03/3 ― 2003年03月30日
■2003/03/29 (土) 奥多摩に散歩 |
木、金と連休で、今日(土)は出勤。
連休明けと明日は日曜と言うことで、全くやる気なし。
こまごまとした仕事でお茶を濁し、今職場の自室で「スッパムーチョ」
をつまみながら日記書き。
木曜はMとホテルに一日篭もり、撮り溜めしてあったビデオを片っ端から
見る。
ER、紀行もの、お寿司の特集。
普段余りテレビを見ないが、こうしてホテルでビールを飲みながらダラダラと
しているのは平和な気分で大好きだ。
ホテルの帰りに大泉の大川で食材を買い、夕方それぞれの家に帰る。
夜、北海道のKから電話。
車を買い換えるとかで、車種の選定をしていた彼女にトクトクとドイツ車の魅力
を聞かせ、遂に引き込んだ。
フォルクスワーゲンのポロ。
小さな車の割に高い買い物になったが、きっと満足すると思うよ、K。
こんど北海道に行った時乗せてくれ。
金曜日は新しく買ったバイクで散歩。
いい天気で気温も上がり散歩日より。
自宅から五日市街道を西へ西へ。
立川を過ぎるとすぐに米軍横田基地だ。
子供の頃から飛行機が好きで、ついついぼーっと見てしまう。
たしか、ここは年に一度一般公開していたと思う。
でも、最近のご時世では中止かな? 軍用機をフェンス越しに眺めていたら
警官が不信な目で見ていたので後ろ髪を引かれつつ退散。
16号線を第5ゲートで左折、暫く走るともう秋川市。
この辺から急に周囲はノドカになる。
畑に大根、キャベツ。 腰の曲がったおバーちゃんも歩いてるし、田舎の風景だ。
武蔵五日市から桧原街道に入り、お待ちかねの峠道。
ひらリひらりと走って本宿を右折。神戸岩から林道に入るつもりが通行止めで
仕方なく本宿まで戻り、噂の手打ちラーメン「たちばな」に入る。
店の窓のすぐ下は渓谷で素晴らしい眺め。
あっさりしたかつお出汁の醤油ラーメンで、麺は腰があってかなり好みの味。
こんな山奥にこんな店があるなんて収穫だった。
こんどMを連れて来なくては。
青梅に出て小澤酒造で昔の酒を再現したと言う「元禄」を土産に買う。
梅林を眺めつつフラフラと帰路につく。
5時間、150キロのプチツーリングはおしまい。
一人で走っていて人恋しくなったので埼玉のMのマンションに土産を持っていき
キスして帰ってきた。
明日の日曜は早起きして庭仕事とバイクいじり。
そうそう、親友のTが明日見合いするらしい。
fight!
■2003/03/26 (水) 仲の良い人たちとお酒を呑む。 |
昨夜、職場のごく親しい4人で飲み会。
場所は三鷹の「かぶらや」
僕が以前から気に入っている店で、落ち着いて呑みたい時用の虎の子の
様なお店だ。
小さな店で、カウンターとテーブルが3つ。
お店の雰囲気がそうさせるのか、大騒ぎする人は少なく、皆、お酒を
味わう為に来ているようだ。
ここの日本酒の揃えは素晴らしい。
日本酒好きなら品書きを見て涙を流すだろう。
様々なタイプ日本酒を揃えているが、特に「十四代」の揃えは敬服すべき
ものがある。
料理もまた良い。
昨日食べたものでは、豆腐の味噌漬け、栃尾揚げ、鳥つくね、鮭ハラスが
特に素晴らしかった。
ここは個人経営のお店の良さに溢れている。
マニュアルに依らない温かみのある対応、そして何よりお酒に対する
愛情が感じられ嬉しくなる。
居心地の良い店と肩肘張らない同僚とで上機嫌。
飲んだ酒は、純平(高知) 醸し人九平次(愛知) 飛露喜(福島)
十四代(山形)安部亀治(山形)。
特に、最後に呑んだ安部亀冶の旨さは感動的ですらある。
お米から、なんでこれほどフルーティな物が出来るのだろう?
