写真を飾ること2012年06月17日

以前の写真って、もっと大切に扱われていたと思う。
フィルム代が必要だったし、1本で多くて36枚とかだし、現像代だって安くは無かった。
デジカメになってから、撮る枚数は激増した。
ちょっと出掛ければ何百枚もシャッターを切ったりもする。
でも肝心のその写真はハードディスクに書き込んでそのままと言うことが多い。
で、クラッシュして永遠に失われてしまったり。

最近、また山に行く様になった。
苦労して登頂し、そこで写真を撮る。
下手な写真でも、自分にとって価値ある一枚をハードディスクから出して飾りたい。
だからこの頃は、そんな写真をパネルにして家に飾っているんだ。

-------------------------------------------------------------------------


パネルを作るのは簡単だ。
材料は全て100均(ダイソー)で手に入る。

まず、ボード。 
油絵用のキャンバスを使っても良いけれど(これも100均に有り)、僕はカッターで簡単に切れる厚さ10ミリの発泡ポリスチレンの板を使っている。 黒い板がそれ。 1枚100円。
次に両面テープ。 薄い物が良い。 太さ20ミリと10ミリのもの。 各100円。
タッカーというホッチキスの親分のような器具。 写真右の青いやつ。これは300円位で買えた。
あとはカッター、ハサミ、定規など。

作り方は簡単で、A4位に印刷した写真より少し小さめにボードを切る。
(ボードの厚さ10ミリ、裏に折り返す分10ミリの計20ミリほど小さく)
で、そのボードに両面テープで写真を張りボード裏に折り込んだ部分をタッカーで固定するだけ。
写真を折るときにヘラ等でクセをつけると綺麗に折れる。
タッカーは無くても良いけれど、安いものだから買っても損じゃない。

写真を印刷するときに、ちょっとしたデータを印字しておくと楽しい。
「1月の三国峠・気温マイナス6度」 とか書いてあると、あの痛いほどの寒さを思い出すんだ。
そんなパネルを寝室やリビングに何枚も掛けている。
そしてまたどこかの山で写真を撮って、それをパネルにするのが楽しみなんだ。

台風が来る2012年06月19日

ここ数日の蒸し暑さにワクワクする。
いや、湿度が高いのは苦手だけれど夏が近づいていることを体中で感じる事が嬉しいんだ。
それが平年並みなら、東京の梅雨明けまであと一ヶ月ほど。
今年もまた、暑く短い夏がやって来るんだ。

--------------------------------------------------------------------------

朝5時の気温は22度。
いつもならパッと行動を開始できるのに、今朝は何だかベッドの中でボンヤリとしていた。
目覚まし代わりにセットしていたラジオから台風情報が流れる。
東京では今夜から明日の朝にかけて大荒れとなるようだ。

ああ、明日は新月。
大潮で潮干狩りに適した日だから、Mと休みを合わせて海に行く予定だった。
アサリを掘り、あの店で美味い寿司を食べるつもりだったのに。
たまに休みを合わせられても、天気ばかりはどうしようもないのだ。

仕事は鳴かず飛ばず。
昼は職場近くの中華屋でモヤシラーメン。
早めに帰宅し、各種台風対策。
ヒマワリには支柱を立てたけれど、ふき曝しの場所に植わったモノは折れてしまうかもしれない。

今夜は風雨を感じながら酒を呑むつもり。
年に何度かの台風が、少し楽しみだったりもする。

台風で被害2012年06月21日

「年に何度かの台風が、少し楽しみだったりもする」と、19日に書いた。
そしてそんな不遜の輩には勿論バチが当たる。
去年の風台風、例えば9月の15号などに比べ勢力はそれ程でもないとナメていた。
22時頃までは特に危機感もなく、酒を飲みながら風雨の音を楽しんでいたのだ。

しかし、大きな音に驚き窓の外を見ると育苗用フレームが吹き飛ばされていたのだ。
重い鉄パイプとポリカーボネイト製のそれは10メートル以上も飛ばされ全壊。
驚いて野外に出てはじめて、そこが大荒れの世界になっている事に気付いたんだ。
菜園に植わった20本の夏野菜は全てなぎ倒され、オリーブの植わった大鉢か転がっている。
枝垂れ桜に組んだ鳥居支柱はへしゃげ、フレームで育てていた里芋も駄目になってしまった。
こりゃ、参ったな。

埼玉に借りている畑でも被害は大きく、農家の温室は崩壊していた。
台風4号は何かに怒り狂ったかのように時速60キロで日本を縦断していったんだな。
どうもこの頃、大気現象が苛烈さを増している気がする。

--------------------------------------------------------------------------

21日木曜日。 車で出勤。
雨で混んでいる職員用駐車場はハイブリッド車ばかりが目立つ。
そう言えばEクラスに乗っていたT氏もアルファロメオだったS姐も、今やプリウス乗りだ。
僕が乗っていたリッター5キロしか走らなかった車もいよいよ生産終了となる。
直6もロータリーも消え、世の中エコばかり。
バイクの世界だって日本車に乗ってみたいものが無いし、バブル世代にはツマラナイ世の中なのかもしれない。

