帰った ― 2013年01月05日
4日から泊まりに来ていたMの娘を寮まで送り、誰もいない自宅へと帰ってきた。
火の気の無い室内の寒さと、キッチンに溜まった洗い物と、空になった酒瓶と。
英才教育が利いたのかすっかり酒飲みになった娘と、昨夜は痛飲したのだ。
圧力鍋で煮込んだモツ煮、「角上」の寿司、実家から持ってきたローストビーフ。
以前はワインを好んで飲んだ娘が、いつの間にかウイスキーを舐めるようになった。
なんだか、すっかりオトナになったように見える。
それは素振りだけじゃない。 仕事で荒れた痛々しい手を見ても解る。
もうお年玉を要らないと言う一人前の社会人なのだ。
多忙を極める中こうしてやって来てくれるけれど、それも何時まで続くやら。
あの頃まだ幼児だった娘も、今ではもう23歳なのだ。
彼でも出来たらこんなオッサンの家へなど寄り付かなくなるだろう。
寂しいけれど、それもまた良し。
年末年始に沸き立っていた世間も、その祭りの残滓を僅かに残し落ち着きを取り戻してきた。
僕もまた、寒い季節を淡々と過ごす日々に戻るのだ。
1月5日小寒の日、最高気温はたったの5度。
それでも東京の昼時間は9時間51分で、冬至の頃より6分長くなったようだ。
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