こういう店では、味が解らなくなるほど酔わない様に、お酒に失礼に
ならないように、時間を掛けて少しずつ呑みたいと思う。
今回は良いメンバーで、そのような飲み方が出来た。
4時間ほど居心地の良い時間を過ごし店を出る。
でも、そこで終わらないのが悲しい酒飲みのサガ。
皆と別れた後、一人、地元のいつもの屋台でラーメンを啜りながら
お酒を飲む僕。
この屋台の親父と話をするのは楽しい。
大笑いしながら興味深い話を聞く。
一部ネットでも話題になった人で、優しい語り口と話題の豊富さで
飽きさせない。
この人、屋台を始めて今年で43年だそうだ。
43年、日曜以外はほぼ休まずに夜10時から朝まで。
もう、それだけで頭が下がる。
僕が生まれるずっと前から、僕の地元で屋台を開いてきた人だ。
聞きたい話は山ほどある。
その話が聞きたくて、夜中にフラフラと犬を連れて行く事もある。
つくづく、色々な生き方が有るなと、今更ながらに思う。
このオジサンと話していると本当にそう思う。
色々な生き方から、なぜ自分は今の生き方を選んだんだろうかと思う。
と同時に、今の生き方に行き詰ったら、別の生き方を選ぶ事も出来るのか?
そんなシブトさ、柔軟さが欲しいと思う。
■2003/03/24 (月) 1000キロ越しの溜息 |
仕事で色々な人と話をする。
今日の午前中は80代の男性が弥生式土器発掘の話をしてくれた。
面白い話で、あとに待っている人が居るのに随分と長話をしてしまった。
おかげで時間が押してお昼は「チリトマトヌードル」でおしまい。
おやつは「ベビースター」しお味。
昨夜、北海道の女友達と2時間電話。
何度も何度も溜息をつきながら互いの近況を報告しあう。
彼女が板橋の病院を退職し、函館に行って3年。
それは当時は仕方の無い決断だったが今にしてみると後悔しているようだ。
3年経っても今の病院、函館の町のどちらも好きになれないと言っていた。
仕事に振り回され、1ヵ月に3日しか休めず、夜も電話で呼び出され凍結した道を
車で急ぐ生活にホトホト疲れ、すっかり歳を取ってしまったと言っていた。
そう言えば彼女はもう34歳。
僕と初めて会ったときは18歳だったんだから長い付き合いになる。
あの頃は良く吉祥寺で遊んでいたな。
長い学生生活が始まったばかりで毎日がお祭りみたいだった。
イセヤの焼き鳥を歩きながら食べ、ボガでウイスキーを飲み、ぶぶかでラーメンを
食べ、夜中に井の頭公園を散歩するのが僕達のお決まりのパターンだった。
挙句、電車が無くなって歩いて帰ったりして。
あの頃、将来の自分が今のように成っているなんて想像もしなかったと
電話口で彼女は言っていた。
「34歳で独身一人暮らし、毎日朝から深夜まで仕事をし、たまの休みは洗濯と
掃除で終わるなんて。」
そんな、自分で言うほど悪い将来でも無いんじゃないか? と言ったが
内心僕だってあの頃、今のような将来は想像出来なかったと思う。
この歳で独身で、長く付き合っている人は既婚者。
幾ら婚姻関係は破綻し、ずっと別居しているとは言え、人に言える事では無い。
事実、今の僕の状況を全て知っているのは函館に居るこの人ただ一人だ。
いつも最後は、また函館に遊びに行くよ、で電話を切る。
また行きたいな。で、一緒に酒を飲もう。
彼女は性別に関係なく、僕より酒の強い数少ない人でもある。
■2003/03/22 (土) SW limited |
火曜日納車になった二輪車が楽しくて仕方ない。
走っても良いし、いじっても楽しい。
ハイテックな車と違い二輪なら大抵の整備や改造は自分で出来る。
10代の頃からバイクいじりをして来ただけ有って、気が付くとまだ買った
ばかりで悪い所などどこも無いのに分解してみたりちょっとしたパーツを
付けてみたり。
納車された次の日の夜、早速Mに自慢に行った。
強い風の荒れた夜で、マンションの前から電話でMを呼ぶと
アキレタ顔で出てきてくれた。
すげーかっこ良いだろ? と言うと
こんなものが60万以上するの? と苦笑いしていた。
少し話してMは部屋へ、僕は散歩へ。
目的も無くバイクでウロウロするのは楽しい。
あっちにウロウロ、こっちにウロウロ。
まだ少し肌寒いが飽きる事無くブイブイと走っている。
昨日も朝からバイクいじり。
分解してハンダ片手に電気系を変えてみたり
サスペンションの減衰力を変えたり。
昼過ぎからもバイクで髪を切りに行ったり、
三鷹の「江ぐち」にラーメンを食べに行ったり
調布の飛行場に飛行機を見に行って警官に職務質問されたり。
一人遊び好きが益々高じていくんじゃないかな?
車よりもバイクだと一人で行動することが多くなるな。
そういえばMが新しいヘルメットを買ってくれると言ってたな。
オネダリしようかな。
赤いのが良いかな? シャー専用ってことでさ(ガンダムねたです)
そんな訳で、手に入れた新しいオモチャは今の所充分に僕を楽しませている。
暖かくなったらMは後ろに乗ってくれるだろうか?
