2009/82009年08月31日


 

09/8/29 (土) アワビを食べた

台風11号は父島の南に有って、北西へ進んでいる。
予報では週明け頃に進路を北へ変え、その予報円の中心に東京を見据えている。
来るだろうか。
今はまだ小さく弱いけれど、これからきっと成長するだろう。
嵐の週明けなんて、ちょっと素敵。

朝6時に出勤。
紅茶を飲みながら今日の予定を組み立てる。
そしてサボり虫が騒ぎ出し、今日はずっと自室でのPC作業でお茶を濁そうと僕を誘惑する。
始めてしまえば嫌いな仕事ではないのに、毎朝のようにそんな誘惑と闘う事になる。

そして今日は負けた。
最低限の作業のみを行い、大半の仕事を月曜に送り、自室でボンヤリとPCを眺めていた。
サボり虫のせいで月曜日がどんなに忙しくなるかは解っているけれど、今日はどうしても体が動かなかったんだ。


自宅建設地で先日行った地盤調査の報告が届いた。
専門の会社が基礎に沿って地下深くボーリングをし、その構造を調べたのだ。
地盤は良好で改良工事は必要無いとのこと。
温泉でも出たら家など建てずに一儲けできたのに、安定した関東ローム層が続いているらしい。

最大100万円とも言われた地盤改良工事が必要なくなった訳だ。
これで安心して車の代金を振り込み出来る。
でもネットバンクの振込み操作をしながら、やはりこの時期に車を買うなんて暴挙だったよなと反省をした。


   

夜、アワビで晩酌。
肝もさっと茹でて山葵醤油で美味。

こんなの、子供の頃の夏を過ごした母の実家の海では取り放題。
漁業権を持っていた叔母に連れられ、海女の真似事をしてバケツにいっぱい取ったものだ。
使い道が無く、アワビやサザエを煮込んだカレーなどと言う信じがたい料理すら日常だった。

今ではヨーカドーで1個500円。
僕には贅沢なそんな貝も、昔懐かしくてついつい買ってしまう。

 


 

09/8/28 (金)  9月2日

朝起きたときの風景が違う。仕事から帰ったときの近所の雰囲気が違う。
それもそのはず。
天文年鑑によれば、今日の東京の日出は5時9分、日没は18時15分。
日出も日没も、少し前よりそれぞれ45分も短日の方へシフトし、昼時間は1時間半も短くなっているんだ。

これから昼時間は加速度を付け短くなり、影が長く伸びる。
昼は、クリスマスの頃には今より3時間以上も短くなるんだ。

それはそれ程先の事ではない。
白露、中秋の名月、秋彼岸が過ぎて、寒露、霜降、立冬、そして冬至。
クリスマスなんてあっと言う間だ。
暗く辛い季節がやってくると思うと、今から俯いてしまう。
夏が短かっただけに、今年の冬は長いのではないかと恐れてしまう。

だからその前に、少しでも日を浴び汗を流したたいんだ。
足の甲にビーチサンダルの日焼けの痕が残らない夏なんて寂しすぎる。


   

仕事は多忙。
終日、空調された窓の無いシールドルームで作業。
短い昼食を挟んで夕方まで作業。
時間の経過の感覚が無いままに外を見ると、いつの間にか雲が茜に染まっていた。

18時。
職場から工務店へ直行し、最後の打ち合わせをした。
自宅建設の着工は9月2日に決定。
帰宅後、ネットバンクから着工金として建築費の3割を振り込み。
PC操作だけで大金を右から左へ移しても、何の感慨も無いものだ。

明日は6時出勤。

 


 

09/8/27 (木) 河で泳いだ

吉祥寺のバウスシアターで、自分の娘のピアノ発表会を見ていた。
隣の席にオヤジ、その隣には僕の妻が居て、壇上のクルクル巻き毛の娘が弾くパッヘルベルのカノンを聞いていた。
ようやくオヤジに妻子を見せることが出来て本当に良かった、こんな嬉しい事が他に有るだろうか。
嬉しくて泣いているところで目が覚めた。

