LEDランタンが来た2011年03月22日

肌寒い、雨の連休明け。

職場の停電予告時間は12時20分から16時。
その前にある程度の仕事を片付ける必要があり、まだ暗い時間から仕事。
いつまでこの生活が続くんだ。

しかも、結局停電せず。
いつ落ちるのか解らぬままに、16時まで待機。
東電に電話しても繋がらないし、WEBでも細かい情報は得られない。
予告時間を30分過ぎてもまだ点いていたら、その地区は停電しない。
そんなルールは作れないものか。

今回の震災は、この職場の自家発電装置を見直す教訓を与えた。
最低限の装置しか持たなければ、最低限の仕事しか出来ない。

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停電の無い都心に住み、出勤の必要ない仕事をしている友人が数名。
彼らに共通するのは、今回の件に関する危機感の薄さだ。
ニュースでは知っていても、自分の生活に影響が無ければそれまでだ。

驚いたのはそんな彼らから、この10日間に数回も呑み会の誘いが有った事だ。
僕だって、たまの降雪や台風の時は嬉しくなってしまうことを白状しておく。
彼らには今の状況が、それと同じに感じられるのだろうか。
必要以上に自粛する必要も無いかもしれないが、今、呑み歩く意味が解らない。

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アマゾンからLEDランタンが届いたので紹介。

**LEDランタンというモノについて**

バイクのツーリングをしていた頃は、テントを張ってのキャンプをしていた。
そんな時に活躍していたのが「ランタン」だ。
懐中電灯のように一点を照らすのではなく、周囲をボンヤリ照らしてくれる。
当時はガスを燃焼させるガスランタンが一般的で、電池式のものも有るにはあったが、
主に電池持続時間の短さから使いにくいものだった。

ところが近年普及してきたLEDを光源とした電池式ランタンは、電池の持ちも良く光量も十分で、
ガス式のようなメンテナンスも要らず使いやすいものだ。
キャンプをしなくても防災用に一つ揃えておくと良いかもしれない。

**購入したジェントス・エクスプローラー757MSについて**

光量や使用する電池により、色々な種類がある。
この分野で有名なサンジェルマンの商品ページを参考にすると良いと思う。
同社の場合、キャンプ用途には777XPが人気だけれど、防災用には757MSが良いように思う。
防災用品として777XPより優れていると考える理由は以下の通り。

*光源部を180度回転させる事により、懐中電灯としても使える。
*使用電池が安価で容易に入手できる単三4本。
*エネループも使用可能。
*販売店で見比べたことがあるが、777と明るさは遜色ない。
*持ちやすいコンパクトさで鞄や防災袋の中に入れてもかさばらない。

劣っている部分は777がLowモードでカタログ値144時間(!)使えるに対し、
こちらは同じくLowモードで40時間に留まる点か。
でも個人的には単一電池が必要で大柄な777は、大人数のキャンプで騒ぐときには良いけれど
普段使いや防災用には大きすぎると思う。

**使ってみて**

実際使ってみての印象だけれど、停電をやり過ごすには明るさは充分。
防滴使用だから、水廻りでも気にせず使えるのが便利。
ゴムで覆われた本体は滑りにくく扱いやすい。
光源を回転させ、適当な場所から吊るせばさらに照射面積が広くなる。
(浴室の洗濯物ポールに掛けて入浴などに便利。まあ停電中に入浴する必要も無いが)

欠点と感じたのは、暖色LEDを使っていると言っても直接その光源が視界に入ると目を射る。
これはLEDランタンの仕様として仕方ないのだろうが、ガスランタン特有のホッとする光ではない。
ホヤ部分を半透明にすれば改善するかもしれないけれど、明るさとトレードオフかな。

昨今の状況下で悪徳業者は6千円とか8千円とかの価格を付けているようだ。
オークションで1万円以上の値段をつけているのも目撃した。
でも本来は3千円以下で買えるこのLEDランタン。
値段と供給が落ち着いたら、一つ持っていても良いと思う。