観閲式2013年10月27日



台風一過の日曜日、観閲式に行ってきた。
陸海空で持ち回る自衛隊観閲式は今回陸の当番。
空の百里、海の横須賀にも行くけれど陸の会場となる朝霞駐屯地は僕の借りている畑の近所。
だから車でサッと行って来られるんだ。


安倍さん。


相変わらず凛々しい自衛隊中央病院高等看護学院の皆さん。
来年からは防衛医科大学校看護学科に変わる。
式典後、野外手術システムの説明もしてもらった。
手術車、準備車、滅菌車、補給車にモジュール化されていて迅速に移動できるとのこと。


デビューしたばかりの10式戦車。
実物を見るのは初めてだったけれど、90式より小柄で軽快な印象。
後で調べたら装備重量44トンで、90式より6トンほど軽く機動力が向上しているとのこと。
今まで主力だった90式は大きすぎて渡れない橋梁が多かったんだ。


何だか隊員の皆さんが楽しそうにも見える87式偵察警戒車。
小松製作所製で重量15トン。 10気筒のディーゼルエンジンは排気量1万4千で305馬力。
武装は25ミリ機関砲。 潜望鏡や各種カメラ、暗視装置付き。


世界最高性能と言われる救難飛行艇のUS-1とUS-2。
ヨットで遭難した辛坊氏を助けに行き波高4メートルの荒れた海に着水したのがこれ。
航空機は他にC-130、F-2、F-15、チヌーク、LR-2等が参加。


90式。
デカくて煩い戦車そのものと言った威圧感がある。
エンジンは2ストロークのディーゼルで排気量2万1千。
1500馬力で50トンの車体を0-200メートル20秒で加速するが、燃費はリッター250メートル。
アメリカの演習場で120mm砲の射撃訓練をし、あまりの命中精度に米軍関係者を驚かせたという噂があるけれど真偽はしらない。


そして、87式自走高射機関砲。
これを見に出かけていったようなもの。 
ガンダムを知る人ならガンタンクを連想するその形態に眼を見張る。
74式戦車の車台に35mm対空砲を2門、レーダーと各種照準システムを搭載したもの。
有効射程が3500メートルと短く、近い将来消える兵器かと思われる。
でもその毎分1100発の35mm砲射撃は凄まじく、いつかまた富士の演習を見てみたい。
走行用エンジンとは別に電子機器の電力用に補助動力装置を積んでいる。
噂では90式戦車より高価で、そのため調達中止となったらしい。

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あっと言う間に式は終わり、300枚ほどの写真を撮って帰宅。
午後は自宅と実家の家事。 Mの仕事を少し手伝っているうちに日曜が暮れる。
日没はいつの間にか16時台となり、朝夕の涼しさは寒さに変わった。
10月もあと数日。





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