2015年03月01日

冷たい雨の日曜日。
休日出勤のつもりだったけれど、風邪がすっきり治らず休んでしまった。
それにせっかくの雨。
大好きな雨の休日を楽しみたい、という理由もある。
犬はとことん眠そうで遊びには付き合ってくれない。
雨では畑仕事をするわけにもゆかぬ。
今日は怠惰に過ごすと決めた。
そんな日曜日もたまには良い。


4時間、本の世界に没頭した。
独りで本を読んでいる時間が一番の幸せかもしれない。
でもせっかくの雨降り。
もっと雨を感じたくて車に乗った。
気に入りの場所、荒川河川敷。

この車を買ったのは、ガラス製のルーフが気に入ったからだ。
夜の高速道路、桜のトンネル、夏の入道雲。
周囲が見えるのは当然だけれど、上の景色も見られるこの車が好きだ。
まるでオープンカーのようにそれらを楽しみ、感嘆する。
そしてこんな雨の日、河川敷に停めエンジンを切りシートを倒そう。
すると周りはすべて雨。
雨と雨音に包まれることの心地よさよ。

今15時。
暗くなるまでまだ2時間はあるだろう。
コーヒー、読みかけの文庫、そしてテザリングで繋いだSurface。
誰もいない雨の河川敷は素晴らしい。

ある学校のこと2015年03月04日

朝5時半、小雨の中を犬と散歩したときの気温は3度。
まだ寒いけれど、空気にもはや真冬の厳しさは無い。
もうすぐ啓蟄。
厳しい季節を越えたからこそ、春を喜ぶ事が出来る。
人の世も常にそうであってほしい。

仕事は特記事項なし。
クリニック受診の為、少し早めに退勤。
夜はMが来る予定。

       --------------------------------------------

Mの末っ子は高校を出たものの進路が決まらない。
本人が熱望する職があり努力もしていたけれど、狭い門で現実的では無かった。
その挫折の後、短期のバイトを繰り返し今に至っている。
本人も、もうどうすれば良いのか解らなくなっているのでは無いのか。

彼と話すたび、どうにかしなければと焦っていた。
いくつかの職業を挙げ、それに就くための方法を示したりもした。
どうしても身近に居るオトナとして「将来にわたり食える職」を考えてしまうんだ。
けれど本人が気乗りしないものはどうしようもない。

その彼が年末辺りから動き出し、行きたい学校があると言い出した。
すでに説明会にも行き、希望すれば入学できるところまで来ている。
でも今一つ素直に喜べないのは、引っ掛かる所が幾つかあるからだ。
無試験で入学できるところ。 2年間の全寮制で、掛かる金額が大きいところ。
卒後、どんな職に就くのか良く解らないところ。

そこでの2年は過ごす価値のある時間なのか。
彼を赤ん坊の頃から知っている者として、応援してやりたい気持ちがある。
それでも現実を見て、趣味と仕事は分けて考えろと諭すのが僕の役目か?
でも今のままでどんな職に就けるというのか?
かと言って、その学校を出たらどんな職に就けるというのか?
ぐるぐると、この頃そんな事ばかり考えていた。

入学手続きまでもうあまり時間が無い。
明日、車で3時間ほどの場所にある学校と寮を見に行く事になっている。
その時に彼とよく話してみるつもり。
そして本当に意志が固く覚悟が有ると言うのなら、食費込みだという寮費を貸してやるか。
将来返してくれても良いし、戻って来なくても構わない。
これを最後として援助しようか。
そんな気持ちに傾きつつもある。

ヒヤシンス2015年03月07日



寒い朝。
門の脇で、母が去年植えたヒヤシンスが雨に打たれている。
こんな所にも球根を植えていたなんて。
とにかく花が好きで、体調を崩した後も庭仕事だけは欠かさなかった姿を思い出す。
母が植えた植物たち。
それらがまるで形見のように、ひょこり葉を伸ばし花を咲かせる。
間もなくあのモッコウバラも咲くだろう。

この場所は週明けから工事が入り、コンクリートを流してしまう。
だから明日は、たとえ雨でもカッパを着て庭仕事。
これは大きく掘り上げて南側の庭へ植え替えだ。
毎年そこで咲いておくれ。
もう二度と増えることの無い、母が植えた花。

