犬小屋を捨てた ― 2018年11月14日
腹痛三日目。
昨日受診し、軽い憩室炎だろうとの事。
炎症反応も出血も無いので、投薬、処置等なく、
食事制限で様子を見てくださいと言われた。
大腸内視鏡検査の経験は今までに三度。
その度に憩室を指摘されたが、特に治療を必要としないと言われていた。
前回の検査からまだ一年だから、やはり憩室が炎症を起こしていると納得するべきだろう。
こんな時に限ってMは連続勤務でこちらに来られない。
一人体調を崩し絶食の夜。
やはり少し不安になる。
犬小屋を捨てた。
今の犬のものではなく、その前に飼っていた犬が使っていた小屋だ。
だからもう25年以上前のものだけれど、塗りなおして綺麗にはなっていた。
でも、今の犬はもうそれを使わない。
年老いて庭に出すことが殆どないから。
それに前の犬の匂いが付いているからか、彼女はあまりその小屋を好まない。
粗大ごみとして処分を依頼した小屋は、時間通りに来たトラックに積まれていった。
寂しいな、と思う。
だってそれは、親父と作ったものだったから。
でも、使わないものをいつまでも庭に置いておくことも出来ない。
まるで遺構のようにそこに在る小屋が、少し重くも有ったのだ。
小屋の無くなったその一角は少し明るくなった気がした。
そこにスイセンの球根を植えた。
春になったらきっと咲いてくれるだろう。
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