小さな望遠鏡2010年07月02日



半夏生という、良く解らない日。
天地に毒が溢れるとか、農作業を休むとか、蛸を食べるとか。
まことに変な雑節。
庭のナスが美味そうに熟れているけれど、今日の収穫は我慢しよう。

昨日は一日遊んだというのに、元気を回復した気がしない。
曇天の、湿度の高い朝。
仕事を休む言い訳を考えながら車を運転し、気付ば職場到着。

職場に入れば考えている余裕が無い。
茶を飲む間の無く電話が鳴る。
冷えたエンジンを一気に全開されるような不快感を残し、終日走り回り、大汗をかいて日が暮れる。
機会があったら万歩計を付けてみよう。
年始に買った仕事用の靴がもうボロくなるほど、職場での運動量は多い。

いつも遊びに行く川原で鳥の観察がしたかったり、ベランダから月が見たかったり。
そんな用途にと、小さなフィールドスコープを買ってみた。

今までは25年前にオヤジが買ってくれたニコンの双眼鏡(意識せずに使ってきたけれど実はとても良いレンズ)や、
27年前に祖母が買ってくれた大きな反射望遠鏡(赤道儀のウオームギア不調で追尾不能)を使っていたけれど、
なにしろ反射望遠鏡をセットするのには北極星の見える場所で20分は掛かるし、視野の広い双眼鏡は使いやすいけれど倍率が足りない。
気軽に使える小さな望遠鏡が欲しかったんだ。

アイピースにはとりあえず15-40ズームを選んだ。
今後、必要に応じて広角も揃えよう。
この軽さと小ささがワクワクさせる。
これならどこへ行くときでも邪魔にならずに持ち運べるだろう。
コリメート法で鳥を撮るのも面白いかもしれない。

夕飯はサバの味噌煮。
極めて美味し。