寒い2013年11月14日

低調な日々に寒さが追い討ちをかける。
朝5時に犬と歩いたときの気温は3度。 
まだ秋を引き摺る11月中旬の体も気持ちも、その寒さに立ち向かえない。
夏が往った事は受け入れても、冬が来てしまったなんて信じる事が出来ないんだ。

次の休日には、冬服を引っ張り出しておかなければ。
ライダージャケット、フライトジャケット、そして山用のダウンジャケット。
苦手な季節から身を守る装備は沢山持っているけれど、心を守る術はしらない。

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月曜の受診の結果、休薬する事になった母の体調は良いようだ。
その状態を見ると、そろそろ治療の中止を決める時なのかもしれない。
でも決断がどうしても付かず、何をしていてもその事が頭から離れない。
そして何度も溜息を付き、出ない答えを探している。

ゴールが決まっている事は解っているんだ。
でもそこまでの過程に正解は有るのか。

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今年の猛暑の影響か、記憶に無いほど葡萄の出来が良い。
これは自宅西側フェンスで作っているやつ。
袋掛けした20房ほどがどれも良く育ち、そして素晴らしく甘い。


これは東側フェンスで育てているマスカット。
良く出来たかと思ったけれど、完熟前に葉が全て散ってしまい惜しい事になった。
でも甘みは少なくても香りは十分に楽しめるから、これもみんな食べてしまうんだろう。

そう言えば祖母の家には大きな葡萄棚が有って、この時期はその収穫に忙しかった。
それに大量の砂糖を入れて煮たジャムが僕は楽しみだった。
酒好きの祖母はその葡萄でワインを密造しようとし、すべて酢になってしまった事もあったっけ。
子供の頃の記憶はフィルターに掛けられ、今では楽しかった事しか覚えていない。
現実から眼を背け甘美な思い出の中だけに生きていたい、なんて馬鹿な事を考えたりもする。