海へ行った2010年08月27日








早朝まだ暗い時間に家を出て、海辺にある母の実家へ。
老いた叔母が作る畑を見回り、墓参りをし、老犬と遊び、誰も居ない海で泳いだ。

あの年の、この海を思い出す。
この海から僕が帰った直後に父が倒れ、そのまま逝ってしまった。
父が最後にとった食事は、ここから持ち帰った干物だった。
呼吸器系の病気で外出できなくなっていた父は、僕の日焼けと海の話を喜んだ。
2年経っても、この海を見ると気持ちがザワザワとする。
あのときの事を、つい昨日のことのように思い出すからだ。

現地滞在は数時間。
明日はまた仕事で、そのための下準備もあるからだ。
ここまで来て日帰りなんて。
でも、平日に来られただけまだましか。
今年もまた、自分の肌に海の陽を焼き付けてきた。
そのヒリヒリした感覚すら嬉しく感じる。







シッタカ2010年08月28日

4時45分、日焼けした肌の火照りで目が覚めた。
日の出は5時9分。
その時間は今月になってから20分も遅くなった。
いや、それどころか昼時間は今月に入ってから50分も短くなっている。
夏が往くのだ。

洗濯機を2度回す間に掃除と洗い物をし、ワンコにフィラリアの薬を飲ませ、メダカに餌をやり
シャワーを浴びて出勤。
やる気満々の太陽に恐れをなしスクーターでの出勤だ。
もう暫くすればまた、自転車通勤が可能になるだろう。
携帯ラジオを聴きながらの自転車通勤が待ち遠しい。

仕事開始は7時過ぎ。
9時過ぎから忙しくなり、気付けば14時。
面倒くさくなり昼食はとらず、ガリガリ君チョコレート味で代用。
18時、職場を出た。

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昨日の海の写真を整理しながら、少年時代とても恵まれた夏を過ごしていたことを再認識した。
海が喘息に良いとされていた為か、病弱だった僕は毎年の夏をあの海で過ごしたのだ。
海だけではない。
田でゲンゴロウを追い、畑でスイカを取り、雑木林で虫相撲をし、犬と遊び、夜には星を見た。
今の僕を形成する核になる部分を、母の実家で固めたのだ。
懐かしい夏の田舎。
それが忘れられず、今日もゲーム「ぼくのなつやすみ」をやっている。

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海からの土産。
シッタカ、または玉。
小さなサザエ見たいな貝だけれど、サッと茹でて最高の酒の肴。

台風来るか2010年08月30日

明け方ウトウトしながら、海の音が聞こえると思った。
もちろんそんなわけは無く、夜通し点けていた扇風機のリズム風の音だ。
ここが海なら良かったのに、とうな垂れて出勤。

そのせいか、ゴミ出しを忘れてしまった。
今日は瓶と缶の日。
つまり僕にとって最も排出量の多い日だ。
来週の月曜まで、大量の酒瓶とビールの空き缶を捨てられないなんて。
こんな小さなミスのダメージが意外と大きい。

月末の月曜日。
忙しいはずなのに、体が動かない。
体調は悪くないのに、やる気が出ない。
自分が使い物にならなくて、早々に降参した。

でもさすがに帰宅するわけには行かず、机に座ってのPC作業で時間を潰す。
時間がとても長く感じる。
走り回ってる方が楽だし充実感もある。
でも、今日はもうどうしようもないのだ。

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安定した晩夏の日々に、南海上から変化がやって来る。
そこで二つの台風が発達中なのだ。
それらは上空の空気をかき混ぜ、それをきっかけに季節が進行するだろう。
膨張した夏は萎むのも早いかもしれない。
記録的な今年の夏も、間違いなく往ってしまうのだ。


雨乞い2010年08月31日

昼休みに職場の中庭に出て驚いた。
この春に高麗芝を張ったエリアがすべて枯れているんだ。
今年の夏の少雨は植物にとってまさに致命的。
東京のこの一ヶ月の降水量は、平年の23パーセントしかないのだ。
夜になってビールを流し込める僕らと違い、まとまった雨の降らない地上はカラカラだ。
雨乞いでもしようか。

そして今日も最高気温は36度超。
夏が好きといっても、少し疲れてきた。

仕事は特記事項なし。
来月の出勤予定をウンウンと悩みながら作る。
もしかしたら月末にMと二日間の休日を合わせられる可能性がある。
だから、全ての作業を少しずつ前倒し、Mの勤務に合わせる余裕を作りたい。

モンダイは、直前にならないと彼女の休日が確定しない事だ。
上手く休みを合わせる事が出来れば15年の付き合いで初めて、
一泊旅行に行けるかもしれない。
そのためには今からキャンセル料を払う覚悟で宿を押さえておく必要もあるだろう。

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仕事から帰り自宅のミニ畑からマクワウリとゴーヤ、そしてナスを収穫。
食料庫にカレールーが有る事を思い出し、早速作ったナスとジャガイモのカレー。
ゴーヤは塩もみ、マクワは冷やして。
ビールはエビスを1リットルだ。