6時、繰り返し鳴っていた携帯の目覚ましアラームはパッヘルベルのカノン。
昨夜呑みすぎて、少しアタマが痛い。


   

車で2時間走って、Mと河へ遊びに行った。
数年前に見つけた気に入りの場所。
河川敷脇のヒマワリ畑は今年も満開だ。

ハゼやウグイが群れをなす河で泳ぎ、冷えた体を日向で温め、コンビニで買ったウインナーを齧りながらビールを呑んだ。
風が心地良い晩夏の休日。
雲は秋のそれだけれど、まだ少しだけ夏の名残りを感じる事が出来た。

 


 

09/8/25 (火)  冷卸しを呑んだ

涼しい朝。
出勤時の気温は22度。
ずっと腹を出し眠っていたワンコが、今朝は丸くなっていた。
朝顔も、もう終わり。
その種を取る頃には、すっかり秋も深くなっているだろう。



あまりにもクダラナイ着信が多く業務に支障をきたす(と言うか腹が立つ)ので、
仕事中に持ち歩く館内用PHSを使わない宣言をして2日目。
もう根をあげる事になった。
PHSに着信するよりも、館内放送を掛けられる方がずっとストレスなのだ。

現場で集中している時に聞く呼び出し放送ほど、面倒なものは無い。
方々から呼び出される度に内線電話を探して走っていると、なんだか小突き回されている気持ちになってしまう。

昼食にシーフードヌードルを3分でやっつけ、午後は会議と9月から来る実習生用の資料作り。
おやつに差し入れでもらったドラ焼きが美味かった。


   

夕飯に(酒の肴に)、先日道志村へドライブした時に買ったコンニャクをピリ辛に炒り煮した。
他に、モロヘイヤ納豆、焼き海苔、マグロ漬け。

酒は栃木の鳳凰美田・五百万石ひやおろし。
「ひやおろし」は早春に搾られた日本酒が一夏を越し熟成度を増した酒。
これを呑むと、秋だなあと思う。
そしてこの、熟成された日本酒の美味さは他に代え難いものが有る。

 

 


 

09/8/24 (月)  犬の運動場

   

今年は冷夏なのかと思ったら、ここ数年の夏が暑かっただけで今年は普通なのだと言う。
そうなのか。
でも、日照不足は確かな様で、作物にも影響が出ているようだ。
そして残暑も期待出来ないままに、秋が来る。
すでに陽の力に勢いは無く、空が高い。
職場近くの公園では、もうススキの穂が出始めている。

犬の運動場を新しく作った。
今までの場所はもう、僕の家では無くなったからだ。
このワンコ、内弁慶にも程があり、散歩の途中で出会う犬が怖くて仕方が無い。
だから、外散歩よりもフェンスで囲まれた運動場が好きなのだ。

今はまだ芝も生え揃っていないけれど、これから綺麗になってくるだろう。
この場所での自宅警備がこのワンコの仕事なのだ。


仕事はそろそろ本腰を入れなければならない状況。
来月には、また勉強会の講師役をしなければならない。
インフル関係も危機感が募るばかりだ。


 

09/8/23 (日)  車を買った

   

暑さが止むという意味の「処暑」
東京は晴れのち曇り。
最高気温は30度。

早朝から畑。
耕して耕して耕しまくる。
9月になったら大根の種を蒔こう。
カブもキャベツも白菜もホウレンソウも。
作りたいものが沢山あるんだ。

ヘトヘトに疲れ昼前に帰宅。
シャワーから出てボンヤリしていたら、オヤジの事を考えてしまい寂しくなった。
もうすぐ逝って1年。
夏の時期に辛い思い出が出来てしまった。

家に居たくなくて、いつもの河川敷へ行き文庫を読んだ。
ここはいつ来ても気分が良い。
静かで、空が広く、誰の邪魔も入らない。
マックのコーヒーを飲みながら、17時まで本を読んでいた。

