鹿島神宮、香取神宮2018年08月01日

仕事は休みの火曜日。
朝から暑い。
海の方へドライブしようか、などMと話す。
伊豆箱根方面は行ったばかりだし、江の島は暑そうだし。
久しぶりに犬吠にでも行ってみようか。
そんな感じで走り出した。

混んだ首都高に上がる。
渋滞は嫌いだけれど、ノロノロ運転だと下界を見下ろす楽しみがある。
首都高から見る都心は素敵だな、と思う。
4号新宿線から環状線、9号深川線、湾岸線、東関東自動車道へと乗り継いだ。


そういえばテレビで見たけど鹿島神宮が良いところだった、とMが言う。
鹿島だったら潮来ICで降りたらすぐじゃないか。
犬吠埼をやめて鹿島神宮にしようか、と予定を変更した。
高井戸から潮来まで100キロ強。 1時間半。
意外と近いんだな。

広大な田ではもう早稲が頭を垂れていて、稲刈りも近そう。
こういう広い場所を歩くと深呼吸したくなる。
きっと普段、俯いて歩いてばかりいるからだ。


潮来から長大な橋で鰐川を渡れば鹿島。
その橋から水上に立つ鳥居が見えたので行ってみる。
鹿島神宮・西の一の鳥居。
かつて参拝者の船着き場が有った場所で、水上鳥居として日本最大級とのこと。


日本屈指の歴史(2600年?)と格式を誇る鹿島神宮。
元あったこの鳥居は東日本大震災で倒壊。
境内の杉を使い3年後に再建されたのが現在の鳥居。


境内は広大で静謐。
楼門、本殿、さざれ石、奥宮、要石、御手洗池。
ずいぶん時間をかけ歩いて回った。
暑いはずなのに、巨木の森に囲まれた空気が清々しい。
最後に御朱印を頂き、おみくじをひいた。


潮来を抜けて佐原まできた。
この辺は鰻が名物で、有名店が立ち並ぶ。
目当ての店は臨時休業。
川沿いの小さな店に入ってみたけれど、ここの鰻は最高に美味かった。


川沿いを道を少し散歩した。
利根川水運の街として栄えた名残りの古い商家が並ぶ。
とても気持ちの良い場所で、でも暑さに負けて退散。
今度はアヤメの季節にでも来てみよう。


香取神宮。
武神、荒ぶる魂と言われる鹿島神宮と香取神宮は対を成し関東を護る。
境内はセミの大合唱。
平日のせいか参拝者も少なく、とても神秘的な場所だった。

Mはずいぶん熱心にお参りしていたけれど、何か思うところが有ったんだろうか。
勝負や前に進む力に対し御利益が有ると聞いたけれど。
僕も御朱印を頂いた。
勝負はあまり興味がないけれど前に進む力が湧くと良いな、と思う。
まあ、自分で努力せよという事なんだが。