引越しも終わって2015年04月09日

春の気候は不安定だけれど、まさかの雪が降ったり昼間の気温が3度だったり。
もう芽が出ているはずの畑のジャガイモはきっと被害を受けただろう。
時間が有れば寒さ対策もしてやれたのに、可哀相な事をした。

Mの下の子の用事で月曜日と水曜日に仕事を休んだ。
この4月から進学した学校の寮への引越しと、入学式と。
その場所は、僕の自宅からだと片道2時間ほどの距離。
だけれど、渋滞の都心を首都高で抜けるせいかずいぶん遠くに感じる。
そして、始めての独り暮らしに送り出す不安も有ってグッタリ疲れてしまった。
まあ本人はその始めての独り暮らしをずいぶん楽しみにしている様だけれど。

寮の食事を試食、学校での実習風景を見学、寮室整理と荷物の搬入。
久しぶりにネクタイを締めての入学式。 最後に少し話をし、握手でお別れだ。
次に合うのは夏休みだろうか。 
寂しい。

子供の居なくなったMのマンションは、荷物を運び出されやけに広く見えた。
20年前にここに引っ越すときに手伝ったのを、つい昨日の事の様に覚えている。
Mは養育費も貰わず一人でマンションのローンを払い、子供たちを育てあげた。
その様を近くから見ていた僕は、Mの強さをまざまざと見せ付けられてきた。
と同時に、彼女の弱さも見てきたんだ。

子供たちは巣立ってしまった。
これからは僕ら2人で過ごす時間が増えるだろう。
それをどう過ごすか、じっくり考えてみたい。