昨夜、保険屋さんが来宅し名義変更の書類を交わした。
これで母が亡くなった時に作った事後処理のToDo18件全てにチェックが入った。
気付けばあれからもうすぐ十ヶ月。
これからあの初夏を迎え、季節が一巡する。
それを何度か繰り返したら、少しは楽になれるだろうか。

仕事は特記事項なし。
職場の休憩室で、首都高中央環状線C2の開通ニュースを見た。
もうずっと前から、その完成を待っていたんだ。
これで新宿から都心を迂回し湾岸へ出る事が出来る。
僕の自宅から千葉方面へのアクセスが、便利に快適に変るだろう。
圏央道も海老名の先まで伸びたし、常磐道も全線が繋がった。
しばらくしたらカーナビの地図も更新しなければならない。

          --------------------------------------------

Mの下の子は4月から某学校に入る事になった。
寮の下見にも行ったし、学校見学も済ませた。
自宅から通う事も不可能ではないようだけれど、どうせなら入寮しドップリ浸かってほしい。
高校を出て少しの間止まっていた彼の時間がようやく動き出しそうだ。
少しお金は掛かるけれど、本人のやる気を見たら惜しいも思わない。
初めての一人暮らしに必要なモノを急いで揃えないと。
向こうで足にするバイクも必要だろう。
さび付いたエイプを修理し、エンジンをかけてみようか。





花粉凄し2015年03月11日

発達した低気圧の影響で、昨日から強い風が吹いている。
そしてそれは花粉を撒き散らし、東京の花粉予報は真っ赤に染まる。
頭痛とクシャミと鼻水と。 毎年繰り返す春先の憂鬱。

今日は休日にする予定だったけれど、気になる事が有って出勤。
結局、その案件の処理に一日掛かりきりとなる。
その点では出勤してよかったのだ。
でも、残念な事が一つ。
今日から自宅庭に工事が入るのだけれど、出勤したため最終打ち合わせが出来なかった。
帰宅した僕が見たのは、サクランボの樹が切られ束ねられている光景。
その樹は切らなくて良いのだと言ったじゃん。 と言ってもすでに遅い。
ミニユンボで根こそぎだもの。 
家を建てたときに植えたサクランボ。 可哀相な事をした。

仕事は特記事項なし。
今日で震災から4年。
職場で、Mと、友人と、あの震災の日の事を話す。
もう4年? まだ4年?

           -------------------------------------------------

仕事帰り、閉店間際のカーディーラーで旧知の営業さんと話す。
そろそろ本気で考えないと。




2015年03月12日



自宅外構工事、進行中。
そんな時、馬鹿に出来ないのが廃棄処理代だ。
敷いてあった砂利、掘り上げた石、そして土。
昔なら乾かしてから燃やしてしまった木も、トラック一杯数万円で処分してもらう。

せめて少しでも処理代を浮かせようかと、土を土嚢袋に入れ積み上げてもらった。
そして、ご自由にお持ちくださいと張り紙をしてみた。
すると、この二日間でそれは半減しご近所に感謝までされるじゃないか。
綺麗な黒土だもの。
きっとガーデニング用に重宝されるだろう。
工事はあと二日。
何本かの木を切ってしまったけれど、替りに種から育てた大島桜を植える予定。
それはもう1メートル程に育っていて、きっと今年から花を付けるだろう。

仕事は特記事項なし。
どうにも花粉症の症状が強く出てしまい、不調な一日。
春先は苦手。
でもそんな事も言っていられない。 来週はもう春彼岸の入り。
ジャガイモの植え付けだって、休日と天気の都合でまだ終わっていないんだ。
いいかげん、長過ぎる冬眠から醒めて活動を始めよう。
冬が終わったらと誓ったジョギングも自転車通勤も、まだ始めていないんだ。




不愉快なこと2015年03月14日

ここ数日、実家の門の内側に新車のバイクが置いてあるな、と思っていた。
それはHONDAのCB400スーパーボルドールで、たしか80万円以上するやつだ。
姪の所に彼氏でも遊びに来ているんだろう。
僕はいつか紹介された、バイク乗りのその彼氏の事が気に入っていた。

ところが昨日、見たくないものを見た。 そのバイクに兄が乗っていたんだ。
奴はずっと以前、親に金を出してもらった車免許の教習を途中で投げ出した。
唯一持っていた原付免許も紛失していたはずだ。
だってほんの数ヶ月前の相続騒動のとき、身分証明書が無くて保険証と公共料金の領収書かなんかを出していたのだから。
その奴が、免許と新車のバイクを持っている。