やっぱり車の方が良いのかな?
今夜は天気下り坂。
おとなしく家でお酒でも飲んでいた方が良さそうだ。
■2003/03/20 (木) 送別会で記憶を無くす |
夜、送別会
飲み会は吉祥寺が多いのだけど、もう少し静かな所でと言う事で
今回は僕の家から徒歩数分の店。
ここは僕が15年以上通っているお店だ。
静かでお酒の種類が豊富で、なにより料理が美味い。
板さんが一人で作るので、混んでいる時は中々料理が出ないのが難点だけど
たぶん、地元で最もレベルの高い味だと思う。
こういう自分の常連の店を職場の飲み会に使いたくないけれど
今回は特別だ。
とってもお世話になった人の送別会なので良い店で静かに飲みたい。
とか言いながら会が始まってみるとやはり大騒ぎだ。
僕は大勢で飲むのが好きでないのだけど、その理由の一つは自分のペース
で呑めないからだ。
それなら酒量を控えれば良いのだけど、そこは酒飲みのサガで、
つい呑み過ぎてしまう。
そうなると、良いお酒も味が解らず、開運だか、久保田だか、白岳泉だか
いつもならゆっくり味わう日本酒も何を飲んでるのか解らなくなる。
留学帰りのSさんは、向こうで知り合った人の子を妊娠中でやがて
国際結婚するとか、久々に会ったF君はタヌキのキグルミで登場するわで
静かな割烹で大騒ぎ。
他のお客さん、迷惑だったろうな。
中でも一番騒いでいたのは僕です。 すいません。
二件目はこれまた僕がいつも飲んでいるバーで。
ここは年中無休、午前3時まで営業している店で、ウイスキーの揃えが良い。
ここらあたりから記憶があいまいで、要するに泥酔状態だったんだな。
本当に良く飲んだ。
バーを出たときMから携帯に着信したのは覚えてる。
深夜なのに車で僕の家の近くまで散歩に来たらしい。
送別会の皆と別れて、Mの車に乗せてもらいキスしたのも覚えてる。
でも、そこまで。
翌朝、酷い頭痛で目が覚めるまでの記憶はない。
まったく、良い年して未だにこんなお酒の飲み方して・・と電話で
Mに怒られた。 すいません。
デジカメの画像をチェックすると、みんな楽しそうに飲んでいる。
良い送別会だったな。
きっとまた会えるでしょう。
その時はまた飲もうね。
■2003/03/18 (火) 納車! |
なんだか仕事以外の雑用の多い今日この頃。
今週も、来週も送別会があり、どちらも幹事で、どちらも職場で
とても仲の良い人のお別れの会。
昨日、その3月いっぱいで退職する人と仕事で明星大学へ行った。
大学前の学生相手の定食屋でメンチカツ定食を食べながら色々話した。
その人とは今の職場に入職以来親しくしていただいた方で、とても仕事の
出来る女性だ。
正直、少し憧れていた。
何年も勉強し、難関の試験に通り、今とは全く違う職種への転職だ。
頑張って!と思う反面、寂しくて仕方ない。
一人、置いていかれる気分。
今、窓の外でガマガエルが盛んに鳴いている。
前にも書いたが毎年、この季節になると古い我が家の池にタマゴを産みに
やって来ていたのだ。
でも、その池はもう無い。
蛙にはスマナイと思う。
でも、不思議だ。 隣の家との境界はコンクリートブロックで到底蛙が
行き来できるはずは無い。
それなら、僕の家の敷地内で越冬したのだろうか?
でも、この土地は重機に掘り起こされ、盛り土されて荒れ果てていた。
この環境で、これだけの蛙たちが生きていたのか?
目的の池が無いのに盛んに鳴く蛙の声を聞くのは辛い。
春には独特の空気の香りが有る。
この季節、北東の方向に北斗七星が登って来る。
その北斗を見上げると、ひしゃくの形をしているのが良く解る。
中国では、春になると北斗のひしゃくが、春特有の香りを
空から撒き散らしてるっていう言い伝えが有るそうだ。
たしかに登ってくる北斗ってひしゃくが何かを撒き散らしている形に
見える。
春だ。やっと僕の待ち望んだ季節がやってきた。
ところで、数日前に書いたスクーターを結局買ってしまい
今日納車された。
60万円以上の買い物だったが、最近良い事が無いので、よい気分転換
になるだろう。
あいにく、今日の東京は雨でガソリンスタンドに行って、帰ってきただけ。
それでも、忘れていた高揚感が湧いてくる。
あの加速や小回りの良さなどは車では感じられないものだ。
車体は黒と銀のツートーン。
グリップヒーター内蔵で手はポカポカだ。
キーを抜くと盗難防止装置の赤色灯が点滅してクールだ
かっこいい。
これは大きな、高価なおもちゃだ。
ある人が「男の年の差の違いは、持ってるおもちゃの値段の差
だけなんだ!」と言ってたけど、これは本当かも知れない。
このおもちゃで何処に行こう?
