放射性ヨウ素の半減期とか、
そんな人間の事情なんかどこ吹く風で、野菜の発芽が始まっている。
先日種をまいたチンゲンサイ、小松菜、ホウレン草、水菜。
いつ見ても芽吹きは良いものだ。
朝の、まだ新鮮な陽光を浴びると生き返る気がする。
ガンジーは、「毎晩私は死に、そして毎朝生まれ変わる」と言ったけれどまさにそれだ。
そして、こんな平和な陽光がいつまでも降り注いで欲しいと願う。
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今日は停電無し。
午前、感染対策会議、職場内教育委員会
昼、サンドイッチを食べながらランチョンミーティング。
午後、研究会。