夏が終わる2016年08月28日



8月最後の土曜日は、地元の小さな花火大会。
毎年この夜は、庭に椅子と蚊取り線香を持ち出してそれを見た。
あの夏は母とMとの三人で見たっけ。
その夜の母の姿を、まるで昨日の事の様に思い出す。
あれからもう三年も経つのか。
いや、まだ三年なのか。

懐かしさと共に今年も夏が往く。
夜気を焦がすオレンジと、そのあとに残る火薬の匂い。
それは昔も今も少しも変わらない。
変わったのは、ただ僕だけなのかもしれない。