2009/72009年07月31日


         

 

09/7/31 (金) 二の丑の日

   


庭の芙蓉がようやく咲き始めた。
この花、好きなんだ。
午後になると赤くなるから、酔芙蓉とも呼ばれる花。

夏土用二の丑の日。
昼食に鰻でも食べようかと職場近くの鰻屋へ歩いて行くと、いつの間にか潰れていた。
うな垂れて職場へ帰る時、通り雨。
傘も無く走ったけれど、服はすっかり濡れてしまった。
お陰で午後は生乾きの服の上に白衣を羽織るという不快な体験をした。

それにしても天候が不安定だ。
昨日は曇天酷暑、そして雷雨。
今日は一転6度も低く、朝から灰色の雲に覆われている。
次の晴れは予報では来週月曜日。
日照不足のせいで、畑のスイカも上手く育っていない。

そのせいか、夏特有の高揚感が全く無い。
いつもこの時期は、ビーチサンダルを新調したり、Tシャツを買い込んだりするというのに。
早く青い空と入道雲を見上げたい。
本当の夏が来ないうちに、このまま秋になってしまうのではないかと言う妙な焦燥感が付きまとう。


夕方、工務店で20数枚の図面に押印。
自宅建築図面の承認だ。
これ以降、大掛かりな変更はできない。
反対に言えば、もうこれでやる事は無い訳で、あとは建築確認と銀行審査を待つだけだ。

銀行の住宅ローン審査には、実家の借金がある理由で僕名義になっていると言う不安材料がある。
それに加え、昨今の経済状況でローン審査が厳しくなっているとも聞く。
審査の結果次第では、家など建てないで建築予定地を畑にしてしまおうかと言う誘惑も感じる。
中古のマンションでも買い、休みの日にその畑に通い、野菜関係は自給自足するのだ。

ああ、それも良いな。

 


 

09/7/29 (水)  樹を切った

雲多く、蒸し暑い日が続く。
手元の暦では、昨日は七十二候の「土湿って蒸暑し」
まさにそんな日。

朝早く起き、お清め用の酒を塩を持って、自宅建築現場へ。
今日も重機が入り、移植の出来なかった数本の大木が切られるからだ。
祖父が植えた、100年以上生きてきた樹を僕の我侭で切るのだ。
子供の頃、幼馴染と樹上基地を作った事を思い出し、辛くなった。



仕事は頑張った。
別に使命に燃えた訳ではなく、明日休みたいからだ。
月末進行を考えれば休んでいられる状況じゃないのに、M宅で昼酒しながらDVDでも見ようという誘惑に負けたのだ。

昼はカップ焼きそば。
処方されたテルネリンが利いたのか、今日の肩凝りと頭痛は軽度だ。


   

所用にて早く帰宅し、現場を見る。
朝は瑞々しい梢を伸ばしていた大木達は、きざまれ、根を掘り出され、乾いていた。
もうそこに命は無い。

家が出来たら、この場所には数年前に種を拾い育てている大島桜を植えよう。
数十年すれば、きっとそれも大木になるだろう。



 


 

09/7/27 (月)  アタマの検査をした

風の強い不安定な天気が続く。
朝6時に出勤するときの気温は26度。
湿度を含んだ重い南風。

月末の多忙さの中、来月の予定表を〆る。
なんとか勝ち取った公休は9回。
それには満足だけれど、連休は一度もなし。
どうやら僕に今年の夏休みは無さそうだ。

たった2日で良いから連休があれば、母の実家へ行けたのに。
あの海岸を老犬と散歩できたのに。
連休を取るとは、それほど贅沢な事なのか。

といっても、まだまだ画策を続けよう。
8月になってみれば、予定を組み替える事も出来るかもしれない。
月曜日に休みを入れられれば、高速飛ばしてあの海へ行けるんだ。


仕事は順調。
昼食はコンビニのザル蕎麦。
あまり食欲は無い。
そして今日も頭痛が酷い。


夕方、脳神経外科学会認定専門医の知り合いに頭痛の相談。
頭痛も2週間続くと心配にもなるものだ。

閉所に耐えられない性質ゆえ、MRIは勘弁してもらいマルチスキャンCTで脳を輪切りにしてもらう。
結果、梗塞も出血も腫瘍も先天疾患も、そして加齢による萎縮も無し。
僕の健康でプルンとした灰色の脳細胞が愛しい。