奴とは4ヶ月前の親戚の結婚式以来会話をしていない。
隣に住んでいるから顔を会わすことは有るけれど、話す事なんか何も無い。
3人の子供がいるくせに職を転々とし、両親に経済的援助と住処を乞い、その両親が病に倒れたときに一切何もしなかった奴。
僕は母が居なくなった時、もう奴とは一切交流しないと見限ったんだ。

それでも今年になってから、毎日のようにどこかへ出掛けている様子があった。
犬を写すために置いたWebカメラにそれがチラリと映るから。
だから僕は、ずっとブラブラしていた奴が仕事を見つけたのかと思っていたんだ。
そしてその事を嬉しく思う自分に驚いたりもした。
今から思えば滑稽だ。 
ずっと子供の頃から奴に何かを期待するたび、手酷く裏切られて来たというのに。
仕事を見つけたんじゃない。  バイクの教習所に通ってたんだろ。

母が生活費を5千円、1万円と小分けに下ろし節約していたのを知っている。
花壇を作る以外に散在せず、慎ましく暮らしていたのを知っている。
病気になった時だって、高額な医療費をずっと気にしていた。
そして、亡くなるまで見舞いにすら来ない兄の事を心配し続けていたんだ。
その母が残した貯金と保険金を、奴は手に入れた。
そして湯水のように使っている。
仕事もせず無為に、手前勝手に。

僕は馬鹿な事に、今の奴の事を母が知らなければ良いなと願った。
天国からはきっと全てお見通しな筈なのに。

             --------------------------------------


部屋に置いてあるヤシの鉢植え。
どこからか種が紛れ込んだのか草が生え、ピンクの花を咲かせた。
カタバミ? クローバー?
知識が無くて見分けが付かないけれど、嬉しい。

今日は自宅で持ち帰り仕事。
明日は久しぶりの休み。
もし雨が降らなかったらMに手伝ってもらいジャガイモ植え付けの予定。

新しい道2015年03月16日

犬の散歩をしていると、沈丁花が香る。
どこで咲いているのかと探すのだけれど、それが解らない。
風に乗って、微かにそして濃く香る沈丁花。
春分も近い3月中旬。 
春の香りそのもののような沈丁花がどこかで咲いている。

自宅の外構工事は終わった。
打ち終わったコンクリートに水養生しようと思ったら、どうやら西から雨が来るようだ。
一雨ごとに季節が進む。
そうだ、新しく作った場所に沈丁花を植えようかな。
大島桜と沈丁花。
春の使者のような花を、その場所に植えよう。

         -----------------------------------------

Mと電話で話していて、間もなく開通する道の話しになった。
それはずっと工事中だった、西武池袋線の下をくぐる道。
Mが僕の家に来るとき。 僕が借りている畑へ向かうとき。
踏み切りの前で無為に過ごしていたあの時間が解消される。
ついに池袋線の立体交差が実現するんだ。

思えば昔、Mが僕の職場まで通っていたあの頃。
彼女は西武池袋線、西武新宿線、そしてJR中央線の踏み切りを渡っていた。
朝夕の混雑時にその三つの「開かずの踏み切り」を通り、はるばる通勤していたんだ。
少しでもダイヤが狂えば数十分の遅刻となる。
それを防ぐ為、Mは早朝から家を出て20キロの車通勤を行っていた。

やがて2010年、JR中央線高架化。
2013年には新宿線の立体交差が、そして数日後に池袋線の踏み切りも無くなる。
そして、その三つの線路を貫く大通りが開通するんだ。
あの頃、そんな道が有ったらどんなに楽だったろう、とMが言う。
そんな苦労をしてまでよく通ってたね、と僕は言った。

           -----------------------------------------

仕事は特記事項なし。
今年は花粉症が酷く夜中に何度も目が覚める。
そのため、ずっと眠気強し。
今夜は雨か。
きっと雨音を聞きながら良く眠れるだろう。

12時間2015年03月18日

季節が移ろう。
ついに東京の昼は12時間を越えた。
去年の9月末、それが12時間を割ったと嘆いた事を良く覚えている。
もうあれから半年が経ったのか!
どうも母の件以降、時の流れが不均一でいけない。
ひどく長く感じることと、あっという間に過ぎ去ってゆくこと。
その二つが混在し、僕を不安にさせるんだ。