18時。
自動車ディーラーで契約。
ああ、家の着工を控えたこんな時期に車を買ってしまった。
もう少し考えて見ようなどと思いながらも、鞄の中に印鑑を入れている確信犯だ。
でも、長く続いた二台体制が崩れた今、遠出に耐える万能車がどうしても欲しかったんだ。
納車は9月下旬か10月上旬。
それまで狭いところにもグングン入っていくチョロQ号の楽しさを味わい尽くしておこう。

 

 


 

09/8/21 (金)  ナーベラー咲いた

   

日照不足で成長の遅かったナーベラー(食用ヘチマ)の花がようやく咲き始めた。
繊維の硬くなる前に早取りしたナーベラーを、豆腐や豚肉と炒めて食べると美味いんだよな。
今から楽しみなのだ。


まだまだ気温は夏並みだけれど、朝の空気の肌触りは明らかに秋のそれ。
待ち望んだ季節を肌に焼き付ける間も無く、夏が往ってしまう。

仕事の合間に日帰りで海へ行ったり、朝だけ出勤し昼からドライブへ出掛けたり、
久しぶりの友人が遊びに来ても持ち帰りの仕事が邪魔をしたり。
ツクツクボウシやヒグラシの鳴き声を聞けば、その焦りは一段と大きくなる。
晴れた暑い日に、1日だけ自分の自由に使える日が欲しい。

もう少しだけ時間が有れば真夏の余韻に触れられるけれど、雑用が多くその時間を作り出す事が出来ない。
そして夏の名残りを感じる頃に、きっと後悔をするのだ。


朝7時出勤。
午前はシールドルームにこもり。
午後は顕微鏡とPC作業。
仕事は嫌いではないのに、それに対する意欲を削がれる事が多くウンザリとする。
ヤル気を萎えさせる管理職の存在意義が解らない。

昼食は一個88円のスープヌードル。
こういうもので間に合わせるから夜になって過食になるのだ。

20時、心内クリニックのナイター診療へ駆け込むも学会休で休診。
うな垂れて帰宅し、ネコマンマで夕飯。

明日は6時出勤。



 

09/8/20 (木)  地縄張り

   

朝6時に出勤し、溜まった仕事を片っ端から片付ける。
木曜日は邪魔が入らず作業が捗る日なのだ。
そんな日だけれど、昼で帰宅。
自宅建築予定地の「地縄張り」という作業に立ち会わなければならなかったからだ。

先日まで鬱蒼と樹の茂っていたこの土地は、重機でならされ雑草よけの黒いゴムシートを張られ乾いている。
あれだけ居たバッタやミミズやコウロギはどこへ行ってしまったろう。



その後、設計、施工、そして僕の3人で地鎮祭の真似事。
土地の四方に酒、米、塩をまき、土地の中央に地元の神社でお祓いしてもらった「鎮めもの」と言う札を埋めた。

ついでに近所へ挨拶回り、現場担当者と打ち合わせ、銀行担当者へ連絡。
本着工は来月早々か。
もうここまで来たら早く始まって欲しいものだ。

15時。
某所で勉強会。
少し離れていたら、遺伝子解析の話しに全く付いていけなくなってしまった。

夜。
近所の自動車ディーラー営業の訪問を受け、いわゆるエコカー減税の話しを聞く。
欲しいと思っている車は9月早々にモデルチェンジが有り、エコカー認定を受けるとの事。
旧モデルとなる現行車を安く買おうと思っていたのだけれど、減税を使って新型を買ったほうが支払額は少ないらしい。
減税額13万円、補助金10万円の威力は大きい。

そう言えば新居はオール電化。
これもエコキュート助成金が出るのだったな。
エコと言う言葉に今ひとつ馴染まないけれど、政略にだけはしっかり乗っている。

 


 

09/8/18 (火) 海へ行った

   

母の実家の、この海が好きだ。
たとえ、前夜遅くまで仕事をし、早朝に家を出て、海には5時間しかおらず、
その間に6回も仕事の電話が入り、夕方また長距離を走り帰り、明日も早くから仕事であっても。
そんな駆け足でも、夏のこの海を見に行きたいんだ。