きっとストレスから来る筋緊張性頭痛だよ。
仕事辞めて畑三昧でもすれば治るんじゃない?と言われる。
これで退職届に書く理由ができたと言うものだ。



   


夕飯は昨日畑から掘り上げたゴボウ。
サッと湯通しして、マヨで和えた。
美味し。

他に、鶏手羽先焼き、モロキュウ。
酒は広島の宝剣。
2合ほど呑んだら、早々に寝る予定。


 


09/7/25 (土) 朝顔咲いた

   

強い風で少し痛んでしまったけれど、数日前から咲き始めた。

朝顔では、この色が好き。
夏の海の色を思い出す。



09/7/24 (金) ニガウリを食べた

6時、大粒の雨の中を出勤。
強い南風にあおられて、ノウゼンカツラの花が散っている。

頭痛と眼の奥の痛みとフラツキ感と胃痛。
体調が悪い、具合が悪いと愚痴を言っても誰かが助けてくれる訳でもない。
今月の出勤日は今日を入れてあと6回。
その出勤日6回の行動を書き入れたホワイトボードは、1時間当たり4つも5つもの予定で黒く埋まっている。
それを見るだけでウンザリだ。

労働規約に退職届のフォーマットが有るのを見つけた。
いや、退職など出来ないけれど、それを提出すれば楽になれそうな気がした。
この職場なんて、今の世の中にあっては恵まれているのだろうけれど、
転職とか退職とかの言葉には甘美な響きがある。



   

帰宅し車を降りると、フェンスで作っているニガウリがちょうど食べごろ。
今ひとつ食欲が無かったのだけれど、ニガウリの苦味が欲しいような気がした。

と言うわけで、晩飯は塩味のゴーヤチャンプル。
エビスビールで美味し。


 

 


 

09/7/23 (木) 大暑は雨

   

大暑の朝は肌寒い小雨に煙る。
出勤時の気温は23度。
梅雨明けを笑うかのように、連日雨の予報。
天気図は低気圧や前線で賑やかだ。
にび色の雲の下、咲きはじめた向日葵だけが際立っている。

昨日は蝉時雨の中、露天風呂。
久しぶりに聞くヒグラシの大合唱が、いつかのあの頃を思い出させて胸が詰まる。
懐かしい記憶。
それがいつの記憶なのか、本当に有った事なのかは解らず。

明けて今日は早朝から雑用でお茶を濁す。
本来の仕事が溜まり焦っているのに、それを頑張ろうと言う気が起きない。
頑張れないのは、きっと体調が悪いのだ。
そう自分に言い訳をして、自室で怠惰に引きこもった。
その報いは、明日以降受ける事になるだろう。

体調と言えば頭痛は相変わらず。
首筋の張りも、肩の凝りも、目の奥の痛みも治らない。
ちょっと、困ったな。

夕方早めに帰宅。
自宅建設予定地から廃棄しないモノを運び出す作業。
週明けには重機が入り、一気に掘り返されてしまう。
だからスコップ片手に山野草を移植したり、古い物置から必要な物を運び出したり。
しかし、雨とやぶ蚊におわれ早々に作業終了。

でも、この期に及んでもまだ、ここに建物を作る実感が湧かない。
ウジウジと、切り倒される樹を見上げ溜息を付くだけなのだ。
少し鬱状態なのかもしれない。

 


 

09/7/21 (火)  石灯篭を発掘した

朝から霧雨。
まるで梅雨が戻ったかのように、予報は連日の曇天。
これには皆既日食を見るために遠征している人達も溜息を付いているだろう。

今年、皆既日食が日本で見られる事は中学生の頃から知っていた。
そして天文少年だった僕は、2009年になったら絶対に見に行くのだと思っていたんだ。

まさか、この歳になって飛行機や電車を一切受け付けない体になるとは想像も出来なかった。
車と船を乗り継ぎ行くには、トカラ列島は遠すぎる。
すると不思議なもので、報道で特集される日食の話題から目を逸らし、本屋に並ぶ天文雑誌を手にとる事もしない。
つまらないオトナになった気がする。



