確定申告2014年02月23日



毎年のことなのに、いざとなるとアタマの中が真っ白。
何をどうすれば良いのか、綺麗サッパリ忘れているんだ。
その原因の一つには、今までの申告が正しかったのかどうか自信がもてないこともある。
税務署の方から、申告はアレでOKですよ、と合格通知でも来れば良いのに。


土鍋ごはん2014年02月25日

犬と朝の散歩をしていると、少しずつ着実に夜明けが早くなっているのが解る。
東京で月初めに6時41分だったそれは、今朝6時16分。
毎日1分ずつ、朝が早く訪れるんだ。
昼間の気温も10度を超え、もうこのまま春になってしまいそうな雰囲気だ。
僕にとって思い出したくないほど暗かった今年の冬も、間も無く明ける。
沈丁花の蕾も少しずつ柔らかくなっているようだ。

いつもの時間に起き、いつもの様に実家へ行き、朝の雑用を終わらせてから出勤。
明るい朝につられ久しぶりに自転車通勤にしようかと思ったけれど、家の北側に吊るしてあるそれはカバーごと雪に固められていた。
一冬眠らせていたのだ。 今度の休日にでも手入れをし眼を覚ませて貰おう。

仕事は特記事項なし。
昼に嚥下内視鏡検査の見学。 
そのときに使った流動食が意外に美味しくて、それで昼食としてしまった。
午後はずっとβラクタム耐性菌の勉強会。

夕方早めに帰り、車で母を買い物に連れてゆく。
やはり外に出る事が嬉しいようで、スーパーで嬉々と買いものをしている。
買い物カゴ二杯分の食材や雑貨を買いこんで帰宅。
母とはこの一年間で過去10年分位の会話をしている気がする。
子供のくせに、僕は母のことで知らないことが驚くほど沢山有ったと今更気付いたんだ。

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簡単に作れるし片付けも簡単だし、その上寒い季節には美味いので冬は鍋。
畑の大根と白菜だけだったり豆腐とネギだけだったりという日も有るけれど、昨夜は金目鯛。
だから、鍋の〆は残り汁に米を入れて飯を炊いた。

炊き方は簡単。
洗ってザルに上げておいた米と残り汁は1対1.2位。
汁が沸騰するまでは強火で、その後弱火にして10分ほど。 
最後に10秒ほど強火にすればお焦げが出来る。 その後10分ほど蒸らせば出来上がり。
金目の出汁で炊いたご飯が不味いはずは無く、1合分をあっという間にたいらげた。


2月26日2014年02月26日

池の脇で咲いたリュウゼツランの白い花を思い出す。
この花が咲くまでには30年掛かるのよ、と自慢げに祖母が言う。
裸足で歩くとヒリヒリするほど縁側の板が熱かったから夏だったろう。
父がたらいに水を張り、シロという紀州犬を水浴びさせている。
祖母が使っていた椿油の整髪剤の匂い。
天花粉と言ったっけ、あせも止めの白い粉の心地よさ。
冷蔵庫で冷やした水で作ってくれたカルピスを祖父と飲んだ。
もう遥か遠い昔のことだ。
祖父も祖母も、そして父も逝ってしまった。

とうとうと容赦なく時間が流れる。
郵便受けから朝刊を取り出すとき、職場のタイムカードを押すとき、加湿器に水を注すとき。
仕事から帰って車を停める、風呂に湯を張る、酒を呑む、灯りを消して眠る。
そんな時、もう一日が経ったのか!と驚き、焦りを感じる。
そして無為に過ごした時間に対する整理できない気持ちに溺れそうになるんだ。
浪費しているのは僕の時間なのか。 僕の接している誰かの時間なのか。
その時間はどれほど大切なのか。

記憶に残る様々な過去と今とが一本の流れで繋がっている事が、信じ難く感じるときが有る。
これは本当に今なのか。 今僕が生きている時間なのか。
この僕はあの頃子供だった僕なのか。 夢でも見ているんじゃないのか。

今日は2014年2月26日水曜日。
今年に入って57日目、資源ゴミ回収の日、症例会議の日、2.26事件の日。
書き留めておかないと存在したかも解らなくなりそうな日。

明日は母の受診。