もう一息だ、はやく温かくなれ!
■2003/03/16 (日) この世の理不尽さに酔う |
今は、日曜日の夜。
自分で許容範囲と思っているよりも呑みすぎてしまった。
先日の青梅・沢の井(小澤酒造)を始め、酒好きが嵩じて酒蔵見学に
何度も行った。
そのたび思うのは、これだけ丁寧に、これだけ真面目に作ってくれるお酒
を大事に呑まなくてはいけない、という事。
酔って味が解らなく、惰性で呑み続けるなどもってのほか。
常にそう思って、良い酒飲みになろうと思っている。
反面、日常の不満やストレスのはけ口として、どうしてもお酒を道具として
使ってしまう。
いけないと思いつつも、お酒に酔って勢いで寝てしまう事も多い。
昨夜良く眠れず、悶々と朝を待ち、6時にはベッドを出た。
予報では午後から雨。
その前に済ませておきたい事があり、休日なのに忙しく動く。
新居に移ってまだまだ落ち着かず、犬が自由に行き来できるスペースを
作ったり、業者の調整不足で歪んでいる門扉の調整をしたり。
そういう事をしながら、僕は本当にこういう事、日曜大工や植木の手入れ
犬と遊んだり、野良猫の写真を撮ったり、バイクの手入れをしたり。
こういう事が好きなんだなと再認識する。
昼過ぎから、お墓の手入れ。
都立小平霊園のお墓は30年前に買ったものだが、近々2年前に亡くなった
祖母の納骨がある。
で、草を抜き、木を切り、150㌔の玉砂利を改めてひき直す。
終わったら午後2時。クタクタで腹ペコ。 朝から何も口にしていない。
で、Mに助けを求め大泉のデニーズでパスタセットをおごってもらった。
ほんの短いデート。 子供の塾の件など聞きながらあっという間に
時間がたち、それぞれの家に帰ってゆく。
Mの所からの帰り道、車で信号待ちをしていると、突然ガラスを叩かれ
窓を開けると「てめーっ ぶつかりそうになって逃げてんじゃねーよ!」
だって。 相手はたぶん10代の奴。
話を聞いてもちっとも要領を得なくて、要するに人違い。
最後まで誤らずに悪態をつき、ぶっ殺すとまで言われた。
家に帰ると自分の駐車スペースに他の車が止まってる。
ホーン鳴らして待ってると、向かいの新築アパートからアベックがいちゃいちゃしながら出てきて、謝りもしないで車を移動した。
そんなこんなで、酒を飲む。
世の中の理不尽さを思いながら酔う。
この理不尽な世界は本当に僕の住む世界なのか?
疲れることが多く味の解らなくなるまで酒を飲んでしまう
■2003/03/15 (土) 世の中のクズ、その2 |
10日に世の中のクズに付いて書いたけど・・
今日、また手紙が来た。
10日の件とは別の名前で、滞納している金をすぐにこの口座に振り込め
でないと直接集金に行くという脅迫めいた文面。
もちろん、覚えは無い。
僕は借金なんてしない。
ネットでざっと調べたけど、最近多いらしい。
金額も数万と小額だし、訳もわからず指定口座に入金してしまう
小心者がいるのだろう。
人間の業って切なく空しいものだ。
ここまでして金を稼ぎ生きて行きたいものなのか。
そうまでして生きて行かないといけないのか。
哀れだ。
でも、まぁこんなチンケな詐欺師なんてどうでも良い。
ちょっと気になったのは、この手のモノやサラ金のダイレクトメールが
来るようになったのはここ一年ほどの事なのだ。
以前は全くといって良いほど無かった。
どこかから個人情報が漏れたのだろうと思うけど、一つ思い当たる事
がある。
一年ほど前からアパートを建てる話が持ち上がり、名義は父だが保証人
として色々なところに住所氏名は勿論、収入状況や債務状況などを
記入してきた。
その頃からこの手のモノが来るようになったからには、疑わざるを
得ない。
不動産屋、建築屋、銀行屋・・
これらどこかの誰かが僕の個人情報を売ったのだろう。
まったく、世の中って奴はどうなってるんだ。
腐ってるじゃないか
