明けましておめでとうございます2011年01月01日



明けの空に消えてゆく金星と、月齢26の月。
東京の日の出は6時50分。
凛とした快晴の元旦の朝。

Mはまだ眠っている。
今のうちにワンコの散歩を済ませ、雑煮の準備をしておこう。
とにかく、新年がやって来た。
ありがたい事だ。

昨年中はありがとうございました。
今年も宜しくお願いいたします。





元の生活2011年01月04日

Mの勤務予定が当初と変わった事も有り、思いがけず濃密な正月となった。
Mもその娘も、そして僕も、何度か職場に顔を出したものの、夜はずっと一緒に過ごしたのだ。

三人で初詣へ行ったり、新装の羽田空港を散歩したり、空いた都心を車で流したり。
以前では考えられなかったそんな時間を楽しんだ。
夜、テレビを見ながら笑う母娘を見ながら酒を舐めるのもまた良いものだ。

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そして今日。
仕事から誰も居ない家へ帰り、独り酒。
静かな独りの時間を堪能している。
これが僕の元の生活。
これも、また良い。



昼は延び始めたけれど2011年01月05日

出勤時の気温は-1度。
車も有るというのに自転車で家を出るには勇気が必要な気温だ。
それでも正月前後の酒池肉林の後悔と反省を込めペダルを漕いだ。
1週間もサボった夜のジョギングも、再開しなければ。

昼食はコンビニのオニギリとカップ味噌汁。
久しぶりに会ったレジの女性に明けましておめでとうございます、と言われた。

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冬至も過ぎ、昼時間はあれから6分長くなり、日没時間は一時期よりも13分も遅くなっている。
それでも季節が動いた気がしないのは、日の出時間が早まらないからだ。
いつも職場入りするのは朝の6時前後。
この時期、まだ夜の気配すら残るその時間から働いていると夜勤者のような気分になる。
建物の中に居ても、夜の心細さを感じるのだ。

大寒を越え、立春を過ぎれば少し安堵できるだろう。
苦手なこの季節を、どうにかやり過ごしたいのだ。


今年5回目の日没は16時41分。
そしてまた、長い夜。

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夕飯は正月の残り物。
伊達巻、かまぼこ、昆布巻き、大根なます、焼き海老。
酒も正月に買った阿倍勘の特純をぬる燗で。




成人式のこと2011年01月06日

小寒。
寒の入りの今日、強い寒気がやって来た。
寒気と言うと、昔読んだ「北風と太陽」という絵本の挿絵を思い出す。
あの話では太陽が北風に勝ったけれど、まだ今の太陽にはその力が無い。

毎年繰り返される、この時期の体調不良。
寒くなると胃痛と不眠が酷くなり、気力も無くなる。
そしていつも背を丸め、冬に負けないように意識を閉ざすのだ。

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仕事始めの慌しさが少し収まった職場。
しかし今度の土曜はもちろん日曜も出勤せざるを得ず、三連休できる人が羨ましい。
そろそろ畑の寒起こしや堆肥の切り返しをしたく、休みがいくらあっても足りないのだ。

昼食は自宅から持ってきたオニギリ。
正月に出費が嵩んだ上、今月はいくつかの支払いが重なり家計が苦しい。
お金を掛けない自炊が増えそうな予感。

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自宅前で姪に会い、ちょっと話をした。
この前まで赤ん坊だったくせに、今年は成人式だという。
式は楽しみか?と問うと、着るものも無いし行かねぇよ、との事。

Mの娘は成人式を迎える10ヶ月も前から振り袖を手配し、写真館でプロに撮影してもらった。
高校時代から将来の進路を話し合い、進学、就職と過保護すぎるほどに手助けをした。
それを考えると、親に放任され中学を卒業してから未だ迷走しているこの子が可哀相に思える。
誰かの保護の元に居る時期に、それが無かったように思える。
でも、この子に同情することなど不遜かもしれない。
何も出来ないくせに、同情など出来ない。

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夕飯には大根とガンモを煮た。
この時期の大根は本当に美味い。
他に、豆腐の生姜焼き、年末に漬けた各種漬物。
酒は黒霧島をお湯割りで。



桜が咲いた2011年01月07日

昨夜、いつものようにジョギングをしていた。
時間は0時、気温は2度、強い北風。
30分ほど走っても汗は出ず、痛いほどの寒さと苦しさしか感じなかった。
やがて全く走れなくなり、吹き曝しの野外に座り込み、喘ぎながら帰宅。
這うように風呂場へ行き熱いシャワーをしばらく浴びて、ようやく再起動した。
低体温で解糖系が阻害され、ATP産生障害でも起こしたのだろうか。

どう考えても無謀だったと思う。
一杯だけとはいえ酒を飲み暖かな部屋で弛緩していた身で、寒風吹き荒れる真冬の野外を
走ろうなんて。
深く反省し、これからは夕飯前に走ろうと決めた。
このごろ職場で「痩せましたねー」と言われることが多く、ついつい無理をしてしまうのだ。

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玄関脇の蓮の水瓶に氷張る朝。
寒さに負け、車で出勤。
6時の気温は0度。 3から4メートルの北風。
体感温度は風速1メートルで1度下がるから、間違いなく今期最も寒い日。
雲が千切れ飛んでゆく空を見上げるだけで、恐ろしい物を見た子供のように震えが走る。

仕事は順調。
昼食は職員食堂で七草粥を食べた。

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正月に活けた「啓翁桜」の蕾が開いた。
そこだけもう春のようだ。
嬉しい。





