家庭菜園も良い事ばかりじゃない2017年07月29日

相変わらず真夏とは言い難い、まるで梅雨のような毎日。
湿度の高さと、日照の少なさ。
こんな時は畑に病気が出る。
そして雑草たちの成長の早さよ。

ズッキーニとキュウリのうどんこ病はもう仕方がない。
トマトもナスも、カビや害虫が病気を運んでくる。
薬を使わないのなら、患部を切るか苗ごと抜くか。
それも出勤前に畑を見回るだけでは発見にも対処にも限度がある。

自宅の畑でさえ、ふと気づけばもう雑草に埋まる。
まして休日にしか行けない埼玉に借りている畑など、
毎週の草むしりより雑草の成長の方がよほど早いのだ。
日曜日に雨でも降れば、畑は2週間放置することになる。
そこはもう、野菜などどこにあるのかと疑うばかりの、雑草の野原になっている。

家庭菜園も良いことばかりじゃない。
何しろ、仕事の合間の趣味として野菜つくりをしているのだ。
ああ、キュウリの収穫が間に合わず大きくなってしまった。
トマトが熟して落ちてしまった。
ニガウリがオレンジになっている。
ズッキーニの人工授粉が間に合わない。
落花生の土寄せが! 里芋の施肥が! スイカのツルが! ナスに害虫がっ!


作業に使える時間は限られている。
だったら完璧など求めず出来る範囲で遊べばいい。
好きでやっている事なのだから。
それは解っているのに、気ばかりが焦ってしまう。
それは収穫の楽しさが、僕の脳の報酬系を刺激し喜びを感じるからだろう。

明日も一日畑。
雨さえ降らなければ、ずっと畑で過ごしたい。
ああ、蒸し暑くたって蚊が出たって、やっぱり僕は畑が好きなんだ。