エダマメさまさま2010年08月02日


いつのまにか7月は往っていた。
暑い暑いと言っても、週末にはもう立秋。
そして盆を過ぎた頃から、明らかに空気の気配が変ってくる。

僕にとっての夏は、せいぜいその辺までか。
短い夏の記憶を全身に刻み込みたいと焦るばかり。

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土日の二日間を僕とM、そしてその娘の三人で過ごした。
僕自身連休を取ることが稀であり、Mも娘もそれ以上に連休は難しい。
その三人の休みが揃うなど、奇跡のようなものだ。

これが前もって解っていたら温泉へでも出かけたのに、休みが確定したのは当日になってから。
三人ともが直前まで予定を組めない職場なのだから仕方が無いけれど、
稀有なチャンスに勿体無いことをした。

でも、怠惰に過ごす休日も良いものだ。
それが一番の贅沢かもしれない。

映画に行き(トイ3 素晴らしい傑作だった)、美味いと評判のうどん屋へ入り、
街を散歩し、畑で夕飯に使う野菜を収穫した。
僕の家で三人で夕飯を作り、いつの間にかビールを飲むようになった娘と乾杯をし、
Mが眠ってしまった後も遅くまで話した。
翌日は朝寝をし、ワンコの散歩をし、いつもの川原で少し遊び、
夜勤に入る娘と病院の前で別れた。

たったこれだけの休日だけれど、なんと楽しかったことか。
会話の一つ一つを思い出すだけでニヤケてしまう。
またいつか、こんな休日が有れば嬉しい。

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明けて月曜日。
月初めと週明けが重なった混沌の日。
祭りの後にはまた日常がやって来るのだ。

夜、庭の畑からエダマメを収穫。
時間差で種をまいた甲斐あって、ほぼ毎日新鮮なエダマメにあり付いてる。
見た目では店に並ぶものに劣るだろうが、味は新鮮なこちらの方が絶対に美味い。

昨日まで賑やかだったこの家が、今はしんと静まっている。
寂しい。 
でも、1人もまた良し。
エダマメ様で冷えたエビスビールを飲み、好きな読書に没頭するのだ。



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