今夜も鍋2013年11月06日

いつもよりも早起きした。
夏の頃はとうに明るかったその時間、もはや日の出は6時を過ぎ外はまだ夜の趣だ。
気温は8度。 ジャージの上にもう一枚羽織って犬と散歩に出た。
世間はまだ眠っていて、ヒタヒタヒタと僕らの足音だけが聞こえるのは良い気分だ。

夏の間使っていたタオルケットやらパッドやらを洗う。
気に入りの対流式ストーブに給油し、冬用のスリッパに換え、羽毛布団も引っ張り出した。
それほど今朝は寒く、その寒さが冬篭りの準備をさせる。
バルコニーの鉢植えたちも、そろそろ室内に仕舞う時期だろう。
僕の嫌いな季節がやって来る。

実家へ母を見舞ってからバイクで出勤。
仕事は駄目だったけれど、代わりに暫く疎遠だった某部署の人と話が出来た。
昼食は緑のたぬき。
午後は実習学生の対策と研究会、そして会議会議会議。
早くも来月の忘年会のお知らせが出欠表と共に廻ってくる。
欠席。
もうそんな時期だなんて、なんだか冗談のようだ。
今は季節の移ろいが怖いのだ。
時間なんて経たなければ良いのに。


嬉しいのだか侘びしいのだかの一人鍋。じゃなくて独り鍋。
寒い時期はこればかりで、いつの間にか土鍋鉄鍋打ち出し鍋と道具も揃ってしまった。
今夜は鉄鍋ですき焼き。
酒は澤の井の一番汲み。

明日は立冬。
仕事を休んで母の治療に付き添う。