今日もある理由で仕事がまったく捗らない。
もうこのまま塩漬けにしてしまおうか、とすら思うのだ。
自分の仕事に他人や他部署が絡むとろくなことが無い。
真面目にやろうとするとストレス障害を起こしてしまいそうだ。

昼食はウナギが食べたくなって豪勢に外食。
と言っても、コレだけど。
やはく完全養殖が軌道に乗り、また僕にもうなぎ屋でうな重が食べられる時がきますように

仕事帰り、駅前に車を停めて夕飯の買い物。
でも、実際に買ったのは「ずんだ大福」三つ。
たしかにこれは美味いけれど、夕飯に大福三つってどういう精神状態なのだろう。

ペヤング・激辛やきそば2012年06月22日



某氏に薦められ試食。
いくら何でも、コイツは辛すぎだ!
でもクセになりそう。


梅干しを作る2012年06月23日

暦によると、東京の日の出は4時26分。
26分? そうか、夏至を過ぎもう日の出時刻が遅くなり始めているのか。
6月も終盤。 今年が半分過ぎようとしている。
ああ、何て言う事だ。

梅雨の中休み。
洗濯物を干してから数日振りに自転車で出勤。
仕事は進まないけれど、もう諦めた。 
空回りしても仕方が無いし、今はそういう時なのだと思う事にする。
昼は緑のたぬき。
午後はずっとデータ整理。

--------------------------------------------------------------------------


貰った梅やら、台風で落ちた梅やら。竹籠の中で追熟中。
もう少し熟せば、あのすっぱい梅からは想像も出来ないほど芳醇な甘い香りが漂ってくる。
梅重量の15パーセントの塩と消毒用の焼酎。
赤紫蘇は畑ですでに収穫を待つだけだ。
今年もまた、梅干しを仕込む時期がやって来た。

二次産物である梅酢やユカリもまた楽しみだ。
さっぱりとユカリでオニギリを握ろう。
梅雨が明けたらショウガの梅酢漬けも作ろう。
地味な白菜漬けやヌカミソと違い、梅干し作りは楽しい。
土用干しの時に漂うあのすっぱい香り。
完成前の梅をツマミ食いする楽しさ。
子供の頃に祖母の家で手伝った梅干し作りを昨日の事のように覚えているんだ。

太陽光発電2012年06月25日

朝5時に起きた時の気温は16度。
低い雲から濃厚な雨の匂い。 終日、陽射しは無し。

夜通し夢を見ていた気がするけれど、どんな夢だったのかが解らない。
そんな朝から始まった今日はどうにも頭のボンヤリとした日で、つまらないミスばかり繰り返す。
大ポカをしないようにだけ気をつけて早々に敗退。
何をやっても駄目な月曜日。

-------------------------------------------------------------------------

昨今の情勢から、拙宅の屋根にもソーラーパネルを取り付けようかと企んだ。
東電に支払うばかりではなく、自宅で発電した電気を売りつけてやるのだ。
幸い自宅周辺は3階の建たない低層地区で屋根の日当たりは完璧だ。 そして家は南向き。
それなりの発電量が稼げそうに思える。
設置費用は1kwあたり大体55万くらい?だから3kwで170万弱。
それに対し、ウチの場合3kwのシステムで50万円強の補助金が出るようだ。

そこで気になるのは、その工事により家の保障がどうなるかと言う事だ
家を建てた工務店で工事してもらえばモンダイは無いのだろうが、そこでは未だにソーラーパネルの工事を請け負っていないようだ。
だったら他社に取り付けてもらうしかないじゃないか。

で、問い合わせてみて驚いた。
他社によりソーラーパネルの工事をした場合、防蟻と塗膜保障以外の基礎・地盤・耐震・住宅瑕疵・雨漏り保障等が消滅すると言うのだ。 
建てて2年半の家の保障が無くなる事を考えれば、ソーラーパネルを載せる事には躊躇する。
安価が売りの太陽光セールスが多いけれど、保障関係はよく確認した方が良さそうだ。 
こうなると施工で屋根に穴を開ける事も気になりだし、急速にソーラー熱が冷めてしまった。

で、興味の対象は日産のセールス氏一押しのコレに移る。
家の脇に止めた車を安価な深夜電力で充電し、車からの給電で日常生活をする?
そんなオタク的生活は楽しそうだけれど、航続距離の点で現状では乗り換えられないな。


6月26日2012年06月26日

久しぶりに、本当に久しぶりに禁酒した翌朝。
アタマの芯に鈍痛を感じ、ああ二日酔いだぁと独り言しながら起床。
そんな訳は無い。 理不尽な朝。

朝5時の気温は15度。
先日衣替えしたら急に気温が低くなってしまった。
でも袋に収納した羽毛布団をまた出すのも悔しくて、夜はワンコと抱き合って眠ったりもする。
そしてその度に、この砂っぽいケモノを風呂で思い切り洗いたくなるのだ。