連休明けの火曜日。
なぜか仕事はあまり入らず、先日行った勉強会の資料整理などしながら怠惰に過ごす。

昼食は韓国へ行った同僚土産のインスタントのトッポギ。
辛くて美味し。

今日もまた頭痛あり。
こうも連日頭が痛いと少し気にもなるけれど、明らかに肩凝りや首筋の張りを伴う痛みなので
まあ、経過待ちで良いだろう。
でも、頭が痛いと作業効率下がるよなあ。


   

夕方、解体業者の下見があるので17時帰宅。
自宅建設予定地の外周を囲っているブロック塀や温室、物置小屋撤去の打ち合わせ。

この土地からは随分色々なモノが出てくる。
古い井戸の跡やら、大谷石で組まれた用途不明の工作物やら。
写真は半分土に埋もれていた石灯篭。
高圧洗浄で泥を落とすと、欠けも無く原型を留めていた。

母に聞いても知らないと言うので、恐らく50年以上前にこの場所に建っていた祖父の離れの庭に有ったものだろう。
部品が全て揃っているのか解からないけれど、友達に手伝ってもらって組み立ててみようか。
半世紀ぶりに立つ灯篭はどんな表情を見せるだろう。



明日は仕事休み。
Mと2人で温泉へ行くかもしれない。


 


 

09/7/19 (日)  今日の収穫

   

早朝から畑行き。
落花生の開花が始まった。
他に、長芋・順調、キャベツ・収穫終了、スイカ・結実確認、トマト・収穫中、ナス・収穫中、シシトウ・収穫中、ニラ・収穫中、
ゴボウ・間も無く収穫、大根・収穫終わり、ジャガイモ・収穫終わり、トウモロコシ・収穫中、キュウリ・収穫中、ニガウリ・収穫中、ナーベラー・生育旺盛。

畑で猛烈に汗をかき、もぎ取ったばかりの生暖かく青臭いトマトに齧り付く嬉しさ。
綺麗に実の入った香りの良いトウモロコシを茹で、昼食代わりにする楽しさ。
焼き長ナスと塩もみで晩酌する幸せ。
やっぱり夏は素晴らしい。

 

 


 

09/7/18 (土)  今日も樹が切られる

   


ボンヤリとした曇りの土曜日。
最高気温は30度に届かず。
門の脇のガクアジサイは、まだまだ紫の花を誇っている。

伐採作業は随分と進み、切り倒された大木が何本も転がる。
今日は更に大きな樹に鋸が入るだろう。
100年の間、命を繋いでいた切株から、ジクジクと水が流れている。
それを見て、大きな罪を犯している気持ちにさせられた。
ごめんなさい、ごめんなさいと、神様になのか、樹になのか、自分になのか謝り続ける。

職人さんと少し話してから出勤。
こんな感じ以前も有ったなと思ったら、たった7年前だ。
2002年の今頃、自宅建設の職人さんと出勤前に話すのが日課になっていた。
その家にずっと住める筈だったのに、何がどう作用したのかまた家作りだ。
それが重い負担となって、気持ちが晴れない。

ずっとお金の事ばかり考えている。
今進めている建設の為の住宅ローン審査は、まだ書類すら揃っていない。
建築確認申請が通らないと、銀行も審査に入らないからだ。

相続とその後のゴタゴタには、メマイがするほどのお金が掛かった。
そして、週明けには実家の固定資産税二期分と昨日から入っている職人さんの代金を払わなければならない。
その2つの支払いで夏のボーナスは全て飛び、それでも足りないかもしれないんだ。

今年はサマージャンボを20枚買った。



仕事は特記事項なし。
昼は職場近くの定食屋さん。
小遣い節約のため、今後職員食堂で昼食をとる事を考えてみる。

夕方、以前の同僚が差し入れを持って職場に来た。
教師の道を歩み出したのだけれど、その過酷さに心を病み漂泊しているのだ。
早く以前の彼女に戻ってもらいたい。
そして、僕に元気を分けてくれ。

 

 


 

09/7/17 (金)  樹の伐採が始まる

   

