大根の不作とブリ大根2012年11月19日

今年の大根は散々だった。
残暑と少雨が重なった事によるシンクイムシの大発生により、1回目播種分は壊滅。
2回目は続けてやってきた二つの台風で流れてしまい、3回目の種まきにはもう時間が無い。
長いこと耕し続けた畑は年末で契約が切れ、地主に返さなくてはならないからだ。

趣味で野菜作りを長く続けてきたけれど、これほど虫害にやられたのは初めてだ。
ブロッコリーも、白菜もマトモに育ってはいない。
あるいはもうすぐ返さなければならない畑の手入れを僕が怠っているせいかもしれないけれど。
庭の畑で過ごす時間が増えた分、埼玉の畑はこの2ヶ月放置してしまったんだ。

まったく畑って奴は、少し手をぬくと直ぐに荒れてしまうんだ。
そして、手入れの悪い畑を見るのが嫌で、ますます足が遠のいてしまう。
里芋も落花生もまだ収穫が終わっていないというのに。
それもそろそろ撤収しなければならないだろう。
またどこかに新しい畑を借りる事が出来るだろうか。
小物なら自宅で作るけれど、スイカやジャガイモ等は大きな面積がどうしても欲しい。


ブリ大根。
そんな不作の年に数本だけ育ってくれた大根を煮てみた。
美味し。
酒は今年最初の新酒「〆張鶴・しぼりたて原酒」。 
トロリと濃醇な生詰めで、濃い味の料理にも負けない。
この時期だけ出回る僕の大好きな酒で地酒屋さんが取り置きしてくれていたもの。
5本も買ってしまったけれど、冷蔵庫に入りきらず3本は知人にプレゼントしてしまった。