冬至2015年12月22日

今日ついに太陽の南中高度は最も低くなり、明日からはまた少しずつ昇ってゆく。
それに伴い、昼時間も徐々に延びはじめる。
地上ではまだ冬が厳しくなるけれど、天上はもう春に向かうのだ。
それを思えば、これからの寒さも耐えられるだろう。

5時半、気温は8度。 
犬との散歩。 やがてしののめ。
いつものベンチに座って犬とビスケットを齧りながら静かな時間を楽しむ。
それは冬の時期の楽しみの一つだ。

7時、Mを送り出し僕も車で出勤。
今年の出勤は今日を入れてあと5回。
来年に送るもの、塩漬けにするもの、今年中に片付けるもの、急ぎのもの。
仕事を振り分け、今日の予定を組んで一日走り回る。
昼食は時間なし。
12時間働いて、疲れて帰宅。


夜、柚子湯とカボチャ煮を準備する。
2013年の冬至の日、やはり柚子湯とカボチャ煮を準備して母を夕飯に招いた。
あの時はまだ、母は僕の家まで歩いて来る事ができていた。
柚子湯に歓声をあげた母を良く覚えている。
シクラメン、出前の寿司、ほうじ茶の香り、そして母の声。

あの頃の事ばかり考えている。
たくさんの思い出に埋もれ、窒息してしまいそうだ。
とりあえず一年を耐えろと皆に言われた。
初夏に母の一周忌が過ぎて、でもその後なにか変ったのか。
一年の次は二年を、その次は三年を耐えるのか。
毎朝、両親の写真にコーヒーを供え、でも悲しくてその写真を直視できずにいる。

Mは僕の家に5連泊中。
今夜も仕事が終わったらやって来るようだから、ツミレ鍋の準備だけはしておいた。
ただし何時に帰ってくるかは解らず。 きっと遅いだろう。
明日は自宅の大掃除。





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