火照った地上に雨が降り、咲き始めた萩の花を濡らす。
出勤時の気温は22度。
弱い北風。

救急太郎君と言う名の人形を使った勉強会の進行を押し付けられ、終日しゃべり通し。
エアコンでやられたのか、喉が痛い。
そう言えば何となく体もだるいな。
また風邪をひいたのだろうか。

講義の報酬は仕出し弁当。
豆腐ハンバーグが美味し。


自宅建設地で今日からポツポツと作業が始まる。
と言っても建設前の下準備。
邪魔になるモノ達の除去だ。

剪定する樹、植え替えする樹、伐採する樹。
行き場の無い春日灯篭、古い温室の解体、大谷石で出来た昔の門柱の撤去。

オヤジが買ってくれた温室にも、切り倒される樹にも、灯篭や門柱にも思い出が多く作業を見るのは辛い。
これも変化のためには仕方がないのだと割り切る事が出来ない。
自分で決めた事なのに、今でもこれで良かったのかが解らない。

今はまだ、やがて建つだろう家や、そこで新しく始まる生活に対する期待よりも、
古く大切な記憶を見失ってしまいそうな寂しさの方が大きいんだ。

 

 


 

09/7/15 (水)  真夏日

   

昨日梅雨明けした東京は、素晴らしい暑さ。
強い南風が運ぶ熱気は、34度にまで気温を上げた。
それは建物の中で仕事をしているのが馬鹿らしくなる様な真夏日で、窓越しに見る外の光景が嬉しくてしかたない。

本当の夏が今年もやって来た。
でも、それが長く続かない事を僕は知っている。
8月も後半になれば、明らかに秋の気配が漂うからだ。
だから、少しでもその暑さを体に吸収したい。
儚く美しい夏が愛しい。


ああ、もうこの怪しげな佇まいには参った。
下品と言う人も居るだろうけれど、筋肉質なカッコ良さって有るんだよな。
コイツのライバルとされているムスタングと言う車に乗っていたから、この車の魅力が良く解る。
窓を開けて独特なエンジン音を聞きながら流したら、それはきっと最高だ。
買うならV8 6200ccエンジンで、色は黒だな。
いや、買わないけれど。
こんな車に乗る妄想に浸りながら、通勤は今日もチョロQ号。


明日は仕事休み。
缶ビールでも呑みながら、Mと散歩しようか。




 

09/7/14 (火) 一重 八重

   

朝の6時前。
出勤する時にふと見ると、庭の水鉢で蓮の花が開いていた。
これは八重の品種。
僕は断然、7/3に載せた一重咲きの品種が好きなのだけれど、Mはこの八重が好きだという。
付き合って15年経ち、ようやく2人の趣味の違いに気が付き始めた。
たしかに、赤いキッチンを選ぶ人の好みそうな花だ。

昨日よりも湿度の低い過ごしやすい夏日。
最高気温は31度。
東京に、去年より5日早い梅雨明け宣言があった。

今年は夏休みを取れるのか分からないけれど、それでも夏は良い。
短い夏を大切に過ごさなければ。
ジリジリと照りつける真夏の陽に照らされた海が恋しい。
母の実家の老犬は、今も独りであの海岸を歩いているだろうか。

仕事は特記事項なし。
午後は会議が3連発。
いい加減飽いた頃、緊急の呼び出しをくらい会議室を飛び出した。


18時から工務店で最終打ち合わせ。
ここ数回の打ち合わせの間に追加したオプションの金額にアタマを抱える。
そして更に、寝室壁にエコカラットを追加して帰宅。
エコカラットは霧吹きでガシガシ水をかけてもそれを吸い込んでしまう調湿効果に優れたタイルだ。

ずっと連続勤務をしていたMが、木曜日に休めそうだと言う。
その日僕は出勤予定だけれど、何とか休めないかを画策中。
もし休めたら昼酒でも呑みながらゴロゴロしたい。

 


 

09/7/13 (月)  盆

新暦でお盆を行う東京周辺では、今日は迎え火の日。
子供の頃、近所の道端に置かれたナスやキュウリの精霊馬を不思議に思ったものだ。

でも、毎年の夏休みを母の実家で過ごした僕にとって、お盆と言えば8月だ。
廻る盆提灯、裏庭の墓地から家の玄関まで続くロウソクの灯り、独特の韻を踏みながら焼き米を蒔き先祖を迎える儀式。
あれは、あの地域特有のものなのかな。
今、ご先祖が帰って来たのだと聞かされ、怖いような嬉しいような気持ちになったっけ。

