内視鏡検査のこと2015年06月15日

梅雨の晴れ間の月曜日。
腹がゴロゴロして目が覚めた。
土曜日の大腸内視鏡検査の余韻だろう。
あの検査は過酷だ。
検査前に極めて不味い下剤を2リットル(!)も飲み下す必要がある。
それで綺麗さっぱりした腸内に空気を入れ、内視鏡で隅々まで観察されるのだ。

自分の体内を映し出すモニターを前に、まな板の鯉のように横たわる。
そして、変なものが見つからないことをただ祈る。
頻発する腹痛で検査することにしたのだけれど、半分は母のこともある。
母と同じ病気にでもなったら、逝った母に申し訳が立たないからだ。
残された僕には、計画的な検査を自ら受ける義務がある。
そして、病気は避けられなくても早期に見つける。
それが最後まで僕の体を心配しつくした母への返礼となると思うんだ。

結果は憩室がいくつか見つかった程度で安堵した。
でもショックだった事もある。
検査にあたり本人はもちろん、親族の同意が必要だったんだ。
異常が見つかり、そのまま内視鏡で摘出手術となった時のため同意が必要との事。
母の一件以来、隣に住む兄とは交流していない。
普段はそれで良いしむしろ清々するけれど、こんな時にどうすれば良いのか。
今回は近くに親族が居ないとの理由で勘弁してもらった。
でも、今後同様の事が有ったらどうしよう。
内縁と言う事で、Mに署名してもらう事が出来るだろうか。

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仕事はいつも通り。
普段通勤に使っている車がバッテリ充電中のため、初めて新しい車で出勤。
昼食はペヤングソース焼きソバ。
午後、おやつにドラ焼きを差し入れしてもらった。


夜。
地鶏の腿肉をフライパンで焼いて、もらい物の上等な赤ワインを開けた。
なにも治療したわけじゃないのに、検査で異常が無かっただけで元気になってしまう。
急に食欲まで湧いてきて、これではダイエットなど遠い道だ。