ブラーバさんが素晴らしいこと2016年04月25日




ルンバを使い始めたときの事は以前書いた
最近はそれに加え同社のブラーバを使っている。
フロアモッピングロボットと言っているけれど、つまり床拭き器。
それも、もの凄く賢い床拭き器だ。

ルンバよりかなり小さい筐体に、専用の雑巾を取り付ける。
タンクに水を入れ、あとはスイッチを押すだけ。
たったこれだけで、床がツルツルピカピカ。
素足で歩く木の床は気持ちが良い。
乾拭きもできるし、その時は市販の使い捨てシートも使える。
手入れも掃除後の雑巾洗いだけだし、乾拭きならシートを捨てるだけだ。

今までの雑巾掛けがまるで苦行に思えるほど簡単に、そして綺麗になるんだ。
それまで拭き掃除できていなかった場所も、コイツならたいてい拭いてくれる。
ベッドやソファの下とかも、埃一つ存在しない。
特に花粉の時期にはその効果を実感できる。
喘息の経験のある人には解るはずだ。

いい加減に動き廻る事で結果として部屋を綺麗にするルンバとは思想が違う。
コイツは賢い。
ジャイロとエンコーダで掃除をしながらマッピングし、部屋の形を理解してゆく。
それに加え付属の赤外線発信器と通信し、自分の位置を正確に把握する。
その小さな発信器は、部屋の中心付近の机の上にでも置いておけば良い。
受信状況が本体表示で解るけれど、入り組んだ部屋の形でも良く受信できている。
あとは機械任せ。
まるで人が拭き掃除するように、前後にゴシゴシと動きながら部屋を拭いてゆく。

複数のセンサで障害物は避けるし、絨毯やラグには乗らないようになっている。
でも僕の家で使っている竹製の薄いラグには、何かの拍子で乗ってしまう事がある。
だから、ラグやクッションや障害物は、掃除時なるべく床に置かない。
椅子やテーブルの脚は丁寧に避けながら進んでくれる。
階段や玄関の段差も器用に感知し、落ちてしまった事は無い。

そして驚くほど静かだ。
だから深夜に酒を呑みながら本を読み、その時にリビングの掃除をしてもらう事が多い。
微かなモータ音だけで行ったり来たり。
時折立ち止まりLEDを点滅させて考え込んだり。
近くに寄ってきたときは思わず見入ってしまう。
まるでペットのように可愛い。

週に何度か、仕事に出るときにルンバを起動してゆく。
そいつはいつも通り、大きな音を出しながら留守宅を走り回り、ゴミを集めてくれる。
そして夜、ブラーバの動きを愛でる。
掃除が終わると音で教えてくれ、出発した場所に帰って静かになる。
それを見て思わず笑い、お疲れ様と言う。
それがこの頃の、独りで居る夜の過ごし方だ。