岩場で敗退2012年06月28日

薄曇りの昨日。
Mと2人で日本有数の難所と言われる岩山登りに行って来た。
と言っても、この山の縦走はバリバリのロッククライマーでなければ到底無理。
ヘナチョコハイカーの僕らは行けるところまで登り、シッポを巻いて逃げ帰るのが似合っている。

これがその山。
日本三大奇勝の一つらしい。
一つの大きな火山が風化し現在の形になったと言うが、とにかくギザギザの険しい山なんだ。
山の有名なサイトを運営されていた登山家の方も、2003年にここで消息を絶ってしまった。


奥多摩や奥武蔵の優しい景色を見慣れていると、侵食された岩山の険しさがとても新鮮だ。
トンネルが出来ていたり、人間の立ち入る場所とは思えないような所にヒトが張り付いていたり。


これで空気が澄んでいたらどれほど素晴らしいだろうと思う。
紅葉の季節にはまた来なければなるまい。
その時までに、もう少し基礎体力を付けておかないと。


この程度のガレ場なら余裕で登れる。
軽登山靴でガシガシ進む。
靴の中に小石が入ると痛いのでスパッツを装着すると良いかもしれない。


でも、こんな梯子場とか。


こんなクサリ場とかが出てくると、自分が高所恐怖症であることを強く再確認するのだ。
勢い付いて登っているうちは良いけれど、ふと我に帰りその岩壁の高さに恐怖するのだ。
実際、岩場で進退窮まり救助要請する例も少なくないと聞く。


経験も知識も乏しい我々は、素直に敗退。
でも、ここまでのルートでも充分に楽しかったので満足だ。
ここは今まで歩いた山とは別物だ。
縦走しようなどと思わず、下から仰ぎ見るのが僕には似合っている。


軽井沢近辺で食事し放心。
さっきまで急峻な岩に張り付いていたのに、おしゃれな店とノンアルコールビールで呆けているのが可笑しい。
今度は自分達のレベルに合った山で遊ぼうと話すのだった。



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