朝顔 ― 2019年07月03日
いつの間にか7月がやって来て、今年も後半。
それは日照不足と多湿と雨の毎日。
ただ一点、鮮やかな色を見せる夏の花。
今年も朝顔が咲きはじめた。
西洋朝顔を育てた年も有ったけれど、やはり僕はこんな普通のヤツが良い。
観察日記を書いたり、色水を作ったり、押し花にしたり。
この花に思い出は多い。
明け方、祖母の夢を見た。
17年前に逝った祖母の夢を見るのは本当に久しぶり。
夢の中で祖母は何故か静岡の施設に入所することになっていた。
それを車で送ることになったのだけれど、何かが有って約束の時間に帰れない。
それを祖母に伝えたいのに、携帯電話を壊してしまい連絡のすべがない。
これが最後の別れになるかもしれないから、何としてでも家に帰りたい。
でも、どうやってもそれが出来ずとても苦しんでいる。
そんな場面で目が覚めた。
あの夢は何だったんだろう。
自分が作り出した局面に苦悶して、汗をかいて目が覚めるなんて。
いったいどんな精神状態が、そんな夢を生むのか。
祖母が逝く時、僕は自分の病気で手術を翌日に控え入院していた。
それを今でも申し訳なく思っているのは事実だけれど。
僕は祖母と、祖母の住んでいた家が好きだった。
そう言えば祖母の家でも夏になると朝顔棚が作られていたっけ。