2013年10月31日



早朝に家を出て高速道路を西へ走る。
今日はMと行く久しぶりの山歩き。 
と言っても登山なんてものじゃなく、軽装でのハイキングと言ったところだけれど。
それでも紅葉の山中に居るだけで、黒く沈殿したものが昇華し気持ちが軽くなる気がする。
見聞きするものの全てが心地良い。


落ち葉でふかふかの、明るい日向道。
煙のようなかすかな匂いは紅葉の、というより初冬の匂いか。
気温は14度。 暖かな陽射し。


急登をクサリを握って昇る。
それまで熱心に続けていたジョギングも筋トレも、2月から全くしていない。
衰えた体力と増えた体重が岩場で喘ぐ。



キツイ行程も、こんな滝を見れば報われる。
ずっと見てた。
どれだけ見ていても飽きなかった。


オニギリとお茶、そしてドラ焼きで休憩。
川に手を入れたMが冷たいと騒ぐ。
でもそれは信じられないほど綺麗な流れで、時間も忘れて遊んだ。
やがて背後の山からガスが流れ落ち、気温まで急に下がってきた気がする。
帰る頃合か。 
でも、まだ帰りたくないんだ。

日曜日は観閲式、水曜日は海釣り、今日は山。
母の発病以来の色々な事に少し疲れ、意図して遊んだ。
明日からまた僕の日常に戻る。
そして10月も往く。