セミ ひっくり返る2017年08月19日

東京の日の出は5時2分。
また一分、夜明けが遅くなった。
日没だって、どんどん早くなってゆく。
今日のそれは18時26分。
今月に入ってから20分も夜が早くやって来るようになった。

それら季節の移ろいは、犬の散歩をしているとよく解る。
一年中、同じ時間に歩いているのだもの。
少し前までは陽射しが暑かった早朝も、まだ昼の余韻を残す夕暮れも、
今の散歩はもう薄明の中。
これからまた犬と共に、暗い道を歩く季節がやって来る。

職場入りは6時半。
昼食は無し。
13時間働き、疲れて帰宅。

自宅の玄関の前で、アブラゼミが力尽きて死んでいた。
見事なまでの、ひっくり返り様。
感心するほどの死にっぷり。
足の先で突くと、でもそれはハッと我に返りジジッと喚いて飛び去った。
あれは何だったのか。
昼の間一生懸命に鳴き過ぎて、失神でもしていたのか。
もうこの世の限界だったのか。

同じく昼間一生懸命に仕事をした僕も、このまま倒れ込んでしまいたい。
腹が減ったし、疲れたし。
でも犬が散歩を待っている。
疲れたMも帰ってくる。
少し休んだら、もうひと頑張り。
明日は休みだ。

追伸
セミがひっくり返っているのには、それなりに理由が有るらしい。
「セミ ひっくり返る」で検索したら、いろいろ出てきた。