臨海地区で遊んだ2012年06月02日

昨日、久しぶりにMと揃った平日休み。
今年になってからまだ山行きをしておらず、足慣らしに奥多摩で汗を流すつもりだった。
ところが予報は曇りのち雨。 雷も予想され、予定を変更し珍しく都心で遊んだ。


芝浦埠頭からレインボーブリッジ下の一般道で海を渡り台場。
異様な作りのフジテレビの社屋で少し遊び、車を駐車場に入れてから散歩をした。
平日だと言うのに、この人の多さは一体何だろう。
僕もその一人だけれど、巨大なエネルギー消費地に立っている事を実感する。


僕がバイクに乗り始めた頃、この辺は確か13号埋立地と呼ばれていなかったか?
荒涼とした一面の原っぱで、月と月見草の写真を長時間露光で(もちろんフィルムで)撮りに来たことも有ったっけ。
いまや臨海副都心とか言われ特にフジテレビが移転してきた頃から猛烈に開発されて、かつての雰囲気は消えた。


で、これ。
「RG1/1 RX-78-2ガンダムVer.GFT」
高さ18メートルのモビルスーツだ。

試作品に続く二号機で、ジオン公国との一年戦争で恐るべき威力を発揮した。
パイロットのアムロはまだ15歳だったのだが、その卓越した能力から後にニュータイプとの概念を生む事になる。


足だけで軽自動車くらいある。


ガンプラをオトナ買い。
実機を見上げながら隣のMにこのモビルスーツ開発の背景となった連邦のV作戦を教授する。
が、全く興味を持たないので、ダイバーシティ内で昼食。


六厘舎系の「久臨」でつけめん。
この頃チェーン展開している讃岐うどん屋のセルフ式にも似た待ち時間ゼロの流れ作業。
麺は六厘舎よりやや細め。
魚介豚骨系スープだけれどドロドロ系ではなくスルスル入る。
スープ割りし、ライム酢と粉柚子で更に美味。


未来的な台場だけれど、2キロほど南下すれば長閑な暁埠頭公園。
さらに数年前まで一般立ち入り禁止だった海底トンネルを抜ければ中央防波堤だ。
チャラチャラした台場からたった10分で、広大な埋立地とゴミを満載したダンプの世界。
そこは僕ら都民の出すゴミにより、新しい島を作っている現場だ。

たしか予約すれば燃えないゴミの破砕から埋め立て現場まで見学できたはず。
今日は根回ししていないのでスルー。


これが先日開通したばかりの東京ゲートブリッジ
中央防波堤と若洲を結ぶ橋だ。

羽田空港に出入りする飛行機の為、航空法で高さを制限されている。
しかし、通過する巨大船のために橋下高は維持しなければならない。
だから一般的な吊り橋ではなく、このようなトラス構造。
2万数千トンのそれは大阪で作られ、東京まで曳航してきたのだ。
二匹の恐竜が向かい合ったような形から、恐竜橋とか怪獣橋とか呼ばれる。


その橋には、若洲側から徒歩で上がることができる。
その海面から高さは、僕にとっては恐怖そのもの、Mにとってはお楽しみの場所だ。
本来なら臨海地区が一望できるその場所。 しかしほんの10分ほどの間に天候が急変。
この世の終わりのような雷雨となり、歩道は閉鎖。 見物客は強制退場となった。

ここには海釣り公園もあるし、散歩に適した遊歩道もある。
これで天気が良ければ気持ちの良い場所だろう。
また天気の良い日にきっと行こう。

羽田を経由して帰宅。
たまには都心方面も楽しいものだ。
でもやっぱり人混みに酔ってしまう。
次は、山に行きたいな。