気にならない人2010年12月17日

奴は、全てが気にならないと言う。

携帯を無くしても、親が体調悪くても、転職先がなかなか決まらなくても、車を擦ってしまっても、
寒くても、住宅ローン支払いが滞納危機でも、体重が猛烈に増えても、兄弟と仲が悪くても、
買ったばかりのマンションの扉が建て付け悪くても、気に入りの鍋を焦げ付かせてしまっても、
近所に騒音ババアが住んでいても、HDDが壊れ過去数年分の写真を失っても。

心配じゃない? イライラしない? 焦らない?と何度も聞いたことがあるのだ。
考えても仕方の無い事は考えない、と奴は言う。
それを聞いて僕は、奴の事が更に好きになる。
その、普通に生きている姿を見ると僕はとても安心をするんだ。

僕とは正反対の性格をした幼馴染。
奴がなぜ僕などと付き合ってくれているのか解らないけれど、有り難い友達だと思う。
僕は、全てが気になる自分の性格が嫌いだ。

今ちょっと、考えても仕方の無い心配事に囚われてしまい困っている。
何をしていてもそれがアタマを離れず、溜息が出、胃痛がするのだ。
その心配事はいつか爆弾となって僕を襲うだろうが、今はどうする事も出来ない。
それを誰にも相談はしないけれど、こんな時は奴と酒でも飲みたいのだ。
アイツならきっと、今そんな事考えても仕方ねえだろ馬鹿。と言ってくれるだろう。

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疲れて帰宅。
ちょうど良いタイミングで、いつもの店から酒が届いた。
ナパバレーのワインが数本と、タリスカー10年、バランタイン17年、そしてボンベイサファイア。
正月用の酒の備蓄は整った。
あとは、正月休みを取れるかが勝負。