ホウレン草と水菜2011年01月08日



いつもより遅い時間に出勤。
だから、家を出る前に庭の畑で遊ぶ時間が有った。
朝の引き締まった空気が心地良い。

ホウレン草と水菜は今が食べごろ。
特にホウレン草は葉が厚く柔らかく、鍋に最適なのだ。
ザル一杯収穫したので、今夜は鍋決定だな。

さて、今から出勤。


二日酔い2011年01月10日

早朝、頭痛で目が覚めた。
久しぶりの二日酔い。
昨夜、幼馴染連中と駅前で数件のハシゴをし、大酔っ払いだったからだ。
その全員が小学校からの付き合い。
やはり、旧友は良い。

締めに入ったラーメン屋。
奴らと呑んだ時、いつも最後に入るその店は今年で創業40年。
子供時代から知っているその店がひどくサビレている事に気付き、少し寂しかった。
ラーメンブームの今ではちょっと通用しないような、昔のラーメン店。
それは酒の仕上げには良いけれど、食事として食べれば物足りないのかもしれない。

オマエが一番近いのだから、たまに食べに行き店を守れ。と奴らに厳命された。
馴染みの店を無くす訳には行かない。
でも僕などが偶に行って、何の足しになるものか。

駅前で別れ、帰宅。

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成人の日。
強い北風。
気温は昼になっても上がらず。

畑へ行き、重作業をするつもりだった。
が、今年はなぜか作付けを誤ってしまい、今になってもまだ収穫の終わらない作物多し。
本当は耕運機を入れて一気に土起こしをする時期なのだけれど、草むしりなど軽作業で終わる。
それでも畑は気持ちの良い場所だ。
寒くても、風が強くても、時間が有ればとりあえず行く。
今日の収穫は、里芋、白菜、ネギ。

午後、工務店の担当が来宅。
先日の自宅1年点検で不具合のあったトイレの鍵と照明一つの取替え。


夕方、畑から収穫してきた白菜を漬けた。
切り昆布、ゆず皮、鷹の爪、塩3パーセント。


豚汁を作った2011年01月11日

泣きたくなるほど寒い。
冬は空気が澄み残照も星空も綺麗だけれど、この寒さだけは体と心に応える。
昨夜ジョギングに出た時の気温は0度。
今朝、自転車で出勤した時の気温は-2度。
それでも動けるだけまだ良いのか。
夜にジョギングしていると言うと、Mは呆れた。

第二火曜は会議4連発の日。
ノロウイルスとインフルエンザの流行で会議時間が長引き、他の業務を圧迫した。
書類だけ読み管理していれば良い人が羨ましい。
現場に立つ我々はいつも走り回っているのだ。

昼食は時間無し。
新年会は欠席とする。
ナイター診療受診のため、17時半に職場を出た。

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昨日、畑から拾ってきた里芋。
拾ってくるとは収穫残しの、いわゆる屑芋を回収してきたということだ。
毎年作る「石川早生」という品種は小芋をキヌカツギで食べると最高に美味い。
それは正月に堪能した。
反面、大きく育った親芋はそれに劣り、正月前の収穫で畑に放置していたのだ。



でも、この寒さに汁物の恋しい季節。
白菜、ネギ、大根も収穫中とくればこの親芋を使わない手は無い。
帰宅後、冷凍庫から豚コマを探し出し、豚汁を作った。
落花生で作った味噌も熟成が進み、今が食べごろ。
具沢山の豚汁、好きなのだ。


保存食2011年01月12日

朝、池の氷を割ってから出勤。
水底の金魚達は全く動かない。
こんな季節、無駄に動かずやり過ごすのが正解だ。


仕事は特記事項無し。
昼、栄養課のフヂコが大きな箱を持ってやって来た。
職場の倉庫に備蓄してある保存食で、来月末に消費期限が切れるのだという。
普段は廃棄するのだけれど、いつもカップ麺ばかりで飽きるだろうと持って来てくれたのだ。

保存食が数千食分備蓄されているのは知っていたけれど、乾パンの類だと思っていた。
それが湯や水を入れるだけで食べられるご飯で、種類も山菜おこわ、五目御飯、わかめご飯から
赤飯まで有るじゃないか。
早速一つ食べてみたけれど結構美味しくて、昼食にはこれで十分だ。
これは有り難い。
フヂコがいつもに増して美人に見えた。

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一年のうちで最も寒い時期だと解っているけれど、それでもやはり寒い寒いと言い続けている。
帰宅後、ジョギングにすら出ることが出来ず、長風呂して燗酒を飲み、ワンコと抱き合っている。
犬って温かい。

そう言えばこのワンコ、昨日が誕生日だったのだ。
1995年の昨日、予約していた柴犬専門のブリーダーから、「産まれましたよ」と届いたメール
に添付されていた写真はまるでモグラみたいだったけれど、今では立派な6歳の成犬。
犬の時間の早さを、複雑な気持ちで想う。



あと3週間2011年01月13日

東京では今朝から日の出が早くなり始めた。
その時間は6時50分。
昼時間も明後日には10時間を越える。
立春まで、あと3週間。

他部署だけれど僕と共同である仕事をしている人がスキーで骨折、3週間仕事を休むという。
大切な監査と研究会を前に、困った事になった。
どこかからヘルプが来る訳で無し、僕一人で収拾しなければならない。
胃が痛い。

昼食は時間無し。
おやつに蜜柑。

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仕事帰りにコンビニで、ケーキを買った。
自分の誕生日だからだ。
今日は疲れ、このケーキを食べたら寝てしまおう。

少し具合が悪い。
「咳をしても一人」