鉄のフライパン2017年12月11日

トイレ散歩をねだる老犬に起こされたのが、午前3時。
以前はそんな時間に鳴くことは皆無だったのに、歳のせいかこの頃はほぼ毎晩。
寒いし眠いし寝不足になるし、でもそれほど面倒とも思わない。
夜明け前の暗い道を犬と歩くのも良いものだ。
犬の吐く白い息や、アスファルトに響く爪の音。
そんなものをきっといつか、懐かしく思い出すだろう。

東京の日の出は6時40分。
夜明けはまだこれからも遅くなる。
でも嬉しいことに日没は今が最も早く、年末までには10分ほど長くなる。
昼時間もやがて息を吹き返し、もう少しすればだんだんと伸びてくる。
そんな事を喜ぶほど、春が今から待ち遠しい。

仕事は特記事項なし。
仕事関係の飲み会は明日の忘年会で年内最後だったか。
Mも、Mの娘も、僕も、正月の出勤予定は未定。
でもMの娘はどうやら大晦日から三が日あたりまで連続勤務になりそうとの事。
なかなか揃っての年越しが出来ないけれど、まあ仕方なし。

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テフロン等で表面加工されているフライパンは使いやすいけれど、
数年も使うとダメになってしまう。
空煎り出来なかったり焦げに気を使ったり、
コーティングを剥がさないように、日常使いにも神経を使う。
それが嫌で、鉄のフライパンを買ってみた。

重い。
油馴染ませが必要。
手入れが悪いと錆びる。
調理時はしっかり油を使う。
使用後、基本的に洗剤で洗えない。
などなど、これなら今まで使っていたフライパンの方が簡便じゃないかとも思う。
でも鉄製のお玉でチャーハンを豪快に作ったり、手荒に使ってもビクともしなかったり。
重さもかえって手に馴染むし、武骨な雰囲気も良い。
何より、これを使うのが楽しいんだ。

こんなのに味を占め、銅の卵焼き器とか鋳物の鍋とかまで手を出してしまいそう。
その前にもっと料理の腕を磨けって話なんだが。