そして過去の日付に敏感になった。
バイクの登録書類に記された2008年の日付。
それはまだ僕に親父が居た年の夏。
パントリーから出てきた古いレシートの日付。
それはまだ母の病気が見つかっていない平和なあの頃。
一昨年の今日は、母がMの病院から地元の病院へ転院した日。
去年の今日は、自宅療養する母に介護ベッドを搬入した日。
そして間もなくあの日から10ヵ月。

         -------------------------------------------------

日付といえば、続けていた夜のジョギングを最後にしたのは一昨年の2月末か。
母の発病後、運動どころではなくなってしまった。
通っていたスポーツクラブを辞めたのも、数年前に父が倒れた後だったなあ。
次々と家族が居なくなり、その度に生活が変る。

やっと時間が出来た数ヶ月前、ジャージと靴を新調しまた走り始めるつもりだった。
でも走らなかった。
無気力に支配され、怠惰に日々肥大している。
しかしやっと春が来て、そろそろ体を動かさないとと自覚したんだ。
だって、先日のジャガイモ植え付けの筋肉痛がまだ残っているから。
ズボンもベルトも、おまけにヘルメットまでキツイから。

まずは自転車通勤から。
今日以降、なにか理由のあるとき以外の通勤はまた自転車に戻す。
往復15キロだからあまり運動にはならないけれど、それで弾みをつけてやがてまた夜のジョギングを再開するんだ。
ジョギングは苦しい。
でも楽しくもある。
そして走ると確かに体が、それ以上に精神が喜ぶんだ。


春になって動けること2015年03月22日



春も盛り。
秋冬に植えた葉もの野菜に塔が立ち、花をつける。
多くの場合それは食べ切れず無駄になったことを意味するけれど、例外もある。
白菜、チンゲンサイ、小松菜。
そんな野菜たちの花芽をおひたしにして食べるのはこの時期のお楽しみ。
家庭菜園をやっていて良かったと思うときでもある。
特にこの白菜の塔たち菜の美味さったらない。
今から楽しみでならない。

連休をフルに庭仕事に当てた。
芝も刈ったしサルスベリの枝も下ろした。
モッコウバラの支柱を作り直し、駐車スペースの縁にタマリュウも植えた。
その上、車のスタッドレスタイヤも交換し、全身筋肉痛。
来週あたりはハスの植え替えか。

少し気温が上がっただけで、これだけ動く事が出来る。
つくづく冬嫌いな人間だな、と自分で思う。
そう言えば犬もこの頃活発で、散歩も少しくらいでは許してくれない。
彼女もやっぱり春が嬉しいのだろう。

純米吟醸 山本2015年03月24日

気圧は冬型の構え。
冷たい北風とにわか雨。
花粉と埃と雨にまみれ、なにもかもが汚れて見える。
空気清浄機を回している自宅寝室にもそれらは侵入するのだろうか。
明け方決まった時間に喘息様発作を起し、そのせいで慢性的な睡眠不足だ。

体調不良にて車で出勤。
それでも仕事は頑張れた。
今月の出勤は今日を入れてあと6回。
もう4月がそこまで来ているだなんて、面白くも無い冗談のように思える。

昼食は時間なし。
午後、感染症勉強会。
仕事で使うシールドルームの調光器の電球が切れ、営繕に請求するも在庫なし。
ボリュームを絞り薄暗くする必要が有るから、白熱電球じゃないと駄目なんだ。
いつの間にか職場環境から単純な電球が無くなっている事に気づく。
LEDってなんかギラギラしていて苦手だ。

           ----------------------------------------------


独り暮らしの知り合いに聞いても、一人鍋をする人が僕の他に誰も居ない。
でも、僕はこれが大好きだ。
特に寒い時期には鍋が美味しくて嬉しい。
酒を呑む夜。 そのペースに合わせて出来る小鍋立てが良い。
材料なんて少しで良い。
ちびちび呑みながら食べる分だけちょこちょこと小鍋立て。
暖かい部屋で本でも読みながら、長い夜をこれで過ごす。

今夜は豚しゃぶ。
酒は秋田の「白瀑・純米吟醸 山本ピュアブラック火入れ」
日本酒度+3、酸度1.9。 美味いよこれ。

明日は休み。