キリスト教の僕の家に、お盆は無い。
でも宗教に関係なく、残された者の安らぎの行為として、お盆のような儀式は羨ましい。
オヤジがあのナスの馬に乗ってやって来てくれる事を思っただけで嬉しくなってしまう。


風の強い暑い日。
梅雨明けを思わせる空。
ノウゼンカツラが今を盛りと咲き誇る。

午前、午後とずっとルーチンワーク。
昼にイレギュラーがあり、それに2時間を割かれる。
気付けば注文していた仕出し弁当は下げられてしまっていた。
2時間位待ってくれても良いのにと思うけれど、仕出屋さんも食中毒が怖いのだろう。
ああ、僕の鶏ハーブ焼き弁当。

夕方から頭痛に苦しみ、早々に帰宅。


明日、工務店で最後の建築仕様確認。
それ以後は変更不可だ。
さまざまな制約の中、限られた予算でやるだけはやったと思う。
不本意な部分も沢山有るけれど、それも納得ずく。
もしまた家を作る事が有ったら、その時は屋上も地下室も作ろう。
今はもうこれで十分だ。

去年の夏にオヤジが逝ってから、さまざまな事後処理、もめた相続、
住む場所を無くし突然必要になった僕の新居計画と、ずっと気が張っていた。
慣れない事ばかりで疲れてしまった。
もうこの辺ですこしペースを落とし、ボンヤリしたいものだ。



   

夜は鶏ササミを肴に日本酒を呑んだ。
明日は早朝出勤。


   

 


 

09/7/12 (日)  新宿にて

   

朝から新宿。
某銀行の日曜相談会で拙宅建設のための住宅ローンを申し込む。
これからもずっと掛かる実家関係の出費を思うと、この金額すら返せるのか不安になってしまう。
いや、その前にローン審査を通るかがモンダイだけれど。

今、書類関係の待ち時間。
それにしても高層ビルから街を見下ろすと、人の多さに吐き気がする。
新宿は一番キライな街だ。
早く手続きを終え、畑へ行きたい。

 

 


 

09/7/10 (金) アサガオが伸びる

   

種を蒔いたアサガオは、順調に育っている。
今年もまた、深い青の花を咲かせるだろう。
枝豆やビール同様、夏にアサガオとヒマワリは欠かせない。
あの花を見るだけで嬉しくなってしまう。



通勤路から少し外れた場所にある喫茶店のパンケーキが気に入っている。
自転車では遠いけれど雨がちなこの頃は車で通勤しているから、帰り道につい寄り道してしまうのだ。

冷たいソフトクリームの乗った熱いパンケーキ。
そこに甘いシロップをたっぷり垂らし、香りの良いコーヒーと共に食べるんだ。
いいかげん、体重を落とさないとどうしようもないのに、あの食感を思い出せばもう抵抗はできない。
今日もまた、帰りに寄り道する事を考えながら車で出勤してしまう意志薄弱な僕。



夜、また工務店で打ち合わせ。
湿気や匂いを吸収するタイルを壁剤に使いたく、思案中。
それなりに高価だけれど、喘息持ちでワンコと同居の僕には魅力的な壁剤だ。
家中に張る事はできなくても、寝室だけはコレにしたい。




 

09/7/9 (木)  回転寿司に行った

朝5時。
タイマーで鳴るラジオの音で目が覚めた時、うわあ二日酔いだあ、と思った。
酷い頭痛がしたからだ。
でも、昨夜は一滴も飲んでいない事に気付き、不合理な気分でベッドを出た。
きっとエアコンを一晩中動かし続けたせいだ。
蒸し暑さに我慢できなかったんだ。

頭痛薬を飲んで出勤。
機器のウオームアップ中、ある測定器の排水タンクが溢れオロオロする。
部屋中に充満する次亜塩素酸の匂い。

その後、白衣がクリーニングから帰っていなかったり、セキュリティのカードを自宅に忘れて来ていたり、
PCのウイルスソフトが暴走し自らがウイルス化したり。

昼に偉いセンセイが食事に誘ってくれ、連れて行かれたのが回転寿司。
やった奢りかあ、と絵皿とか金色皿を集中的に食べていたらなんと会計は割り勘。
いつも通り無地の皿だけにしておけば良かった・・
頭痛も治らず、夕方うな垂れて職場を出た。


