計画停電二日目2011年03月15日

ベッドの中でボンヤリと今日の予定を組み立てていたら、東京湾を震源とする鋭い揺れ。
4時59分。震度3。そんな一日の始まり。

仕事帰りにスーパー巡りをしたく、今日は125CCスクーターで出勤。
次にいつ給油できるか解らず、車のガソリンを温存したいのだ。
でも、このスクーターの燃料残もあと僅か。
盗難対策の仕組みか、60リットル以上入っている車のタンクからガソリンを抜くことが出来ず、
ふと思い立って倉庫の耕運機から抜油。
携行缶に僅かに残っていたガソリンも加え、3リッターほどになったか。
リッター40キロ走るスクーターだから、これで暫くは実用になる。

------------------------------------------------------------------------

職場は昨日よりも平穏。
でも、依然出勤できない職員と、出勤はしたものの帰宅困難な人多し。
戦力人員は、普段の三分の二程度か。
私鉄駅に近く、比較的長距離通勤の多いMの職場では状況は更に深刻で、
病棟を維持することすら難しそうだ。

いつ停電するのかいまいち解らず、ネットで聞けるラジオのradikoを流しながら作業。
ラジオのよく入らない建物内での情報収集に、これはとても良いツールだ。
昼食はカップ麺。
いつも食べているカップ麺だけれど、こんな時にはそれが非常食に思える。

-------------------------------------------------------------------------


夕方早めに帰り、ナイター診療のクリニックで安定剤を貰う。
主治医の顔を見、たとえ飲まなくても薬が手中にあるだけで落ち着く。

地元スーパーに寄ると、ちょうど店内のパン屋で焼きたてのパンを買えた。
職場から期限切れの非常食も貰えたし、缶詰やレトルトの備蓄もそれなりに有った。
これで、当面の食料は確保。
その上、知人に埼玉の僕の畑を確認しに行ってもらったら、キャベツ数個と大根、玉ねぎ数個も
植わっていると言う。
冬枯れだと勘違いしていた畑も大いに役に立つ。

電池式のラジオも、ロウソクも準備。
今夜、停電は有るのか。

-------------------------------------------------------------------------


夜、原発で今も命を掛けて作業している人達のために、祈ります。