17年2012年01月17日

1.17。
もう17年も経つのか。
当時も今と変らず東京に居たので震災による直接の影響は無かった。
でも個人的に大きな問題を抱えていた頃だったので、もう17年が過ぎた事に深い感慨を覚える。
被災地ではもう、当時の爪痕を探すことは難しくなっているかも知れない。
僕も同様に、この17年間で随分と変った。
東日本大震災の被害に遭われた方々にとって、時間の経過が「時薬」となる事を祈ります。
佐藤江梨子見たさに買ったDVD「その街のこども」。
この映画のどこに魅かれるのか自分でも解らないままに、何度も何度も繰り返し見てしまう。
と思ったら、「ジョゼと虎と魚たち」の脚本家が書いたのか。
静かな台詞と距離感、そして内に秘めた万感の想い。
たしかにこの二本の映画には共通点がある。
あれから17年だというニュースを見ていたら、今夜もまた見たくなってしまった。

--------------------------------------------------------------------------

心療内科へ行くため、早くに退勤。
和菓子の詰め合わせを持って今年初めての受診へ行く。
と言っても投薬も無く、ただ世間話をして帰るだけだ。
それが僕にとって大切な治療なのだと思う。

正月にお父様を亡くした知人の様子を見てから帰宅。
ポリバケツを取り込み、ワンコをケージに入れ、洗濯機を回しながら風呂に入り、部屋着に着替えてやっと落ち着く。
これから眠るまでの数時間が、誰にも邪魔されない僕だけの時間だ。


今期二度目の白菜漬けはスルメ入り。
これをツマミながら呑みたくて買って来た酒は三重・稲垣酒造場の「御山杉」
レンジではなくヤカンの湯でゆっくりと燗酒を作り、また今夜の独り呑みが始まる。