毎年、子供時代の夏を過ごした海は少しも変わらない。
でもその海を前にして、まだ兄とは仲が良く、母は若く、父は強かったあの頃の甘美な思い出に浸りたかったけれど
上手く思い出せなかった。
この浜でバーベキューをし、ウニを取り、花火をし、釣りをした事は良く覚えている。
でもそれはまるで夢の中の出来事のように現実味が無かった。
きっと僕も、その周囲の環境もすっかり変わってしまったからだろう。

それでも、毎年この海を見るために出かけてゆく。
何故かは解からないけれど。

明日は早朝6時から2時間だけ仕事。
その後もしかしたらMとドライブにいくかもしれない。

 


 

09/8/16 (日)  咲いた

   

10年以上住処としていた居心地の良い古い温室を、僕が家を建てるために取り壊してしまった。
思い出のある、大切な大きな鉢植え。

その後も過保護なほどに面倒を見てきたけれど、
環境の変化を嫌う気難しい彼女、きっと今年は咲かないと思っていた。

月下美人。
今、素晴らしい芳香を放ちながら開花が始まった。
嬉しくて、ずっと見ている。

 


 

09/8/15 (土)  ナンバーズ

   

ふと買ってみたナンバーズ。
一口200円の、4つの数字を当てる宝くじ。
その200円が21700円に大当たり。
いや、大当りじゃないけれど、これが妙に嬉しい。
美味い酒でも買おうかしら。

今日の午後はMと散歩。
空を見上げるとグンと背伸びをしたくなるような、気持ちの良い夏日。
こんな美しい季節がずっと続けば良いのに。

明日は午前が畑。
午後は父の墓参り。

 


 

09/8/14 (金)  家計簿

この時期になって、ようやく夏らしくなって来た。
秋風がふく前に、今年は何度夏の空を見られるだろう。

晴れて気温が上がり蝉なんかが鳴いていると、もう仕事をしている場合では無い気がしてくる。
今年はまだ、川にも海にも行っていない。
強烈な陽の下の向日葵も見に行きたい。
夏野菜の畑も手入れもしたい。
屋外で冷たいビールも飲みたい。
空調された建物の中で黙々と仕事をしてると、体の奥からジワジワとした焦りが湧いてくる。



7時に出勤し、8時まで機器のメンテナンスをし、9時まで前線を回り、10時まで生化学、昼まで生理学。
どうも職場の雰囲気が違うと思ったら、エライ人達が誰も出勤していないようだ。
盆正月に真っ先に自分の予定を入れる管理職など、どうせ普段から戦力外なのだ。
居ない方が職場の雰囲気が良い。

昼食は緑のたぬき。
午後はずっとPC作業。


   

思うところあって、家計簿を付け始めた。
ここ暫くの騒動で資産が殆ど無くなってしまった今だから、じっくりと自分のカネの流れを追ってみたい。
まあ月末に集計し、酒関係の出費の大きさに溜息を付くのが落ちだろうけれど。
今はとりあえずノートに手書きしている。
そのうち、フリーで使いやすい家計簿ソフトを探してみよう。

今夜の酒は宝剣・純米吟醸無濾過生原酒。
肴はキンキの一夜干し。 2枚で480円の(僕にとっては)高級品だ。
他に焼き海苔、ナスの漬物、冷奴。

明日は午前中仕事。
特に問題なければ午後は半休の予定。

 

 


 

09/8/12 (水) 駐車場を借りた

   

何だか久しぶりに夏らしい日となった。
昼、職場中庭の温度計は31度。
雲は多いけれど、その合間からの夏の陽射しがとても嬉しい。
そして今日は、24年目の御巣鷹の日。
あの山に登ったのは、もう何年前の事だろう。



夕方、早めに職場を出て不動産屋へ。
自宅から徒歩数分の場所に見つけた月極駐車場を契約した。
18000円はこの辺りでは安い方かも知れないけれど、僕には信じがたい金額だ。

