新しい畑のこと ― 2018年01月15日
10年間耕した埼玉の畑。
その契約が終わり、12月から畑難民となった。
自分の畑を持たぬとは、ツマラナイものだ。
ジャガイモも人参も、カブもゴボウも、植え付けが迫っているのに。
ただ指をくわえて見るしかないのか。
自宅の庭にも小さな畑はある。
でもそれは、夏野菜を作るための慎ましいもの。
朝な夕なに手入れと収穫の必要なトマトやキュウリ専用の場所なんだ。
耕運機で耕したり、腐葉土を作ったり、深い穴を掘って種芋を貯蔵したり。
そんな事は自宅では難しい。
どうしたって、ホンモノの畑が必要だ。
でももう、アテが無かった。
地元の市民農園は考慮に値しないほど狭く、そして2年しか使えない。
土地持ちの知り合いも、今は貸せる場所はないという。
素人が趣味で土遊びする畑なんて、どこにもないんじゃないのか。
もう畑趣味もこれで終わりか、と悲観した。
そしてトボトボと、もと借りていた畑へ行った。
最後に写真でも撮ろうかと思ったからだ。
すると、顔見知りの畑仲間が居るじゃないか。
ガスコンロと大鍋を持ち寄り、豚汁なんか作って遊んでいる。
そこに入れてもらい、新しい畑の目処がつかない事を愚痴った。
するとその中の一人が、地主を紹介してくれるという。
空いている場所を借りられる筈だと言うじゃないか。
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で、これ。
あー、やっぱり畑は良いなと思う。
日当たりも土質も、最高だ。
特に期限は設けず、使いたいだけ使えばいいとの事。
地元の市民農園に始まって20年以上、契約が切れては他を探した。
ようやく、あの落ち着かなさから解放されたのだ。
自宅の畑と合わせ、僕には十分な面積を確保した。
あとはただ耕すだけだ。
帰宅後、耕運機のオイル交換をした。
気付けばその日は僕の誕生日。
僕にとって、とても良い誕生日プレゼントだ。
これでまた休日の埼玉通いがはじまる。
今期は農具も新調しよう。
コメント
_ 西洋にんじんぼくに ― 2018年01月21日 00時29分
_ bono ― 2018年01月21日 08時04分
これだけ広いと栽培面積が必要な作物が遠慮なく作れそうです。
スイカが好きなんで、今年は頑張ってみます。
でも荒らさないように気を付けないと。
夏場の草むしりも大変そうです。
スイカが好きなんで、今年は頑張ってみます。
でも荒らさないように気を付けないと。
夏場の草むしりも大変そうです。
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すごい、広い土地ですね!
豚汁、寒い時期に外で食べたら美味しそう