■2003/03/12 (水) 奥多摩へ |
公休
Mと東京西部の青梅、奥多摩方面へドライブに。
朝の青梅街道を西へ西へとひた走る。
今日は寒いが良い天気で、強い風に雲も飛ばされたか立体交差の高台から
はるか西に雄大な山々。 丹沢、奥多摩、秩父と一望できる。
16号と青梅街道の交差する十字路のマックで休憩。
ベーコンエッグマフィンとコーヒー。
青梅に着いたのが11時。
ここは地名からも解るように梅の名所だ。
梅郷という地名の毎年来る場所に800円也を払い一般農家の梅畑に車を駐車。
日は暖かだが風の強い中を手を繋ぎ歩く。
露天も出て、観光客も歩いているが、残念ながら今年の開花は遅いようだ。
南の斜面に少し咲いているだけで、満開には程遠い。
あと10日くらいで見ごろかな。
でも、道端にイスを出して、お年寄りがお茶を飲んでいたり
斜面にフキノトウが出ていたり、散歩していてとっても楽しい。
青梅は昔付き合っていた女性が住んでいた所で、感慨深い。
もし、少し歯車が狂っていたら、彼女と結婚してこの地に住んでいたかも
しれない。 彼女は今やお金持ちの奥さんで2児の母だ。
青梅から奥多摩方面に少し走ると沢井という駅がある。
そのすぐ前が、数少ない東京の日本酒蔵元「小澤酒造」だ。
ここは銘酒「沢の井」を醸している。
前もって予約すると蔵の中を一時間ほどかけ見学させてくれる。
以前にも何度か行っているのだが、ここは本当に良い所で、今回も
見学の予約をしてある。
前回の横浜・キリンビールに続き連続のお酒関係のデートになってしまって
面目ないが、彼女はここ、沢の井の静謐は環境がたいそう気に入っている
ので、許してもらおう。
今回、蔵の案内をしてくれたのは20代の女性で、彼女も蔵人、つまり
酒作りの職人だ。
沢の井には蔵人は16人しか居ないそうだ。
機械化も進んでおらず、モロミの攪拌なども全て人力だとか。
細身に見える蔵人の女性も30キロの米袋を担ぐそうだ。
蔵自体も300数十年前に建てられたもので、物凄く重厚だ。
その中で、手間隙かけて作られる酒。
酔って騒ぎながら呑むなどしたら、蔵人達に申し訳無い。
大事に味わなければ、と思う。
奥多摩湖から凍結している周遊道路をへて五日市に抜け都心に帰る。
僅か9時間ほどのドライブだったが、心底リフレッシュした。
僕はやっぱり、車やバイクでどこかに行くという行為が大好きなのだ。
Mと一緒ならなおさらだ。
■2003/03/10 (月) 世の中のクズ |
頭に来る事が有ったので覚え書き
今日、僕が仕事に行っている間に電話があったそうだ。
相手は僕の名前を間違えて読んだ
僕の名前は読みが難しく、良く間違えて読まれる。
よって勧誘の類の電話は大抵名前を読み間違えることで、それと解る。
正しく名前を読めない電話はほぼその類の電話なので、その時は
「そのような者は家には居ない」というように家族のものに言ってあった。
余談だが、電話の勧誘に限らず、世相を反映しているのか、跋扈するクズ
どもが多い。
この前は、滞納しているツーショットダイアルの料金を直ちに
振り込め。 そうでないと家に押しかけるとの葉書が来た。
勿論、そんな覚えは無い。
そのクズは程なく逮捕され新聞の3面記事に消えた。
で、今日のクズ。
そのような者は居ないと言った家族のものに、急に口調を変え、
「家族中でかくまうのか」「借りたものはいつ返すんだ」
家族が何を借りたのか?と問うと「それは知らない方が良い」等々
挙句、一方的に電話を切ったらしい。
繰り返すが、僕は一円の借金も、またその手のモノを利用した事も
無い。
勤め人の居るはずも無い月曜の午後3時。
理由も解らずうろたえた家族が金を払うとでも思ったのか?
こんなクズが世の中に横行している。
もし、また同じような電話が掛かったら、警察に相談しようと思う
でも、やつらは一体、どこから電話や名前の情報を入手するのだろう?