そして困った事に、また車の買い替えを考えている。
今のチョロQ号は日常の足に不足無いのは勿論、大径タイヤと四輪駆動でどんな荒地へも乗り込む気にさせる頼もしい奴だ。
でも、僕の趣味たる1日で500キロ走るようなドライブ用途には厳しいものがある。
車高が高くトレッドの狭い軽自動車のチョロQは、長乗りしていると非常に疲れる乗り物なんだ。
そして、その車は11月に車検が切れる。

もともとドライブ用の主力車が他にあり、日常の移動と趣味のための輸送機として買ったチョロQ。
数ヶ月前に主力の車を手放さざるを得なかった結果、唯残ったコイツで全てを賄うのにはやはり無理がある。

もう複数の車を維持は出来ないから、信頼性に高く(国産車だ)
Mにも運転できて(残念ながらオートマ必須)
あまり大きくは無く(今度の家は駐車場が狭い)
長く乗って飽きず(今度こそ10年は乗りたい)
遠出が出来て、高速をストレス無く走り、荷物をたくさん積め、林道を走り、荒地にも乗り込める万能車。
そんな車を探している。

そして、これから始まる住宅ローン。
それを考えると、ローンを組まず現金で買えることも大切だ。
こんな都合の良い車が有るだろうか。






 

09/8/11 (火) 上野散歩

   

早朝の地震で飛び起き、治りかけていた腰をまた痛めてしまった。
台風の影響で大荒れのはずだった火曜日の朝。
生暖かい風は吹くものの、拍子抜けするほど静かだ。

Mと2人、上野辺りへ散歩に行った。
そしてそれがとても楽しい。
先日の浅草と言い、この辺りを散歩する事の魅力に目覚めてしまったのかもしれない。
上野の山は蝉時雨。
それは僕の住む場所ではもう聞くことの出来ないほど、素晴らしい大合唱だ。

特別展を行っている国立博物館にも入ってみた。
久しぶりに入る博物館は、以前と変わらず独特の雰囲気。
そういえば子供の頃は、この隣の科学博物館と共に幾度も通ったっけ。

上野を出て北上し、埼玉県三郷。
巨大な家具屋へ行き右往左往。
じっくり見れば1日掛かるだろう店内で、夏休みの人混みに酔い1時間ほどで退散した。
でも、ベッドもソファも良いのが有ったな。
空いている時を見計らって出直してみよう。

沢山歩き、沢山運転し、気付けば腰の痛みは更に悪化。
19時に帰宅し、風呂で温め、インテバンを塗り込み、コルセットで固定。
明日には軽快していることを願う。

晩酌はエビスビールを1リットル。
芋焼酎「黒霧島」をロックで。
肴は焼き海苔、冷奴、モロヘイヤ納豆。

台風も行き、明日は少し晴れるかもしれない。
気温が上がったら、昼休みに職場近所を散歩してみよう。

 


 

09/8/10 (月)  大雨

   

台風8号は大陸へ抜けた。
しかし、その影響で雨の降りやすい状態が続く。
そこへ、南からフラリと流れてきた熱帯性の低気圧が日本直前で台風9号へ昇格。
各地で豪雨を降らせている。
その9号は明日、もしかしたら東京を直撃するかもしれない。
これから明日昼頃に掛けて、大雨に注意が必要。

盆休み前週の月曜日。
悪天候の影響か仕事は暇で、溜まったレポートを面白いように片付ける。
邪魔さえ入らなければ、200件程度の集計は午前で終わる。
昼食は緑のたぬき。

午後、調子の悪かった測定機器の分解。
部品交換を想定していない整備性の悪い駆動部を開けると、一番力の掛かる歯車周辺に耐久性の低い樹脂を使っている。
その部分が磨耗して位置決めが狂い、ポジションメーターがエラーを出すのだ。
アタマの悪い設計だが、もしかしたら定期的に10万円単位の整備費を稼ぎ出すためのタイマーなのかもしれない。
腹が立って、リューターとエキポシ樹脂で修理をしてしまった。

