子供のこと2012年09月11日

まだ、残暑は気張っている。
快晴の今日、気温は33度にまで上がった。
そして相変わらず少雨が続く。
職場の植木も葉が縮れ喘いでいるように見える。


仕事はいくぶん捗った。
午後、売店で会ったフヂコが「ガリガリ君」を買ってくれたのだけれど、それがなんと当たり。
完璧美人の彼女は、その行為にまで非の打ち所がない。

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まだ途上にある子供を見守るのはもどかしい。
こちらの思い通りに成長するわけも無く、でも本人が望む進路をどうにか叶えてやりたいと願う。
で、その思いだけが空回りしたりもする。
親の心子知らず、子の心親知らず。
僕とMの子の関係程度でもそう思うのだから、親子間の葛藤たるや言うに及ばずだ。

今年高校を卒業したMの息子の進路が決まらない。
彼はある夢を持っていて、そのために文字通り血の滲むような努力をしていた。
厳しい体重制限が有る為に、168センチの身長で46キロにまで減量もしたんだ。
でも、その職に就くための養成校は合格率数パーセントで定員15人。 
昨日届いた入試の結果は不合格だった。

ガリガリに痩せてしまった彼を見ると、そして門戸の狭さを思うと、どうしても悩んでしまう。
君の希望する進路は趣味として傍から眺めるのでは駄目なのか、と言いたい。
彼にその道を諦めさせ普通の大学へ進学することを選ばせたいのだ。

M抜きで2人で会った昨夜の話し合いは結論が出ない。
若い奴の熱望する夢を諦めさせる事が正しいとも思えない。
大学へ行く気が有るのなら毎晩でも家庭教師に通ってやると僕は言った。
でも僕自身、自分の主張が正しいのか自信が無いのだ。