盆 ― 2010年08月13日
旧暦とか新暦とか地方により日付は違うけれど、夏休みの意味も込め、世間はお盆。
子供の頃に母の実家で迎えたお盆を思い出す。
迎え火焚いて、提灯を灯し、盆踊りをし、ナスとキュウリの馬を作り、海への送り火で終わる。
竹とホオズキで作られた飾り、線香の香り、くるくる回る盆提灯の青い光、和紙で作った小船。
それが先祖を迎え送る行事だとも意識せず、子供の僕はただ久しぶりに親戚に会えること、
そして海で遊べることが楽しくて盆を心待ちにした。
しかし父を亡くした今、そんな行事をおくれる環境が羨ましい。
こんな時、キリスト教の家の寂しさは確かにある。
世間では帰ってくると言われる先祖の霊は、僕の家には来ないのだろうか。
ほんの数日、オヤジの霊が帰って来るならこれほど嬉しいことはないのに。
あれから2度目の晩夏が来る。
この2年は早かったのか、長かったのか。
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暑い夏のうちに行きたい所が沢山ある。
あの川も、あの山も、あの峠道も、夏ならではの美しさがあるんだ。
でも、これだけ猛暑と言われたこの夏に、僕の平日休みの日に限って雨が降る。
昨日の休みも風雨強し。
そして来週水曜日に予定している次の休みも予報は雨だ。
風や雲の表情に、ふと秋を感じるようになって来た。
焦る。
職場の窓から晴れた空を見上げると、全て放り出してどこかへ出かけたい誘惑に駆られるんだ。
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一日の仕事を終え職場を出ようとすると、夕立ち。
しかし、傘が無い。
デジタルカメラ、iPod、携帯電話、PSPなどをビニールでラップし自転車で漕ぎ出した。
ヒグラシの合唱の中、温かい雨の中を走るのは素晴らしい。
家までの30分、下着までびっしょりになって上機嫌。
雨に濡れるのもたまには良い。
濡れてもいい状況なら。
夏の温かな雨なら。
バイクがメインの移動手段だった頃、やはり雨の中を走るのが好きだった事を思いだした。
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子供の頃に母の実家で迎えたお盆を思い出す。
迎え火焚いて、提灯を灯し、盆踊りをし、ナスとキュウリの馬を作り、海への送り火で終わる。
竹とホオズキで作られた飾り、線香の香り、くるくる回る盆提灯の青い光、和紙で作った小船。
それが先祖を迎え送る行事だとも意識せず、子供の僕はただ久しぶりに親戚に会えること、
そして海で遊べることが楽しくて盆を心待ちにした。
しかし父を亡くした今、そんな行事をおくれる環境が羨ましい。
こんな時、キリスト教の家の寂しさは確かにある。
世間では帰ってくると言われる先祖の霊は、僕の家には来ないのだろうか。
ほんの数日、オヤジの霊が帰って来るならこれほど嬉しいことはないのに。
あれから2度目の晩夏が来る。
この2年は早かったのか、長かったのか。
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暑い夏のうちに行きたい所が沢山ある。
あの川も、あの山も、あの峠道も、夏ならではの美しさがあるんだ。
でも、これだけ猛暑と言われたこの夏に、僕の平日休みの日に限って雨が降る。
昨日の休みも風雨強し。
そして来週水曜日に予定している次の休みも予報は雨だ。
風や雲の表情に、ふと秋を感じるようになって来た。
焦る。
職場の窓から晴れた空を見上げると、全て放り出してどこかへ出かけたい誘惑に駆られるんだ。
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一日の仕事を終え職場を出ようとすると、夕立ち。
しかし、傘が無い。
デジタルカメラ、iPod、携帯電話、PSPなどをビニールでラップし自転車で漕ぎ出した。
ヒグラシの合唱の中、温かい雨の中を走るのは素晴らしい。
家までの30分、下着までびっしょりになって上機嫌。
雨に濡れるのもたまには良い。
濡れてもいい状況なら。
夏の温かな雨なら。
バイクがメインの移動手段だった頃、やはり雨の中を走るのが好きだった事を思いだした。
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