彼岸花 ― 2014年09月25日
台風から変った低気圧が日本海を抜けた。
そこへ湿った空気が流れ込み不安定な天気。
その影響もあって、久しぶりに蒸し暑さを感じた木曜日。
晴れ時々の雨。 強い南風。
先日墓参に行った時、その都営霊園の一角で真っ赤な彼岸花が咲いていた。
それを触り、ああやっぱり良いな、彼岸花欲しいななど独り言。
実家では咲いているものの、僕の家にその花は無いんだ。
そこへ湿った空気が流れ込み不安定な天気。
その影響もあって、久しぶりに蒸し暑さを感じた木曜日。
晴れ時々の雨。 強い南風。
先日墓参に行った時、その都営霊園の一角で真っ赤な彼岸花が咲いていた。
それを触り、ああやっぱり良いな、彼岸花欲しいななど独り言。
実家では咲いているものの、僕の家にその花は無いんだ。
今朝、ゴミ出しの帰りに裏庭を見た。
そこは以前芝を植えたけれど手入れせず、今では芝と雑草の混在する場所になっている。
そこは以前芝を植えたけれど手入れせず、今では芝と雑草の混在する場所になっている。
そこにただ一本、真っ赤な花が咲いていた。
彼岸花だ。
なぜ、植えもしないのにそんな所で咲いているのか。
以前土を入れたとき、球根でも混入したのだろうか。
灰色の朝の小雨の中で、とても鮮やかにその花は咲いていた。
カメラを取りに帰り、写真を撮った。
草刈のとき気をつけなければ。
これが増えて群生してくれたら嬉しい。
仕事は特記事項なし。
夕方は早くに帰って銀行で相続作業。
数年前に相続対策で作った賃貸物件を引き継ぐためには、その借金を僕名義に変えなければならない。
でも、それには事業継承予定の法定相続人を保証人として立てる必要がある。
しかし独身で子供も居ない僕には、そんな保証人が立てられないんだ。
オマエには何の価値も無いのだと遠まわしに言われた気分。
もう面倒くさくてどうでも良くなってきた・・
彼岸花だ。
なぜ、植えもしないのにそんな所で咲いているのか。
以前土を入れたとき、球根でも混入したのだろうか。
灰色の朝の小雨の中で、とても鮮やかにその花は咲いていた。
カメラを取りに帰り、写真を撮った。
草刈のとき気をつけなければ。
これが増えて群生してくれたら嬉しい。
仕事は特記事項なし。
夕方は早くに帰って銀行で相続作業。
数年前に相続対策で作った賃貸物件を引き継ぐためには、その借金を僕名義に変えなければならない。
でも、それには事業継承予定の法定相続人を保証人として立てる必要がある。
しかし独身で子供も居ない僕には、そんな保証人が立てられないんだ。
オマエには何の価値も無いのだと遠まわしに言われた気分。
もう面倒くさくてどうでも良くなってきた・・
菜飯と豚汁 ― 2014年09月29日
彼岸も明けた。
透明度を増した空と、どこかから漂う金木犀の香り。
犬もこの頃は丸くなって眠るようになってきた。
もう少し名残りがあるかと期待したけれどあっさり夏は往ってしまい、秋が深まってゆく。
こうなると、寒くなる前に山歩きをしたい。
昨日、朝のコーヒーをすすりながらMと目を丸くしてテレビのニュースを見た。
透明度を増した空と、どこかから漂う金木犀の香り。
犬もこの頃は丸くなって眠るようになってきた。
もう少し名残りがあるかと期待したけれどあっさり夏は往ってしまい、秋が深まってゆく。
こうなると、寒くなる前に山歩きをしたい。
昨日、朝のコーヒーをすすりながらMと目を丸くしてテレビのニュースを見た。
久しぶりの山行きは、御嶽山なんか良いかもしれないと以前話していたからだ。
標高の割りに登山道の整備で容易に昇れる御嶽山。
以前の火山活動は知っていたけれど、まさかこれほどの惨事になってしまうなんて。
標高の割りに登山道の整備で容易に昇れる御嶽山。
以前の火山活動は知っていたけれど、まさかこれほどの惨事になってしまうなんて。
もし自分達がその場所に居ても、きっと僕はMを守れないだろう。
その無念を思うだけで涙が出る思いだ。