18時から工務店で打ち合わせ。
設計、工務、営業との三者面談は今回が最後の予定。
Mが考えてくれた外装と、無いアタマ搾ってひねくり出した電気系のプランを披露する。

いくつかの修整、いくつかの追加工事、いくつかの確認。
あとは建築確認申請が通るのを待つだけか。
ここまで来たら、早く着工して欲しい。
今の予定では、工事開始はお盆明け。



   

帰宅後、アボガドサラダを作った。
レタスとトマトは畑のもの。 
これでアボガドも自家製なら更に良かったのに。

アボガドの木は耐寒性があるらしく、東京あたりの野外でも冬を越すという。
作ってみようかな。
難点は樹高20メートルの巨木になることと、種を蒔いてから結果まで15年掛かる事だ。








09/7/8 (水) ぼくなつ

   

Mがプレゼントしてくれた、先日発売されたばかりの「ぼくのなつやすみ4」
そして、シャー専用色のPSP。
うう、嬉しすぎる。
しばらくゲームに没頭します。



09/7/7 (火)  営業に対して不満が溜まる

小暑、満月、そして七夕。
朝から蒸し暑い梅雨後期の晴れ間。

バイクや自転車に乗る気力なく、チョロQで出勤。
体調は今ひとつ。
昨夜、と言うより今朝方まで本を読みふけり、殆ど眠って居ないからだ。

そして日常茶飯事と化している機器の不調。
朝9時からの予約で使う機器がエラーを出している事に気付いたのは8時半。
30分格闘し、なんとか穴を開けずに済んだ。
そろそろこの機器も更新したいところだ。
でも1000万円以上する測定器だから、そう簡単に入れ替える事が出来ない。

昼は大勝軒。
こんな暑い日の大勝軒が自虐的で好き。


夕方から夜に掛けて、工務店の営業担当と電話のやり取り。
融資を受ける銀行へ出す書類が揃わないのだ。

この担当と初めて会ってもう3ヶ月になるけれど、僕にとって「ハズレ」だったと言わざるを得ない。
他職種から転職したてで僕が最初の客なのだけれど、不慣れと言う点を差っぴいても手抜かりが多いのだ。

見積もりのミス、書類のミス、連絡のミス。
言った事をやってくれない、メール使えない、動いてくれない。
セキュリティの見積もりも、断熱ガラスの見積もりも、エコキュート補助金の書類も、依頼してから20日経つのに返事が無い。

今までに10回以上転職しているという事が兄と被さり、僕と同じ歳だと言うことも有り多目に見たいという気持ちは有るけれど、
投入する金額が莫大なだけに僕も神経質になってしまう。

設計や工務の人はまさにプロで頼り甲斐があり、建築が始まってしまえば営業ともあまり関わらないのだろう。
でも、見積もり最後の段階で金額が全く合わないなど、ちょっと酷すぎないか。
いったい何故122万円も高くなっているんだ。
危うく車の入らない駐車スペースになりかけたのも、彼の連絡ミスが発端なのだ。



   

夕飯には餃子を作った。
他に、キュウリのヌカミソ、ジャガイモとタマネギの味噌汁、枝豆。
餃子に入れたニラとキャベツ、味噌汁に入れたジャガイモとタマネギ、そしてキュウリと枝豆。
今日の野菜は全て自家製だ。

 

 


 

09/7/6 (月)  ナスを焼いて食う

梅雨前線は停滞し動かない。
曇り時々雨。
湿度は飽和状態。

どうにもこういう天候は苦手だ。
風邪が治らないのも中耳炎になったのも、きっとこの天気のせいだ。
降るなら降れ。 照るなら照れ。

弛んだ月曜日。
朝からいくつかの予約がキャンセルになり、ポカリと時間が空く。
こういう時に会議用レポートでも作ればいいのに、根が怠惰ゆえにそれもしない。
なんだかボンヤリとしているうちに1日が過ぎてゆく。