夕方、明日の会議が来週へ延びたとの回覧が廻る。
来週とは、僕が連休を取ろうと画策している日だ。
16日が日曜日で、17日が会議で、18日が休み。
会議など休んでしまえば楽なのだけれど、ある事件について吼えなければならないのでその会議だけは休めない。

くそ、連休が取れん。
今年の夏は海へ行けないのだろうか。
それともいっそ、墓参りにだけ日帰りで行こうか。
腹が立って、明日は休みにしてしまった。

 




09/8/9 (日)  カレーを作った

   

蒸し暑い曇りの日曜日。
朝から大汗をかきつつ、畑で草むしり。
スポーツジムで運動しても、これほどの汗はかけまい。
そんな時思うのは、夜呑むエビスビールのことだ。

オクラ、ナス、ズッキーニ、枝豆を収穫。
自宅倉庫には、初夏に収穫したジャガイモが沢山貯蔵してある。
もう、今夜のビールの友は枝豆と夏野菜のカレー以外ないだろう。
考えただけでヨダレが流れそうだ。

19時。
よく冷えたビールを1リットル準備して、今夜の1人飲み会開店。
昔の映画をDVDで見ながら、ゆっくり寛ごう。


 


 

09/8/8 (土)  秋刀魚を焼いた

朝、自分のシッポを追いかけクルクル回るワンコを抱き上げたら、腰がグギっと。
しばらくうずくまり、そろそろと車で出勤。
ぎっくり腰と言うほどでは無いけれど、かなり行動不自由で仕事に支障が出る。

前線へ出られるはずも無く、終日自室でPC作業。
姿勢を変えなければ痛みも少ないが、立ったり座ったり向こうのモノを取ったりが上手く出来ない。
歩行は時速2キロ、トイレに座ればもう立てない。
ちょっと困ったな。
以前整形で作ったコルセットを探してみよう。

天気は終日曇り。
貴重な夏の1日がまた暮れる。
このまま秋になってしまうつもりなのか?
ちょっと、そんなの酷いじゃないか。


   

夕方、工務店で打ち合わせ。
先方の都合により、自宅建設の着工が9月にずれ込む事になった。
その前に地盤調査や土盛りが行われるので、早急に駐車場確保の必要は変わらないけれど。
9月着工だと、年内完成は無理だろうか。
家を作るのって本当に時間が掛かる。

帰り道、1本220円の秋刀魚を買って帰った。
秋刀魚を買うたびに、物置で眠っている七輪を思い出す。
あれに炭火をおこし焼いたら美味いだろうな。 と、思いながら今夜もグリルで。
秋刀魚って美味いなあ。

明日は駐車場巡り、畑作業、その他雑用。
でも全ては腰の具合次第。

 


 

09/8/7 (金)  月極め駐車場を物色する

二十四節季の「立秋」
七十二候の「涼風至」
久しぶりに夏の青空を見たと思ったら、今日はそんな日。

そう思うと気のせいか、雲が高いように見えるから不思議。
でも、もうちょっとだけ待って欲しい。
今年の本当の夏を、まだ体に焼き付けていないんだ。



珍しく寝坊をし(と言うか寝付いたのは明け方だった)、チョロQ号で職場へ急行。
建物から遠い駐車場に車を置き、自室まで走っただけで滝の汗。
職場に着替えを置いておこうと思いつつ、いつも忘れてしまう。
今日もベトつくシャツを不快に思いながら仕事。

夕方、数件の不動産屋に電話をし、月極め駐車場の物色。
自宅建築工事が始まればチョロQ号の置き場が無くなってしまうので、数ヵ月だけ外に借りる必要があるんだ。
徒歩圏で空きのあった3箇所は1ヵ月2万円から2.2万円。
やはり高いなあ。
その上、数ヶ月借りるだけで仲介手数料だとか礼金だとか文書料だとかを要求するのだ。
これでは、車を持つ人が減る訳だ。
普段の移動に電車を使える人にとって、東京で自家用車を維持するのは贅沢な趣味なのかもしれない。


   