梅雨の合間の晴れの日。
もうこのまま梅雨明けしてしまえよ、とも思う。
たとえ電気が足りなくても、暑い夏が待ち遠しい。
今年は海に行けるだろうか。

仕事は混沌。
監査が入ったため、日常業務はほぼ何も出来ず。
ふて腐れてカレンダーを見ていたら、アレが出ている頃だと気付く。
そう言えば明細貰っていないな。
ちゃんと出ているんだろうか? アレ。

仕事から早めに帰宅。
完熟なった梅を漬け込む。
明日は晴れたら山登り。

岩場で敗退2012年06月28日

薄曇りの昨日。
Mと2人で日本有数の難所と言われる岩山登りに行って来た。
と言っても、この山の縦走はバリバリのロッククライマーでなければ到底無理。
ヘナチョコハイカーの僕らは行けるところまで登り、シッポを巻いて逃げ帰るのが似合っている。

これがその山。
日本三大奇勝の一つらしい。
一つの大きな火山が風化し現在の形になったと言うが、とにかくギザギザの険しい山なんだ。
山の有名なサイトを運営されていた登山家の方も、2003年にここで消息を絶ってしまった。


奥多摩や奥武蔵の優しい景色を見慣れていると、侵食された岩山の険しさがとても新鮮だ。
トンネルが出来ていたり、人間の立ち入る場所とは思えないような所にヒトが張り付いていたり。


これで空気が澄んでいたらどれほど素晴らしいだろうと思う。
紅葉の季節にはまた来なければなるまい。
その時までに、もう少し基礎体力を付けておかないと。


この程度のガレ場なら余裕で登れる。
軽登山靴でガシガシ進む。
靴の中に小石が入ると痛いのでスパッツを装着すると良いかもしれない。


でも、こんな梯子場とか。


こんなクサリ場とかが出てくると、自分が高所恐怖症であることを強く再確認するのだ。
勢い付いて登っているうちは良いけれど、ふと我に帰りその岩壁の高さに恐怖するのだ。
実際、岩場で進退窮まり救助要請する例も少なくないと聞く。


経験も知識も乏しい我々は、素直に敗退。
でも、ここまでのルートでも充分に楽しかったので満足だ。
ここは今まで歩いた山とは別物だ。
縦走しようなどと思わず、下から仰ぎ見るのが僕には似合っている。


軽井沢近辺で食事し放心。
さっきまで急峻な岩に張り付いていたのに、おしゃれな店とノンアルコールビールで呆けているのが可笑しい。
今度は自分達のレベルに合った山で遊ぼうと話すのだった。



歯が折れた話2012年06月30日

昨夜、焼き鳥で大酔っ払い。
で、鶏軟骨を齧っていたら超硬いモノが口中に出現。
こりゃ軟骨じゃなくて骨だよ骨!など騒いでいたらそれは自分の歯だった。
焼き鳥で歯を折ってしまったのだ。
前の方の目立つ場所だし、参ったな。

--------------------------------------------------------------------------

6月30日、夏越の祓い。
上半期も終わる今日、この半年の穢れを祓い後半の無事を祈る。
歳をとると、こういう習慣が気になるものだ。

朝5時に起き、洗面所の鏡で歯を点検し、うな垂れて掃除とワンコの散歩。
ハスの鉢に水を満たしてからバイクで出勤した。
梅雨が明けたかのような青い空に白い雲。
このまま海まで走りたい欲望を抑えつつ、都道で職場へ向かう。

仕事は上手くゆかない。
何をしていても折れた歯が気になり集中できないのだ。
だって、コーヒーを飲めばダラダラ滴ってしまうし、空気が抜けて上手く話せないし。
歯が一本欠けただけで、これほどバランスを崩してしまうものなのか。

思い切って昼で半ドン。
地元の歯医者で応急のFix処置。
ところが、この歯の修理には保険外で7万円掛かると言われ萎れて帰宅。
7万円は、そろそろ換えようと思っていた自転車と同じ値段だ。
ホント、参ったな。

--------------------------------------------------------------------------


梅雨の晴れ間にしなければならない大切なこと。 それはジャガイモの収穫だ。
明日の日曜は天気下り坂の予報ゆえ、夕方から埼玉の畑へ出掛ける。
土の下からゴロゴロと転がり出る芋たち。
何度経験しても収穫は楽しいものだ。

残念なのはこの楽しみを一人で行ってしまったこと。
出来れば今年もMの息子と掘りたかった。
長く楽しませてもらったこの畑だけれど、恐らく今年末には返却だ。
次の新しい畑が見つからなければ、芋やスイカなど大面積が必要な作物は作れなくなるだろう。
それにしても歯の修理に7万円も掛かるなら、米など贅沢品は買えぬ。
当面の間、僕の主食は芋だ。