昼間、仕事のトラブルで疲れ、帰宅してその話を聞き、もうグッタリだ。
■2003/03/09 (日) 吉野家行きます? |
久しぶりの晴天の日曜日
色々とやりたいことが有りいつもより早く起きる。
石鹸水を大量に作り盛大に泡立てながら車を洗う。
最近洗車してなかったので洗い甲斐があるな。
車内は先日拭いたからいいかな
その代わり、今日はワックスも掛けようか
ホイールもタイヤも良く洗おう
午前9時半の開店を待って近所のホームセンター「Jマート」に行く。
今日は庭に芝を貼るつもりなのだ。
必要な量はカットされた芝が300枚と腐葉土100リットル、他に肥料や砂など。
それら全てを店貸し出しの軽トラに積む。
量が多く、軽トラの荷台はほぼ一杯だ。
この店はタダで軽トラを貸してくれるから重宝している。
工具類のレンタルも無料でしているので、もう少し暖かくなったら
ウッドデッキなんかも作ろうと思ってる。
芝貼りは単調な作業だ。
あらかじめ砂、腐葉土、肥料などで作っておいた土面に並べていくだけ。
それでも300枚貼るのに2時間がかかった。
目地に土を詰め、水やりして完了。
2週間もすれば根を張り始めるだろう。
これが青く茂ったら綺麗だろうな。 犬も喜ぶだろう。
きっと明日は筋肉痛だ。
庭仕事は楽しい
木の手入れをしたり柵を作ったり。
今度の休みは、晴れたら木の柵作りだ。
庭の中で犬が自由に遊べるように、犬のスペースを柵で作ってやるつもり。
午後2時頃、朝から力仕事をしていた僕は腹ペコだ。
何と言っても朝から何も食べていないのだ。
10代の頃のような凶暴な食欲を感じ、なにか大盛りのジャンクフードを
一気にむさぼりたい気分だ。
で、思い出した。 Mは牛丼の吉野家に行った事無いって言ってたっけ。
洗いたての車で埼玉に急行だ
Mは昼食を食べていたが、吉野家に行くと話すと面白がって付き合ってくれる。
川越街道沿いの吉野家は日曜のせいか家族連れが多かった。
また若い女性も食べに来ていて、昔感じた独特の男世界の雰囲気は無かった。
最近の若い女性って一人で牛丼食べてたりするのね。
特盛に卵をかけて、凄い勢いで食べていく。
あぁこれこれ、昔良く、こんな風に牛丼喰ったな、と思う。
食事済みだったMは半分残してしまったが(僕が食べた)初めての吉野家を
結構楽しんでいて、昨日の一件で腫れた目だったけど、ニコニコと笑っていた。
いつもB級グルメですいません
そのうちミュージカルにでも行って帰りに豪勢に食事しよう
■2003/03/08 (土) 殺意すら感じる時 |
土曜日だけど仕事
帰り道バイク屋に寄る
ずっと欲しかった大きなスクーター(通称デカスク)の見積もりを取る。
それなりに早いスポーツバイクを降りて100CCのスクーターに乗り換えた
のが5年前
スクーターに乗り換えたのは以前、とても大きな怪我をしている事も有り
バイクが怖くなったのが原因だ。 30を過ぎると保身に走るのだ
前はあんなに峠道が好きだったのに
でも、やっぱりもう少し運動性能が欲しい
だが早すぎるのはもう体がついて行かない
で、デカスク。 250~400CC位の排気量で車重200キロ弱の陸を走る
ボートの様なアレだ
大体、諸経費込みで60万円
まぁ、いいか? 良い気晴らしになると思えば60万は高くない?
数日考えてみよう。 いや、実はもう買う積りになっている
カタログを見ながら、何色にしようか? オプションは何をつけようか?
そんな事を考えているのは本当に楽しいものだ
買えば僕にとって6台目の2輪車だ。
夜、ベッドにゴロゴロしながらカタログを見てニヤニヤ。
気持ち良い時間を送っている所に電話が鳴る。
あ、Mだ
機嫌よく電話に出るも、受話器の向こうは泣き声だ。
少し前、Mの娘のために塾を探していた
その子は成績がちょっとアレで、補習塾を探したが中々良い所が
近くに無かった
僕は「2ちゃんねる」にまで書き込みし、割と近くに評判の良い塾を
探し出した。
その塾のクラス分け試験が今度の日曜にある
子供はあまり乗り気でない。まぁそりゃそうだろう。
勉強好きな子供は少ない。
そこに素晴らしいタイミングで子供の父親が電話してきたらしい
今度の日曜日、お父さんと遊びに行かないか?
子供は勿論OKだ
折り返し電話し、その日は試験だと抗議するMの話を聞いても
父親は聞く耳を持たない
蔑視する訳ではないけど、彼は中卒で学歴否定主義者なのだ。
子供にしても、塾の試験より稀に来る父親と遊んだ方が楽しいのだろう。
でもね。
君にとって今、一番大事なのは何なのか?良く考えて欲しい
君の父親が、かつて君や君の母親にした事を考えて欲しい
君はもう中学生なんだよ?
