大雨2016年08月20日

夜明けは5時を過ぎ、そして18時半前には暮れてしまう。
暦の上では秋。 そして地上は晩夏。
荒れた夏野菜の畑、落ちて動かなくなった蝉、頭を垂れた向日葵。

不安定な天気。
三つの台風が突然産まれ、日本に向ってくる。
それらは互いに影響しあい、予報など役に立たないほど無秩序な雨が降る。
職場の窓から見る、白く煙ってしまうほどの豪雨。
中学のとき、天の底が抜けたようなという英語を習ったな、など思う。
まさにそんな雨。

昼食は緑のたぬき。
荒れた天気と交通機関の乱れで予定が狂い、あきらめて早めに帰宅。

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夏場は花がもたないね、など独語しながら萎れてしまった切花を片付ける。
先日活けたばかりの庭の向日葵。
母と父と祖父母の写真の前に、いつも花を飾っているんだ。
それだけではもの足りず、線香を焚く。
キリスト教の家で線香を点すなんて。
でもあの香りが漂うと、とても落ち着くのだ。
だから今夜もまた、火を点す。
短い線香だから、燃え尽きてしまうまで見ていても良い。

夕飯は手抜きでアサリと大葉のパスタ。
明日は特に予定の無い日曜日。
僕にとって予定の無い休日は貴重だ。
一日怠惰に過ごすつもり。