夕飯の買い物をせず帰宅。
しかし、冷蔵庫はカラに近く、賞味期限切れのガンモを発掘したのみ。
でも、美味い酒が有ればそれで良い。
酒だけは大量に在庫しているのだ。




 

09/8/6 (木)  浅草散歩

   

Mと2人、浅草界隈を散歩した。
新宿や渋谷は嫌いだけれど、このあたりは好きなんだ。
短パン、Tシャツ、ビーサンで、路地裏をブラブラ歩く楽しさ。
屋形舟屋で隅田川を見ながら柴海老かき揚げを食べたり、浅草寺で御朱印を頂いたり、
観光客のように雷門をバックに写真を撮ったり、土産に切子のグラスを買ったり。

でも、僕が暑さにやられて退散するはめになった。
寝不足と、もともとの体調不良が重なったからだろう。
鳥取出身のMが浅草を全く知らない事を知り、今度またじっくり案内しようと思う。

湯島や上野博物館に寄ろうと思ったけれど、そのまま帰宅。
今日の蒸し暑さは過酷過ぎる。


   

浅草に行く前に見物しに行った第二東京タワーの建築現場。
現在の高さは93メートル。
完成時には世界一の610メートルになる電波塔だ。

これはちょっと凄かった。
沢山の男達が働いている光景が美しい。
これからグングン伸びるだろう塔の成長過程を記録したい。
完成までの間何度も足を運び、沢山の写真をとりたいな。


夕方、銀行から着信。
住宅ローンの審査が通ったとのこと。
これでもう着工を待つだけになった。
色々と複雑な思いもあるけれど、それでも前に進んで行かないと沈んでしまう。

明日は7時出勤。


 

09/8/5 (水) 兄一家にまた迷惑を掛けられる

昨夜また、兄一家のドタバタに巻きこまれ朝まで眠れず。
いつまであの一家に関わらなければならないのだろう。
暗澹たる気分だ。

今日も灰色の朝。
勤労意欲など微塵も無く、どこかの防波堤へ釣りにでも行きたい誘惑に駆られる。
そうしなかったのは責任やら使命感やらの問題じゃなく、仕事もしないでフラフラしていたら
兄夫婦と同じじゃないかと言う嫌悪感からだ。
昼夜逆転しているあの一家は、朝まで騒ぎ、そして夕方までエアコン利かせて眠っているだろう。

イライラしたせいか、頭痛がまた酷い。


やって見るもので、仕事は非常に捗った。
昨日と何が違うのか自分でも解らない。
怒りがプラスに作用したのかもしれない。

朝6時から12時間、昼食もとらずに仕事。
お陰で明日は午前中のみ出勤予定だったのが休日となった。
Mと何処かへ出掛けよう。


   

「鯉川 純米吟醸 うすにごり出羽の里」
甘辛酸苦渋の五味バランスよく、旨みが濃いくせにしつこくない。
香りやや控えめで食中酒にピッタリの酒。
これが3000円しないんだからなあ。
嬉しくってゴクゴク呑んでしまう。

肴には鶏手羽を焼いた。
他に、なめこおろし、粒うに、ニガウリおひたし。
でも今夜は腰を据えて呑む事は出来ないだろう。
昨夜、全く眠れていないのだから。

 



09/8/4 (火)  長芋叩き

厚い雲から時折の小雨。
湿った、灰色の1日。

本州南西では台風8号がゆっくりと渦を巻いている。
停滞した雲と気分とを吹き飛ばしてくれないかと期待したけれど、
どうやらそれは大陸へと流れてしまうようだ。

ようやく陽が出たかと思えば、もう夕方。
明日も明後日も、予報は曇り時々雨。
焦らされたまま、立秋を迎えてしまうのだろうか。

仕事は駄目。
困った事が幾つか起こり、うーむうーむと無い知恵を絞っているうちに時間切れ。
どうもこの頃、知能が低下した気がする。


   