要するに、あの男にとって子供はペットと同じなのだ
自分の都合でアクセサリーの様に自由に出来るペット
責任は放棄し権利のみ強行に主張する
Mと電話で話しながら頭に血が登るのが良く解る
イライラして頭が痛い
悔しくて涙がでた。
あいつが憎い
■2003/03/07 (金) 横浜にビールを呑みに |
公休日
昨夜から冷たい雨と強い風
今日はMと横浜あたりで一日遊ぶつもりだ
鶴川街道あたりから横浜に抜けようと思ったがどの道も大渋滞
仕方なく、環八に出て第三京浜をぶっ飛ばす
横浜、子安で降りたら数分でキリンビール横浜工場だ
ここは前にも一度来てとても気に入ったところ
決まった時間に行けば、綺麗なオネーサンが1時間かけて工場内を
説明しながら見せてくれる
途中でビール製造過程の麦汁なんかも飲ませてくれるし、最後には
出来たてのラガーや一番搾りを飲ませてくれる
園内には洒落たレストランもあってオリジナルのビールが呑める
僕の影響ですっかりお酒が好きになってしまったMは、
僕にビール・ウイスキー工場や日本酒の蔵元に連れ歩かれるうちに
すっかり見学慣れし、担当のオネーサンに色々と専門的な質問をしていた。
利きビールではMに負かされ面目ない
今回は別に食べたいものがあり工場を後にする
横浜駅近くの中央卸売市場の中に凄い食堂が有ると言う情報
を聞いたのだ
そこは年中無休24時間営業で全てが安く、また量がハンパじゃ無いらしい。
小食な僕だけど怖いもの見たさで行ってみたくてしょうがなかったのだ
名物はワラジ位の大きさのワラジカツ定食だって
ワラジカツ!聞いただけで嬉しくなってしまう
店は容易に見つかった
その名も「市場食堂」
店内に入り数秒、凍りつく
店内には100は有ろうかというメニューの短冊書きでびっしり
なんでこんなにメニューが多いのか?
そして皆安い。 一番高いものでも多分「うに丼」の千円
大多数のものは800円程度だ
ワラジカツに未練を残しつつ、僕はうに丼、Mは天丼
やがて運ばれたそれは味は置いておいて、量は確かに物凄いもので
常人ならまず食べきれないだろう
隣の人の注文したチキンカツなど、巨大なカツが三枚もあり、お皿から
大きくはみ出ていた。 ご飯は一番の大盛りは何と1300g!だ
でも、そんな大盛りの定食を若い男の子がバクバクと食べているのは
見ていて気持ちの良い物だ
綺麗な店ではないけど、臆せずに一緒に入ってくれるMも良い人だ
今度は吉野家に連れて行ってやるよ
その後、赤レンガ倉庫をウロツキ、停泊中の客船「飛鳥」に感嘆し
やがて家に帰る時間
あっという間の一日
楽しい時間は飛ぶように過ぎる
いつまでも、こういう日が続けば良いのだけど
■2003/03/05 (水) 工事が終わる |
今日は休肝日の予定だったけど呑んでいる
ビール、日本酒、ウイスキーのゴールデンタイムだ
仕事帰りにジムにより、走って、サウナに入って汗流して
家に帰った
去年の夏から自宅の取り壊し、新築、アパートの建設と、僕の家は
ずっと職人の方が出入りし、僕の車庫は昼間の間作業のための車が
止まるスペースとなっていた
朝車を出すのも、夜車を入れるのも、職人の方にお願いして車を
移動してもらう生活が続いていた
朝、時間の無い時など、トラックの移動などに時間がかかり
正直イライラすることが多かった
で、今夜、車庫を見ると車が止まっていない
自分の場所にごく普通に駐車することが出来た
あぁ、そうだった
今日で全ての作業は終わったんだった
去年の7月以降、ずっと続いていた工事がとうとう全部完了したのだ
長かったなぁ、というのがまず頭に浮かんだ感想だ
8ヶ月ずっとゴタゴタしていたのだ
庭先に置かれていた仮設トイレも撤去されているし、門も壁もキチンと
出来ている
8ヶ月と一口に言ってもそれは気の遠くなるような時間だ
特に両親にとっては負担の多い日々だったと思う
僕でさえかなりのストレスを感じていたのだ
住み慣れた家を取り壊すというのは大変なことだ
重機で破壊される古い家を見ていることは、辛すぎて僕には出来なかった
庭の木を伐採するのは自分の身を傷付けられるように感じる
昔から眺めていた大きな木が倒されるのは本当に辛いことだ
今、窓の外ではガマガエルが鳴いている
