盆のこと2012年08月14日

今年もまた、盆の時期に母の実家へ行くことができなかった。
子供の頃の夏にいつも見た、あの盆の情景をまた見たいものだ。
迎え火、くるくる廻る盆提灯の影、供物のスイカ、竹と鬼灯で作った門。
焼き米を撒きながらご先祖の通る道を案内し、海辺で花火をする。
まだ仲の良かった兄と毎年の夏休みを過ごした懐かしく古い家。

東京の盆は7月だけれど、でも昨日の13日はこの辺でも迎え火を焚く家を何軒も見かけた。
やっぱり盆は8月が良い。
明治時代に旧暦から新暦へ移行するときに足並みが揃わなかったため二つの盆が出来た訳だけれど、夏休みの暑い時期の終戦と盆は揃ってアタマの中に刷り込まれているんだ。

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8月14日、くもり時々雨。
車で出勤し、頑張って労働し、昼にラーメンをたぐり、疲れて帰宅。

今夜遅く、勤務を終えたMの娘が泊まりに来るという。
あの子もまた、まとまった夏休みを取ることが出来ない。
そして単発の休みを僕の家を足がかりにこちらで過ごすようだ。 

なぜかMと弟の住むマンションには泊まらない。 すでに居場所が無いと言う事だろうか。
それならせめてこの家を実家代わりに寛げば良い。
パリパリに糊付けしたシーツは準備した。
なにか美味いものでも作ってやりたいが、今夜はその時間もなし。
庭の野菜で作ったサラダとニガウリの炒め物。 あとは出前の寿司。
酒は浴びるほどに有る。