災害に怯えていること2018年09月07日

6日未明、北海道で震度7の巨大な地震とその後の全道停電。
道内の震度7も全域停電も初だという。
その二日前には台風21号が日本を縦断し甚大な被害を出した。
あの勢力での上陸は25年ぶり。

7月には西日本を中心に観測史上最大雨量の豪雨被害。
6月下旬から始まった災害的な猛暑。
その前には大阪で震度6。
都心で大雪が降ったのも今年だったか。

豪雨被害はこの頃毎年のように発生している。
鳥取も熊本も震度6-7クラスの巨大な地震に襲われた。
台風の被害が多くなったと感じるは気のせいだろうか。
僕の家庭菜園が雨や日照不足、大雪や酷暑で毎年ダメになるのは偶然だろうか。
気象現象が異常化し苛烈になっているのは気のせいではないだろう。

僕が子供だった頃、台風や雪や雷、地震すら楽しかった。
そんな現象が好きで、高校時代は地学部に入って気象観測をやったものだ。
でももうそんな気持ちの余裕は感じない。
台風が発生すれば進路と勢力を心配し、大雨が降れば豪雨化を恐れ、
地震なんて東日本大震災を思い出して体が震えるほどに恐怖する。

恐れるだけでなく備えが必要と誰もが言う。
それは解るし備蓄もしているけれど、それにしてもちょっと酷すぎないか。
なんでこんなに災害が多いのか。
もはや大仏建立しかない、なんて話もネットで飛び交う。
そしてそれを笑い話と思えない。
大仏建立か。

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M宅近く、東京と埼玉の境辺りにある古いうどん屋さん。
武蔵野うどんと言う分野の、この辺のソウルフードだ。
褐色でゴワゴワとした硬い太麺。
肉のたくさん入ったつけ汁。
午後も遅いというのに、次々とお客が来てこんなうどんを啜っている。
店に活気が有って居心地がいい。
そして何よりうどんが美味い。

明日は白露。
夜気が冷え朝露を結ぶころ。
寒くなったらこの店で、温かなうどんを頂こう。
隣の人が汗をかきながら食べていたキツネうどんが美味そうだった。