毎年、庭の池には蛙たちが卵を産みに来ていた
今年も産卵のために来たのだろう
ゴメンね、もう池は埋めてしまったんだよ
家を建て直すというのはこう言う事なのか
変化には常に寂しさが付きまとう
それでもやはり、工事が済んで一段落つけられることは嬉しい
今夜は乾杯だ
この新しい環境で僕はどんな風に生きていくんだろう
■2003/03/04 (火) みんな居なくなる |
ふあぁ、まだ火曜日かぁ
きっついなぁ
という訳でダレ気味
以前にも書いたが、職場で数少ない仲の良い人たちの
退職、転職が相次ぎ参っている
今月いっぱいで転職するのは隣の部屋の3歳年上の女性
今にして思えば、本当に仲良くいつも一緒に食事していたな
何度も呑みに行ったし、何度も遊びに出かけた
彼女は薬剤師なのだが、以前からの夢でもあった教職に付くため
ずっと努力していた
今回、その努力が実り晴れて4月から小学校の先生という訳だ
おめでとう、何年も頑張ってきた姿を間近で見てきただけに
自分の事の様に嬉しいよ
貴方があれほど感情を表に出して喜ぶ姿を初めて見たよ
でも貴方が居ないと、とても寂しいです
本当に寂しい
なんて、こんな事は面と向かっては照れて言える事では無いけどね
バカな話で盛り上がり、職場内のレポートを一緒にまとめ、
会議ではいつも隣の席で、2年前に僕が入院した時も精神的にも
実務的にも支えてくれた
社会に出てから見つけた、数少ない信頼できる異性の友達だ
志のある人が次々と新しい職場、新しい職種へと転進してゆく
それについて思うところは色々と有るのだけど、今は疲れすぎ
元気が無さ過ぎて上手く考えることが出来ない
ただ、寂しいと感ずるだけだ
時間がどんどんと流れてゆく
季節も次々に去ってゆく
僕も一緒になって流れてゆきたいが、気が付くといつも一人だ
なんだかすっかり年を取ってしまった
■2003/03/02 (日) 優しさと辛さのバランス |
北風の日曜日
午後一時、埼玉のマンションにMを迎えに行く
子供が少年野球の練習でいない午後、少しだけ会うことにした
東京西部の僕の家から埼玉のMのマンションは距離は10キロほどだが
抜け道も少なく渋滞を忍耐で抜けて行く事になる
腹ペコの僕はまず、ひばりヶ丘のラーメン「サニー」へ付き合ってもらう
ここのラーメンは美味い
スープも良いが、なんといっても麺だ
ここのモチモチした自家製麺はクセになる
僕はつけ麺、Mは普通の中華麺
僕は、自分の分のつけ麺だけじゃ足りずに、Mのラーメンの半分を
横から手を出し食べてしまった
二人で1200円の、でも大満足の昼食
そうそう、会話の中で驚くべき事を聞いた
Mは牛丼の吉野家に入ったことが無いそうだ
そんなものですかね?女性の皆さん
吉野家といえば、僕らの救世主、僕らの神
昔からあまりに日常の中に有るので、存在すら特別考えもしない
空気の様な存在だ
こんど、連れて行くと言ったら、凄く喜んでいて反対に困惑した
僕と付き合いだしてから、B級グルメ道邁進中のMである
吉野家に言ったら、「つゆだく、タマゴ」を喰わしてやろう
ホームセンター「ドイト」では僕の庭に張る芝の価格調査
元々が日曜大工好きなので、ホームセンターなんかに行くと
時間を忘れてしまう
電動工具や園芸用品なんかを涎を流しながら見てる
ホームセンターでは幾ら時間が有っても足りない
今度、Mのマンションの庭にも芝を張ってやろう
夕食の食材を買いに和光のイトーヨーカドー
M家の今夜の食事は揚げ餃子、マグロ角煮とお雛様っぽい数点の料理
だそうな
僕はビールだけ買って、Mの買い物に付き合う
日曜のスーパーは混んでいる
混んでいるが、家族ずれ喧騒の中にMといるのは、それなりに心地良い
買い物が終わって店舗屋上、7階に停めた車の中からでっかい夕日を見た
今、夜10時半、自分の家にいる
先日机の奥底から発見した「甲斐バンド」のCDを聞きながらこれを書いて
いる 甲斐バンドかぁ、遠い目になってしまうな
特別好きって訳でもなかったけど、今聞くとなんて懐かしいんだろう
今日のように過ごすと一日は本当に早く楽しい
こういう優しい日がたまに来るなら、辛い日も我慢できるのだろうか
でも、たまにある優しい日で癒すには、日常は辛いことが多すぎる
そしてまた明日は月曜日