ひじき2013年08月28日

肌寒さで目が覚めたら朝の4時。
開けたままだった窓を閉め、ワンコの散歩に出た。
一日で一番静かな時間、気温は21度。 
ここ数日で一気に鳴き始めた秋の虫と明けの空の鱗雲。

10日ほど手入れをしていない庭の畑を溜息混じりに見ながら身支度をする。
収穫の終わったキュウリの撤収をしなければ。
ニラもナスも伸び放題。 葉ショウガの収穫も急がなければならない。
土を耕し、肥料を入れ、秋作の準備も必要だ。
枯れたヒマワリ、折れたハスの葉、窓枠に絡まった朝顔の蔓。

実家に母を見舞ってから出勤。
仕事は特記事項無し。
午後、発作的に抵抗できない眠気に襲われ、しばらく自分が使い物にならなかった。
この頃たまにこう言う事が有るのだ。
反対に夜の眠りは浅く、ワンコが廊下を歩く気配でも目が覚める。
睡眠サイクルが狂っているのだろうか。
検査でも受けてみようかしら。

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食欲の無い母が少しでも食べられるように、色々なモノを作ってみる。
これはこの頃一番好評だった、梅ひじき。
乾燥芽ひじきを戻し、出し汁と砂糖、醤油、味醂、酒などで煮る。 
その時に、種を抜き叩いた梅干を2粒投入。
汁が少なくなるまで煮つめ、仕上げに鰹節とゴマを入れ佃煮としたものがこれ。
温かなご飯と共に食べると梅風味がサッパリと美味しい。

夜、これをもって実家へ行くと、母が泣いていた。
覚悟はしていたが髪がごっそり抜け、それがショックだという。
僕もショックだ。
髪が抜けたことも、はばかる事なく泣く母の姿も。
なんでこんな事になってしまったんだ。