夕方早い時間から晩酌。
長芋をトロロにしてしまうのでは無く、すりこぎ棒で叩く。
湯通ししたオクラと共に器にもり、柚子こしょうと醤油で。
シャリシャリと芋の歯ざわりが嬉しい、この頃気に入りの酒の肴。
他に、キュウリスティック梅干し添え、ひらめ刺身、じゃがバター。
自慢じゃないけど、長芋、オクラ、キュウリ、梅干し、ジャガイモは自家製だ。

酒は利き酒会で知り合った日本酒界のホープ、安本さん入魂の「白岳仙・仙
これは凄い酒だけれど、僕はここまで望まない。
こういう酒は食べながらではなく、ただ酒だけを五感を研ぎ澄まし利く酒だ。
どのような労苦のあげく出来るものか知っているだけに、この酒で酔う事が申し訳なくなってしまうのだ。
僕のように、食べながら呑む事の好きな酒飲みには、勿体無い酒なんだ。

明日は6時出勤。

 


 

09/8/3 (月)  キュウリの酢の物


雲は多いけれど、その合間から久しぶりに青空を見た。
記録的な日照不足、エルニーニョ、冷夏。
そんなニュースにばかり接していると、こんな陽光がとても嬉しい。

しかし、明日からまた雨の予報。
梅雨明けから処暑の頃までが、ホンモノの夏なのだ。
それは1日だって無駄に出来ない。
やっと訪れた一番美しい季節のために、太平洋高気圧頑張れ。



月初めの月曜日。
それなのに、思った程の忙しさも無く平和な様相。
昼は職場近くの定食屋で焼き魚定食。
この店最大の欠点はエアコンが無い事だ。
それでも我慢できてしまうほど、今年の夏は意気地がない。

午後、先月のインシデントレポート集計。
うんざりする作業。


   

夜、食欲は無いけれど酒の肴は必要だ。
昨日畑から採ったキュウリ、庭から摘んだシソとミョウガで酢の物を作った。
酢の物って好きなんだ。
他に、ちりめん山椒、酒盗、クジラの干物。
酒は昨日買った「鯉川」を開けよう。

 


 

09/8/2 (日) スイカ収穫

   

小雨の日曜日。
早朝から畑で草むしり。
一週間世話をしなかっただけで畑はジャングルだ。
畑を畑であり続けさせるために、意地でも週に一度の草むしりを欠かさない。

11時、泥まみれになって帰宅。
今日の収穫はスイカ、ナス、トマト、ゴボウ、シシトウ、キュウリ。
今期初収穫のスイカが甘くて美味い。

昼にナスとトマトを使い、冷たいパスタを作った。
余ったナスとキュウリはヌカミソへ。
シシトウは晩酌の肴に焼こうか。

午後、これから持ち帰った仕事。
夜までに100枚のデータをまとめ、レポートを作るのだ。

 

 


 

09/8/1 (土) 花火

いつの間にか8月。
今日も厚い雲。
夏らしくない夏は、一層寂しい。

先日、脳外科クリニックで検査を受け診断された筋緊張性頭痛。
薬の作用で有る程度は軽減され、生活に支障は無くなった。
でも、元を断たなければ解決にはならないだろう。
どの本を読んでも、原因は身体ストレス、精神ストレスとある。
いったい僕は、何にストレスを感じているんだろう。
胃から出血したり、過食になったり、まったく厄介な僕だ。



月初めの土曜日。
早朝から職場の建物間をコウモリのように飛び廻る。
色々な職種の間に跨る雑用の殆どを受け入れる様も、まさにコウモリ。
昼食をとる時間も無く、飛び続けた。

8月17、18の両日に僕の部屋のある本館の改修作業が入るらしい。
数時間の停電を伴うそれは、仕事を休むには十分な言い訳になるではないか。
16日の日曜日と合わせて3連休か。
なんとか調整がつけば、僕にもささやかな夏休みがやって来るかもしれない。


   

夜、板橋の花火を遠くの土手から見た。
花火大会の雑踏で100パーセント具合の悪くなる僕に、Mが付き合ってくれたのだ。
あまりに遠すぎて花火はよく写らず。
代わりにMを撮った。