昼はコンビニ弁当。
信じがたいほど無愛想かつ失礼な態度のアルバイト店員に憤慨し、
勿論それに文句を言える訳はなく、明日から違うコンビニへ行こうと誓う気弱な僕だ。


   

ナスの収穫が始まった。
昨日畑から採ってきたのは4本。
僕はこの長ナスが大好物なんだ。

こんがり焼いて皮をむき、鰹節をかき、醤油を垂らす。
もうそれだけで3合は酒が呑めるだろう。
これからしばらくの間、畑へ行くたびに収穫があるけれど、決して飽きる事が無い。


自宅建築関係の次回話し合いが9日に迫っている。
それまでに宅内電気配線関係と作りつけ家具の配置、外壁の色と配色を決めなければならない。

僕はデザイン能力皆無だ。
だから外壁に関してはM母娘に任せてしまった。
でも、任せた後に多少の不安は残る。
何と言っても真っ赤なキッチンと黄色のバスルーム(これは後で変更した)を選んだ母娘なのだ。
モノトーンの渋い外壁をデザインしてくれとは言ったけれど。

 

 


 

09/7/4 (土)  マンマ・ミーア

   

昨日、Amazonから届いたDVDを繰り返し見ている。
面白いなあ。
劇団四季のミュージカルを2度観て、映画化されたものを見て、サントラを買って、そしてDVD。
こんなにノレるのは、僕らがアバ世代だからなんだろうか。
これを見ていると、何だか妙に幸せな気分になってくる。

ところで、数日前からの風邪に中耳炎を併発したようだ。
今日、耳鼻科医の診察を受け、薬を貰ってきた。
小さな子供の頃、あれほど繰り返した中耳炎。
この歳になっても、その体質は治らないんだねえ。

 

 


 

09/7/3 (金)  咲いた

   

朝6時、咲いた。
いつ見ても素晴らしい花。
品種は「小舞妃」

今、朝の7時半。
これから1人で温泉逃避。
文庫を持って夜までゴロゴロしてくる予定。
仕事は明日がんばります。


 

09/7/2 (木)  何もなし

   

半夏生。
雑節で、天から毒が降ると言われる日。
野菜の収穫は禁。

朝から雨。
台風崩れの熱帯低気圧に刺激された梅雨前線が長大に伸びる。
季節は荒れ気味の天気が多いとされる、雨季末期へ。

気力なし。
元気なし。
食欲なし。
その原因は幾つも思いつくけれど、自分ではどうする事も出来ない。
先に進まなければ沈んでしまうのは解っているのに、力が湧いて来ない。

普段より遅い時間に出勤し、最低限の事をこなし、うなだれて定時に帰宅。
何だかふと寂しくなるけれど、何が寂しいのか解からない。
ワンコは早々に丸くなって眠ってしまった。

酒を買うのを忘れ、角煮でも作ろうかと買っておいた安物紙パックの焼酎を呑む。
肴は缶詰のサバ味噌煮。
Amazonから届いた文庫を開く事も無く、ボンヤリとしている。

 

 


 

09/7/1 (水)  膨らみ始めた

長く伸びた梅雨前線が横たわる。
曇り時々小雨。
湿気を含んだ部屋の空気に、昨夜焚いたラベンダーの香がまだ漂っている。
気だるい朝。

早朝出勤、トラブル、昼食無し、休憩不能。
まあ、いつもの1日。
風邪はまだ治らず。喉が痛い。


   

今年もまた、蓮の蕾が膨らみ出した。
この気品はなんだろう。
毎年株分けで増やしたそれは、今4鉢。
間も無く、連日の開花を楽しめるだろう。

日当たりさえ良ければ栽培は難しくなく、樹木と違い大振りの水瓶があればあまり場所もとらない。
ポッカリと開いたこの花の不思議な魅力を、沢山の人に楽しんでもらいたい。
春先の園芸店に並んだ蓮根を見たら、ぜひ手に取るべきだ。

去年の夏、この花を気に入りビールを呑みながら沢山の写真を撮っていたオヤジはもう居ないのか。
それでもまた、夏が来るのだ。
今年は1人でビールを呑まなければならない。


夜、Mが来る。
10日連続出勤で、次の休みまでまだ3日ある彼女はヤツレて見えた。