家の整理2018年12月04日

事務仕事に飽いて、職場中庭を散歩した14時。
気温23.5度。
低い雲と生暖かい南風。
とても師走とは思えぬ気配に、妖しさすら感じる。
これが一転、週末から真冬の寒さだという。

自律神経がふがいなく喘息気味な僕は、こういう変動に弱い。
気をつけないと。
ただでさえ、この頃は不調が続く。
血圧が上がり始めているし、不眠も胃痛もいつもの事。

きっとここ数年間の怠惰で無精で無為好褥的な生活が心身を蝕んだのだろう。
ちょっと何とかしなければ、と思うけれど何とか出来るほど前向きでもない。
せめて体重を5キロ落とす決心をし、放置してあった体重計に電池を入れた。

さて、5キロ落とすのにどれだけの時間が掛かるだろうか。
かつてスポーツジムで月に200キロも走り込んでいた。
あれはきっと、今の僕と違う誰かなんだろう。

先日、物置の設置工事が終わった。
それをきっかけに、家の整理に励んでいる。
家電やPC関係の空箱をたたみ資源ごみに出した。
もう使わないだろう趣味の道具は貰い手を探し、それも無ければ廃棄した。
古くなった服を犬の布団にし、備蓄品の賞味期限を確認し、防災袋の中身を一新した。

車用品、畑用品、釣りバイクその他趣味用品を仕分け、
物置に仕舞うもの、家の収納に仕舞うもの、クロゼットに仕舞うものに分類した。
こうしてみると、身の回りの何とサッパリすることか。
もっと整理できるものは無いか、捨てるものは無いかと考え始めるほどだ。

問題は両親に関係するものを捨てられないこと。
いや、それは問題ではなく仕方のない事なのだけれど、その量が多いのだ。
居なくなった人の遺品整理ほど、精神の疲労を伴うものは無い。
いつかやろうと決め、今回もまた箱に仕舞い収納の奥に置くこととした。
そう言えば冷凍庫にはまだ、母が作った餃子が入っているな。
もう食べられないだろうし、取っておいてどうするのか。
でももうしばらく、あそこに置いておくか、とも思う。