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よく晴れた9月最後の月曜日。
台風17号は東に反れ、暫く安定した天気が望めそう。
朝5時の犬の散歩から一日をはじめ、早い時間に出勤し今日の労働に勤しむ。
昼食は緑のたぬき。 オヤツに柿を貰った。
その無念を思うだけで涙が出る思いだ。
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よく晴れた9月最後の月曜日。
台風17号は東に反れ、暫く安定した天気が望めそう。
朝5時の犬の散歩から一日をはじめ、早い時間に出勤し今日の労働に勤しむ。
昼食は緑のたぬき。 オヤツに柿を貰った。
午後、職場のLANが落ち調べるも原因解らず。
キャノンの担当さんも捉まらず、諦めて早々に帰宅。
夜は銀行担当者と司法書士が来宅。
先週と今週に集中的に相続関係の予定を入れている。
もうあれから4ヶ月以上経つのだ。 一気にかたを付けてしまいたい。
こんな作業は早々に終わらせ、そろそろ穏やかに母の事を思いたい。
夕飯には、昨日畑から間引いてきた大根の葉で菜飯を作った。
ああ、懐かしい菜飯よ。
他に、間引き大根を沢山入れた豚汁、ブリのカマ焼き、たらこ、ナスの浅漬け。
ビールはこの頃気に入りのヨナヨナ。
酒は宮城の日高見・純米中取り山田ひやおろし。
ああ、懐かしい菜飯よ。
他に、間引き大根を沢山入れた豚汁、ブリのカマ焼き、たらこ、ナスの浅漬け。
ビールはこの頃気に入りのヨナヨナ。
酒は宮城の日高見・純米中取り山田ひやおろし。
もうすぐ終わり ― 2014年09月30日
ようやく母の預貯金の凍結が解けて、一旦僕の口座にお金を移している。
同時に送り返されてきた通帳をまじまじと見て、とても辛い気持ちになった。
母には年金以外にも不動産収入があり、でもそれに全く手を付けていない。
そればかりか日々の生活費を5千円、1万円と小出しに下ろしていた様が記録されている。
古い服を手直しし、好きな本も図書館で借り、日々の食材も処分品をよく買っていた。
唯一お金の掛かる趣味は花壇作りで、それだって高が知れた金額だ。
質素に慎ましく生活していた母の姿が目に浮かぶ。
もっと、好きな事にお金を使えばよかったのに。
父が逝ってからたった6年弱だったけれど、はじめて自分だけの時間とお金をもったのに。
嫁入り道具として持ってきた箪笥だってボロボロだったし、自転車なんて錆びだらけ。
発病後だって、医療費をいつも気にしていたじゃないか。
そこまでして残してくれたお金を、どんな気持ちで受け取れば良いのか。
おかげでこれを相続税に充てることができ、兄はあの家に住み続けることができる。
母もきっとそれで満足なんだろう。
でもなんだか今、母の事が可哀想に思えてならないんだ。
お金で買えないものが人を幸せにするのかもしれない。
でも苦労ばかりだった母に、晩年になってまで節約の日々を送って欲しく無かった。
でも苦労ばかりだった母に、晩年になってまで節約の日々を送って欲しく無かった。
もっと贅沢しろよと言っても母は苦笑いするだけだったろうが。
僕が動かなければならない相続作業はそろそろ終わる。
後は税理士、銀行、司法書士に任せるだけ。
ようやく静かな時間がやって来る。
一息ついたら、母の闘病記録も整理しなければならないだろう。
日記は読まずに焼くつもりだけれど、それはまだ暫くできそうにない。
9月も終わる。
あの頃より、季節を幾つか経た今のほうが母の事をよく考えている。
僕が動かなければならない相続作業はそろそろ終わる。
後は税理士、銀行、司法書士に任せるだけ。
ようやく静かな時間がやって来る。
一息ついたら、母の闘病記録も整理しなければならないだろう。
日記は読まずに焼くつもりだけれど、それはまだ暫くできそうにない。
9月も終わる。
あの頃より、季節を幾つか経た今のほうが母の事をよく考えている。