この頃の生活2013年07月12日

七十二候の「蓮初めて開く」
僕の蓮は毎日のように素晴らしい花を開いている。
しかし寝室で臥せりがちの母は見る事が出来ない。
だから写真に撮ってそれを見せる。

日の出は4時34分。
それは一月前より10分遅い夜明けだ。
季節は進んでいる。 昼時間が短くなり始めた。

朝5時半、母の様子を見に行く。
実家のゴミだし、水廻りの掃除、母の使ったタオルを洗濯。
犬の散歩、門前の掃除、鉢植えの水やり。

6時半、母の好きなモロヘイヤを収穫し茹でる。
ナスとトマトも収穫。 
昼食用にと素麺を茹でるだけに準備してから、母の血圧と体温を測る。
微熱あり。
退院後は倦怠感が酷く、一日中ベッド上でゴロゴロしているようだ。
本も新聞も読まず、テレビも見ない。 
母の寝室ではただ、ラジオだけが小さな音で点いている。

7時出勤。
仕事は多忙。 昼食は時間無し。
いつものクリニックに寄ってから19時半に実家へ。

母の夕飯に梅干を入れた飯を炊いた。
焼き茄子、コリンキーの浅漬け、冷やしトマト、豆腐の味噌汁。
相変わらず食欲は無いが、それでも頑張って少しだけ食べている。
食後すぐ、ベッドへ。
1時間ほど付き添い、自宅へ帰る。

23時。
家事をする事もせず、日記なんか書いている。
溜まったゴミも寝汗に湿ったシーツも、床に舞う犬の毛すらに苛立ちを感じる。
でも掃除機も掛けず洗濯もしない。
ただ考えている事を整理したくて、覚書として日記を書いている。

母の状態は決して良くは無いけれど、でも何とかやっている。
僕が作ったものを少し食べ、昼の間は一人で過ごし、夜僕が帰るのを待っている。
家族で唯一人だけ頼れる姪が、今夜は母の隣室で寝てくれると言っている。
有り難い。 今日も無事に終われそうだ。

でも、今の微妙なバランスが崩れたとき、どうすれば良いのか解らない。
やはり早急に訪問看護や往診の準備を進めておかなければならない。
8月1日に予約している医療相談室との約束を早めてもらうのが良いだろう。
できればMにも同席してもらい、母の今後を相談するのだ。

僕は明らかに体調を崩しつつある。
胃痛と吐気、不眠と焦燥感。
ふと、今もし父が生きていてくれたら、なんて思う。
感情を上手く整理できず、だからこうして日記を書いている。