申告終了2014年09月06日

毎朝同じ時間に犬と散歩をしていると、日の出が着実に遅くなっている事が解る。
昼間、職場の自室に差し込む陽の位置で、太陽高度がどんどん下がっている事も解る。
毎年の秋のこの時期は、特に季節の移ろいを早く感じる。
それは夏が終わった事を受け入れる作業でもある。

この一週間、仕事などそっちのけで相続税の申告に打ち込んだ。
そしてようやくそれは出来上がり、月曜日に税理士さんが税務署へ行ってくれるようだ。
父が逝った時と違い、もう誰かのために頑張る必要なんて無い。
残された実家などどうでも良いと思ってしまえば相続など簡単なものだ。
もう、僕には関係のない事なのだから。

残るは銀行での作業と登記。
母の件の事後処理は、いよいよ終盤に差し掛かってきた。
それが終わってしまえば、また僕の日常を淡々と生きるだけ。
あの年の2月の終わりに突然始まった容易ならぬ事態は終わり、全ては思い出になるんだ。
母の残した闘病ノートは昨夜、床下収納へ仕舞った。

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仕事は特記事項なし。
帰り道にホームセンターに寄り、白菜とキャベツ、ブロッコリーの苗を買う。
それらは明日、自宅の畑に植え付ける。
余った場所には一面に菜の花の種を蒔いてしまおう。
来年の春、母が好きだった黄色の花で埋まるだろう。




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